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副業ノウハウ

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TikTokは副業で収益化できる?ポイントや注意点まとめ

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ショート動画の流行に伴って注目され続けている、短縮動画プラットフォーム「TikTok(ティックトック)」。今では誰もが手軽に動画を作れて発信できる時代。あわよくば収益化したいと考える人もいるかもしれません。

この記事では、そもそもTikTokでの副業は可能なのか、TikTokでの収益化の方法とポイント、さらに副業にする際の注意点を詳しく解説します。

TikTokで副業はできる?

TikTokは、中国のByteDance(バイトダンス)社という企業が提供するショート動画専用のSNSです。YouTubeやInstagramなど各SNSでは、フォロワー数が数万人以上いるなど影響力を持つ人をインフルエンサーと呼びますが、TikTokのインフルエンサーは「ティックトッカー」と呼ばれています。

ティックトッカーのレベルになれば広告代理店や企業から声がかかり、商品やサービスをTikTokで紹介することで報酬を得たり、自身が運営するブログに誘導してアフィリエイト広告で収益を得たりすることが可能です。

一方アカウントが作りたてであっても、流行やニーズをとらえた動画であれば「バズり」やすく、「おすすめ」として紹介されることは難しくありません。X(旧Twitter)やInstagramと比較すると気軽にフォローする傾向にあるのも特徴で、質の高い動画をコツコツ上げてフォロワー数を伸ばせれば、TikTokでの副業は十分に可能です。

TikTokの収益化の主な方法

TikTokで収益化するには、2023年10月時点で4種類の方法があります。ここからは、TikTokでの収益化の方法を詳しく解説します。

投げ銭

1つ目は、TikTokライブでの投げ銭です。TikTokライブでは、視聴者がバーチャルコインを購入し、配信者に贈ることで投げ銭が可能です。ギフトの値段は2円から3万7千円まで幅広く、気軽に参加できるのが魅力といえるでしょう。配信者は配信後、ギフトを現金へ交換することで収益化します。TikTokライブの明確な還元率は公開されていませんが、だいたい30~50%とされており、人気配信者になれば一度の配信で数万円から数100万円稼げることもあります。

TikTokライブは、18歳以上でフォロワー数50人以上の基準を満たせば誰でも配信できます。なお、クリエイターへのギフティングや収益化機能もそれに伴い18歳以上から可能と定められているため、事前に確認しておきましょう(※1)。

※1出典:TikTok『コミュニティガイドライン 未成年者の安全とウェルビーイング』

Creativity Program Beta

これまで、TikTokのプラットフォーム自体で収益化するには、投げ銭機能しかありませんでしたが、2023年8月に「Creativity Program Beta」と呼ばれる新たな収益化プログラムが日本で開始されています。一定の基準をクリアしたアカウントでは、YouTubeと同様に動画の視聴回数に応じた収益化が可能です。

ちなみに「一定の基準」とは、以下の通りです(※1)。

1 18歳以上
2 コミュニティガイドラインを遵守している
3 フォロワー数が1万人以上
4 過去30日間の動画視聴数が10万回以上

※政府・自治体関連のアカウント、ビジネスアカウントは申し込み不可


※1出典:TikTok『TikTok、クリエイターがクリエイティブなオリジナル動画を通して報酬を得られる新たな収益化プログラム「Creativity Proguram Beta」を公開!』

アフィリエイト

TiKTokのプロフィール欄に自分のホームページや運営しているWebメディアのURLを掲載し、遷移先で広告をクリックしてもらったり、商品やサービスを購入してもらったりすることでアフィリエイト収入を得るのも一つの方法です。

ただし、アフィリエイト収入を目指す場合は、Webメディアやブログを運営していることを前提にしています。TiKToKを集客のツールとして運用しながらWebコンテンツを充実させていく必要があり、動画配信やショート動画制作スキル以外に、ライティング力などのメディア運営に関するさまざまなスキルが必要です。

PR案件

まとまった数のフォロワーがいるアカウントには、企業からのPR案件が来ることもあるでしょう。商品やサービスを、TikTok動画を通じて紹介する方法で、企業との契約により報酬はさまざまです。

フォロワー数が数千人の場合でも「マイクロインフルエンサー」と認識され、商品提供やサービスのモニターとして無料でサービスが受けられる案件依頼もあります。フォロワー数が多いほど企業にとっての広告価値が上がるため、報酬は高くなり、場合によっては1投稿あたり数十万円から数百万円の契約になることもあります。

TikTokを収益化するポイント

TikTokを収益化するためには、いずれにしてもまず動画の視聴回数やフォロワー数を増やすことが大切です。そのために、TikTokでは「おすすめ」に表示されやすくするための活動が重要です。

ここからは、実際にTiKTokで収益化する際に気をつけたいポイントを6種類紹介します。

アカウントのテーマを決める

TikTok運用を始める前に、まずはアカウントのテーマを決めましょう。TikTokの動画は主に情報型とエンタメ型の2種類に大別できます。

エンタメ型アカウントの場合はテクニックが必要ですが、初心者がアカウントを一から設計する場合は、情報提供のジャンルで運用するのがおすすめです。アカウントには、トップページを見ただけで何について発信しているかわかる、統一感が必要です。テーマが決まったら、基本的にはそのテーマに沿って動画を制作し、まずはフォロワーを伸ばすことに注力しましょう。

