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企業が新入社員に求めることとは?新卒・中途別まとめ

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社員に求める資質は、企業によりさまざまです。この記事では、新卒・中途にかかわらず、新たに自社に就職する社員を「新入社員」と定義し、新卒・中途それぞれに求めることをまとめて解説します。今後、採用したい人材像を定める際の参考にしてくださいね。

また、採用業務には副業人材を活用する選択肢もあります。詳しくは記事の最後をご覧ください。

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企業が新入社員に求めること:新卒社員編

新卒社員は、社会人としての第一歩を踏み出したばかりの存在です。彼らに求められるのは、即戦力としてのスキルよりも、将来的に企業の中核を担うための基本的な素養や成長の可能性といえるでしょう。

ここからは、新卒社員に企業が期待する主な要素を見ていきましょう。

基本的なビジネスマナーやコミュニケーション能力

まず、基本的なビジネスマナーやコミュニケーション能力は、いずれの企業でも必須の要素です。挨拶、敬語の使い方、電話応対、メールの書き方といった基本的なビジネスマナーは、ビジネスの現場でスムーズに人間関係を構築するための土台となります。

特に重要なのが「報告・連絡・相談」、いわゆる「ホウレンソウ」です。自分の業務状況を適宜上司や同僚に伝えたり、分からないことをそのままにせず質問したりする力は、チームワークを円滑にするうえで欠かせません。

学ぶ姿勢と成長意欲

新卒社員は、入社時点でのスキルよりも、その後の成長可能性に期待して採用するポテンシャル採用が一般的です。そのため、すでに持っている経験やスキル以上に、学ぶ姿勢と成長意欲をどれだけ持っているかが重視される傾向にあります。

学ぶ姿勢は、指導を素直に受け入れ、自分のものにしようとする謙虚さから生まれます。また、自ら課題を見つけ、それを解決するために必要な知識やスキルを獲得しようとする能動的な姿勢も重要です。

チームワークを大切にする協調性

企業活動は組織で行われます。そのため、新卒社員には個人の能力だけでなく、チームの一員として協力し合える協調性が重視されます。

協調性とは、自分の意見や考えを持ちつつも、他者の意見に耳を傾け、時には自分の考えを柔軟に修正できる姿勢を指します。チーム全体の目標達成のために、責任を持って自分の役割を果たす意識も含まれます。

指示を的確に理解し、実行する素直さ

新卒社員には、上司や先輩からの指示を的確に理解し、実行する素直さが求められます。この素直さは、単に言われたことをそのまま行うという意味ではなく、指示の意図や背景を理解したうえで適切に行動する能力を指します。

指示内容が不明瞭な場合は、自分で判断せずに確認する姿勢や、指示の背景にある目的を理解しようとする姿勢も求められます。新しい経験ばかりで失敗することも多くありますが、その際にも失敗を素直に認め、次の行動に活かす謙虚さを兼ね備えていることが大切です。

仕事に対する前向きな姿勢と積極性

仕事に対する前向きな姿勢と積極性は、重要な資質の一つです。与えられた仕事に意欲的に取り組むだけでなく、自ら課題を見つけ、解決策を考え、実行に移す主体性があることは、企業人として成長するうえで欠かせない力といえます。

「自分の仕事ではない」と線引きせず、周囲の状況を見て自発的にサポートする姿勢や、失敗を恐れず新たな取り組みに挑戦する姿勢は、企業の成長や変革の原動力となるため、多くの企業が重視しています。

基礎的なPCスキルや業務遂行力の向上意欲

ほとんどの企業において、基礎的なPCスキルは必須となっています。近年では、小学校から高校までプログラミング教育が必修化されるなど、学生時代から高度なPCスキルを身につけている人材も多く、ITリテラシーの高さはむしろ新卒社員の強みになりえます。

企業においては、単にツールを操作できるだけでなく、業務効率を高めるための工夫や、新しいツールやテクノロジーを積極的に学ぶ姿勢も重視されます。

企業文化や価値観への適応力

企業には、それぞれ独自の文化や価値観があります。新卒社員には、そうした企業文化や価値観に順応する力が求められます。企業文化への適応は、職場での人間関係の構築や業務の円滑な進行、長期的な定着に大きく影響するため、採用段階からカルチャーマッチが重視されることが多いのです。

