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プロダクトマネージャーを業務委託に発注する際のメリットや注意点まとめ

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企業の製品やサービス運営全体の責任者として品質管理を担い、顧客満足度や利益向上に貢献するプロダクトマネージャー。昨今、この役割を担う人材を自社で採用せず、外注する企業も増加中です。

今回は、プロダクトマネージャーを業務委託として発注した場合のメリットやデメリット、副業における具体的な案件例を、報酬相場を踏まえながら詳しく解説していきます。

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プロダクトマネージャーは採用して内製化すべき?外注で業務委託すべき?

ITエンジニアにより編成されたチームのプロダクトを責任者として統率し、開発計画からメンバーとなる人材の確保、管理といった一連の流れをトータルでマネジメントするプロダクトマネージャー。

同様に製品開発に関わる仕事であるものの、製品価値の最大化を目指し、プロジェクトの完遂を管理するプロジェクトマネージャー(PM)と区別するために、「PdM」と略されます。

プロダクトのスペシャリストであるポジションを担う人材を自社採用して内製化した場合、社員の成長に繋がり、情報の共有もしやすいため、ノウハウが社内に蓄積できるメリットがあります。

ただし、思うような人材を採用できない可能性もあり、採用に至っても、一人前に育成するまでのコストを時間・費用の両面で負担していかなければなりません。

一方、即戦力となる外部のハイレベルな人材に業務委託すれば、自社のリソースだけでは成し得なかったプロダクトを遂行できる可能性はさらに高まるでしょう。

新たなハードウェアや技術が日進月歩で発展していくなか、プロダクトマネージャーを内製化または外注するかは、状況によって向き不向きがあります。

以下に挙げるメリットやデメリットを理解したうえで、自社の環境やプロダクトの規模によって、うまく活用していくことが賢明です。

プロダクトマネージャーを外注で業務委託するメリット

プロダクトマネージャーを外注で業務委託した場合に得られるメリットは、以下の3つが挙げられます。

プロのスキルを利用できる

プロダクトマネージャーは、プロダクトの計画や立案はもちろんのこと、担当するメンバーのアサインや管理など、責任者として全工程に関わらなければなりません。

このため、プロダクトメンバーだけでなく、クライアントに対するコミュニケーションスキルや、利益を生みだすためのコストマネジメントスキルがある人材登用は必須といえるでしょう。

この点において、プロダクトマネージャーとして活躍する人材が多数在籍する制作会社や、経験豊富な個人事業主に依頼すれば、必要時にプロのスキルを利用することが可能です。

人員の調整が柔軟に行える

プロダクトやサービスにより、求められるスキルや経験はさまざまです。プロダクトマネージャーを外注して業務委託にすれば、その都度最適な人員での活用が可能になるでしょう。

必要に応じた人員数でプロダクト全体の運用ができれば、効率よく業務が進むうえに、無駄なコストがかかることはありません。

新鮮な視点や斬新なアイデアを享受できる

制作会社や個人で活躍しているプロダクトマネージャーは、培ったスキルや豊富な経験を活かして、さまざまなプロダクトに参加している人材がほとんどです。

このため、最新の知識やノウハウが業務に反映され、外部の人材ならではの客観的かつ、新鮮な視点と斬新なアイデアで、プロダクトを成功へと進められる点がメリットといえるでしょう。

プロダクトマネージャーを外注で業務委託するデメリット

ビジョンや価値を構築しながら市場や顧客のニーズに応え、プロダクトの成功に直結する重要なポジションであるプロダクトマネージャー。

多くの企業が必要とするプロのスキルを利用できるうえに、コスト削減も可能なプロダクトマネージャーの外注ですが、得られるのはメリットだけではありません。

以下に挙げる2つのデメリットがあることも理解したうえで、自社の戦略や状況などを考慮しながら、上手に活用していくことをおすすめします。

立ち上がりに時間がかかることがある

プロダクトは、事前の具体的なスケジュールやコスト計画を策定し、システム開発や営業といった各部門との調整が、何より重要となります。

開発の段階においてはコスト面などで開発部門との調整が、また、リリース後なら営業部門との調整が不足していると、スケジュールが遅延することも珍しくありません。

外部の人材にプロダクトの責任者であるプロダクトマネージャーを一任する場合、早い段階での連携体制の確立は必須といえるでしょう。

コミュニケーションの工数が増える

外部の人材は、どうしても自社のカラーやビジョンに馴染みにくい面があり、コミュニケーションが不足していると、プロダクト運用に支障をきたすケースもあり得るでしょう。

まず、プロダクトの責任者であるプロダクトマネージャーとの連携がしっかり取れていなければ、成功には繋がりません。

このため、コミュニケーションの場を積極的に設けて、頻度や方法などはあらかじめ決めておけばスムーズなやりとりが可能になります。

業務委託できるプロダクトマネージャーの主な仕事

プロダクトマネージャーを業務委託として検討した場合、おすすめできる2つの仕事を以下で紹介していきます。

WEBサービス(サイト)開発

オンラインでのショッピングサイトやSNSをはじめ、動画配信サービスなど、テクノロジーの進化と共に、ますます多様かつ高度なものとなっているWEBサービス。

企業が新たな価値を創造し、既存のビジネスモデルを刷新する手段として、WEBサービス(サイト)の開発は欠かせません。

フロントエンドとバックエンドに大別される業務を開発から運用まで責任者として統括していくため、まさにプロダクトマネージャーとしての手腕を発揮できる仕事といえるでしょう。