また、新卒社員には企業文化に適応しつつも新たな視点や発想を持ち込み、企業文化の発展に貢献することも期待されています。

企業が新入社員に求めること:中途社員編

中途採用社員には、新卒社員とは異なる期待が寄せられます。前職での経験やスキルを活かし、即戦力として活躍することはもちろん、組織に新たな視点や価値観をもたらす役割も期待されています。

ここからは、中途社員に求められる主な資質を見ていきましょう。

即戦力としての専門知識や実務経験

中途社員に最も期待されるのは、即戦力としての専門知識や実務経験です。前職で培ったスキルや知識を活かし、入社後すぐに成果を出すことが求められます。

特に、業界特有の知識や専門的なスキル、過去のプロジェクト経験などは、新しい職場ですぐに価値を発揮できる強みとなります。また、前職での成功体験や失敗から学んだ教訓も、新たな職場での意思決定や問題解決に役立つでしょう。

一方で、新しい環境や業務にも柔軟に適応する姿勢が重要です。前職での方法にこだわりすぎず、新たな組織の方針や手法を尊重しながら、自分の経験を活かすバランス感覚が求められます。

自ら考え行動できる主体性と問題解決力

中途社員には、指示を待つのではなく、自ら考え行動できる主体性が求められます。また、業務上の問題や課題に直面した際に、その原因を分析し、自ら解決策を考え、実行に移す問題解決力も重要です。前職での経験を活かしながらも、新しい環境特有の課題に対応できる柔軟な思考力が求められます。

中途社員は、新卒社員と比べて社会人経験が長いことが多いため、より高い主体性と問題解決力を期待されることが一般的です。

業務プロセスの改善や効率化への貢献

中途社員は、前職での経験や外部視点を活かし、業務プロセスの改善や効率化に貢献することも期待されます。

企業ごとにさまざまな業務フローやプロジェクトの進行方法があり、それぞれが当たり前となっているケースも少なくありません。しかし、内部人材だけでは気付かなかった課題が、転職者の視点が加わることで明らかになる場合もあります。新たな手法を導入したり、既存の方法と組み合わせたりすることによって、業務の効率化やイノベーションが生まれる可能性があるといえるでしょう。

周囲と円滑に連携できるコミュニケーション能力

どれだけ優れた専門知識や経験を持っていても、それを組織内で発揮するには、円滑なコミュニケーション能力が不可欠です。

一言でコミュニケーション能力といっても、さまざまな力が含まれます。たとえば、自分の考えや提案を分かりやすく伝える力、相手の立場や視点を理解する共感力、適切なタイミングで適切な人に情報を共有する判断力が挙げられます。また、異なる部署や立場の人との調整力や、対立する意見をまとめる力も、中途社員に求められる重要なコミュニケーションスキルです。

企業文化への適応力と柔軟性

新しい会社の企業文化への適応力と柔軟性も、中途社員に求められる要素の一つです。時には前職での「当たり前」を一度リセットし、新しい環境でのやり方を学ぶ謙虚さも必要です。

また、企業文化に適応しながらも、必要に応じて建設的な提案を行い、組織の発展に貢献する姿勢が求められます。特に変革期にある企業では、外部からの新たな視点が組織を活性化させる起爆剤となると考えられることもあります。

後輩や若手社員の指導・育成能力

中途社員には、自身のキャリアや経験を活かし、後輩や若手社員の指導・育成に貢献することも期待されています。これは、知識や技術の伝達だけでなく、仕事への姿勢や考え方、キャリア形成のアドバイスなど、幅広い面でのサポートを含みます。

特に、プロジェクトリーダーやマネジメント層として採用された場合は、チームビルディングやメンバーの動機付け、個々の強みを活かした役割分担など、リーダーシップスキルも求められます。

迅速な成果創出と早期戦力化

中途社員には、迅速な成果創出と早期戦力化が強く期待されます。これは、単に数値上の成果を求められるだけでなく、組織内での信頼構築、業務プロセスの改善、チームの活性化など、さまざまな側面での成果を意味します。

さらに、自身が早期に戦力化するだけでなく、周囲を巻き込んでチーム全体の生産性向上に寄与することも期待されています。

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この記事では、新卒・中途を問わず、自社に新たに就職する社員を「新入社員」と定義し、新卒・中途それぞれで新入社員に求めることを解説しました。採用したい人物像やコンピテンシー項目を整理する際の参考になるポイントは見つかりましたか?

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