アプリ開発

日々スマートフォンやタブレットを使うユーザーにとって、なくてはならない存在となっているアプリは、企業にとってもユーザーニーズを収集しやすく、自社の情報を効率よく提供できるツールです。

ユーザーニーズを充足させる利用目的に沿って、販売を見込めるアプリ開発の市場は今後も成長が期待されています。

KPIツリーなどのフレームワークを駆使しながら、ユーザーにとって機能だけにとどまらない価値を感じられるアプリの成長に寄与できるのも、プロダクトマネージャーとしての醍醐味といえます。

プロダクトマネージャーを外注する際の注意点

プロダクトマネージャーを外注する際は、あらかじめ以下に挙げる2つの注意点を意識しておけば、思うような成果に繋がらないなどのリスクが回避できます。

明確な役割と期待値の設定

プロダクトマネージャーに業務を任せるにあたっては、まずプロダクトにおけるサービスの目的や要件を明確にしておくことが肝心です。

契約時には内容を詳細に書面化し、担当プロダクトの期間と担当範囲、報酬額や支払方法をはじめ、情報の取り扱いを含めた損害賠償などの条項を盛り込むことをおすすめします。

そのうえで、スキルや経験といった面だけでなく、コミュニケーションスキルやチームをうまく統率できている場合には報酬に反映されるなど、評価基準を設定しておくことが望ましいでしょう。

知識共有とドキュメンテーションの強化

プロダクトを成功に導くには知識や情報の共有が欠かせません。ただし外部の人材に業務を依頼する以上、秘密保持に関する具体的な手段は契約時にきちんと明示しておくべきでしょう。

これらの環境を整えるほか、定期的なミーティングの実施など、ドキュメンテーションを強化して、業務の進捗や課題、フィードバックなどをまめに共有することで、互いに信頼関係を築くことができます。

プロダクトマネージャーを外注する場合のパターン

プロダクトマネージャーの外注を検討した場合、依頼先は以下に挙げる3つのパターンが一般的といえるでしょう。

制作会社に発注する

プロダクトマネージャーの業務経験豊富な人材が多数在籍し、ノウハウも蓄積されている制作会社への発注は、難易度の高いプロダクトにおいて最も効果が得やすいといえるでしょう。

ただし、ハイスキルな人材に依頼できる分、外注費も高額になりがちです。また、市場の需要と供給のバランスにより、望むレベルの人材獲得が難しい場合もあります。

個人事業主に発注する

情報や通信事業において、個人事業主として活躍する人材が増加している現状、条件が合えば、即日での稼働が可能などスピーディに対応してもらえる点で、個人事業主への発注はおすすめです。

また、個人のため、制作会社に発注するよりもコストを抑えることができるうえに、業務に関してもかなり柔軟に対応してもらえる点でもメリットが大きいといえます。

制作会社と同様にスペシャリストとして評判の高い人材は、引き合いも多くなるため、競争率が高くなってしまうのが難点といえるでしょう。

副業社員を採用する

本業でもプロダクトマネージャーに従事している副業社員を採用すれば、即戦力としての活躍が大いに期待できるため、おすすめです。

ただし、本業との兼ね合いで、業務内容や範囲に制限がある場合も多く、時間に融通が利かない点がデメリットともいえるでしょう。

プロダクトマネージャーの外注・業務委託の報酬相場

プロダクトマネージャーを外注で業務委託した場合、目安となる報酬は外注先により、どの程度を見積もっておけばよいか、事前に相場を知ることで比較検討しやすくなるでしょう。

以下で、市場で最も多い層であるプロダクトマネージャー経験3年程度の人材について「制作会社」「個人事業主」「副業社員」それぞれに依頼した場合の、時給相場を紹介していきます。

制作会社 時給5,000~6,500円程度
個人事業主 時給4,000~5,000円程度
副業社員 時給3,500~4,500円程度

プロダクトマネージャーの副業案件の例

プロダクトマネージャーの副業案件には、どのようなものがあるでしょうか。「稼働時間」「単価」「条件」の具体例を踏まえながら、以下に2例紹介していきます。

ニューロテックサービスに関するPdM

稼働時間 25時間程度/月
単価 10万円〜/月
※スキル・経験により最終決定
条件 プロダクトマネージャーとして以下の経験がある方

・プロダクトのロードマップの策定経験
・プロダクトバックログ管理経験
・ユーザーリサーチ経験
・仮説検証経験
・メトリクス設計やデータ分析経験

業務内容 ・プロダクトのロードマップの策定
・開発アイテムの起案・優先順位付け
・ユーザーリサーチ
・仮説検証
・メトリクス設計・データ分析

クラウド型ノーコード開発プラットフォーム開発のPdM

稼働時間 30時間程度/月
単価 15万円〜/月
※スキル・経験により最終決定
条件 ・ネイティブアプリの開発経験がある方
業務内容 ・事業/プロダクト戦略、短期目標の策定/推進/管理
・ステークホルダーのニーズの把握、問題発見・解決案の策定
・社内開発チーム(エンジニア、デザイナーなど)や、ビジネスチームとの共創
・ターゲティングや市場定義等をはじめとした市場開発の推進
・プロダクトを開発していくうえでの仕組み化/組織化の推進

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今回は、プロダクト全体の統括に欠かせないプロダクトマネージャーを副業社員に依頼した場合に役立つ、さまざまな情報をお届けしました。

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