ハッシュタグを活用する

ほかのSNSと同様、投稿に適切なハッシュタグをつけるのも大切です。ユーザーは、知りたい情報や見たい動画を探す際にハッシュタグを入力して検索します。ハッシュタグをつけることでフォロワー以外にリーチできるため、新規視聴者・フォロワーを獲得しやすくなります。

さらに、ハッシュタグをつけることで、動画を見てほしいターゲット層のおすすめ欄に表示される可能性が高まるともいわれています。投稿のタイミングでトレンドのハッシュタグや「おすすめにのりたい」などの人気ハッシュタグを含めて複数つけると良いでしょう。ハッシュタグの数は5~10個程度がおすすめです。

流行に乗る

TikTok運用では流行に乗ることも大切です。TikTokを流し見していると、その時々で流行っている音楽を多数のクリエイターが使用しているのが体感できるでしょう。流行している音楽があれば、あえてそれを選択することでおすすめに表示されやすくなるといわれています。ほかのクリエイターの投稿も頻繁にチェックし、音楽のトレンドも勉強しておくようにしましょう。

流行のトピックスもあります。グルメ系の発信のなかでもトレンドをおさえたジャンルの発信を意識して動画を作ると、複数の人の目に触れる可能性があります。過去のTikTokでの流行は、半年ごとに「チャレンジ」「ミュージック」「グルメ」「ヒットアイテム」「話題」の5つの部門で発表される『トレンド大賞』から確認できるので、参考になるかもしれません。ただし、TikTokの流行の移り変わりは激しいため、常にトレンドをチェックする姿勢が欠かせません。

更新頻度を高める

いずれのSNSでも同様ですが、最初はできる限り更新頻度を増やして運用しましょう。運用しながら徐々にクオリティが高まり、トレンドをキャッチする力がついてくると同時に、物理的に投稿頻度が高いと、それだけ多くの人の目に触れる可能性が増加します。ファンが増えれば平均再生回数やいいね数、フォロワー数も上がってきてモチベーションになるでしょう。

投稿の分析と検証を行う

TikTok運用では、常に過去の動画を振り返り、PDCA(Plan、Do、Check、Action)を回すことが大切です。TikTokが動画を「おすすめ」に表示させる仕組みとして公開しているのは以下の通りです(※1

<ユーザーインタラクション>
いいね数、シェア数、アカウントのフォロー数、コメント数、作成したコンテンツなど

<動画の情報>
キャプション、サウンド、ハッシュタグなど

<デバイスとアカウントの設定>
言語や国の設定、デバイスの種類など
(これらの要素からユーザーの嗜好の判別は難しいため、レコメンドシステム上では他要素より重要度は低い)

またTikTokには、インサイト機能があります。ここでは、動画の視聴回数やプロフィールの表示回数、いいね・コメント・シェア数、ユニーク視聴者数、さらに再生された時間帯などが確認できます。最初から完璧な動画を作るのは難しいため、インサイトを確認し、視聴者の反応を見ながら修正を繰り返すことが大切です。

※1出典:TikTok『TikTokが「おすすめ」に動画をレコメンドする仕組み』

他SNSも活用する

InstagramやX(旧Twitter)、あるいはYouTubeなど、ほかのSNSでTikTokでの発信内容を告知したり、アカウントのURLを貼付したりして流入経路を増やしておきましょう。TikTok以外のSNSでついているファンが流れてきてくれる可能性が高まります。

なお、TikTokで投稿を完了した直後に、その旨を逐一TikTok以外のSNSで発信するのも効果的です。TikTokアカウントならではの情報や発信内容になっていれば、他SNSからの新規視聴者がさらに期待できるでしょう。

TikTokを副業にする場合の注意点

ここからは、TikTokを副業にする場合の注意点を3つ紹介します。

機材を用意する必要がある

TikTokを運用するには、最低限スマートフォンが必要です。逆にいえば、スマートフォンさえあれば運用することは可能です。

ただし、画面に向かってトークしたり説明したりする動画の場合は、マイクを用意するとよりクリアに声が入ります。またメイクやヘアアレンジ、ファッション系の発信の場合は、照明や三脚があると便利です。映像自体の質も重要なので、明るくて見やすい動画を仕上げましょう。

プライバシーに気をつける

副業の場合は、身バレが心配な人も多いのではないでしょうか。自分自身を特定されたくない場合は、最低限プロフィールに表示する写真や名前には配慮しましょう。

また、最近は画像解析技術が進んでおり、ほんの一瞬、少しの動画への写り込みで自分自身や撮影場所、さらに窓から映った景色から自宅を特定されてしまうケースもあります。「こんなところまで」と感じるかもしれませんが、思わぬ形で拡散されることもあるため念には念を入れ、動画を制作しましょう。

確定申告が必要になる場合がある

事業所得(※1)は、副業で得た総収入額から必要経費(※2)を差し引いた額を指し、これに所得税がかかります。TikTok運用の副業で、年間20万円以上の事業所得が得た場合には、本業とは別に確定申告する必要があります(※3)。

確定申告についてさらに知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:副業で確定申告は必要?基本からわかりやすく解説

※1出典:国税庁『No.1350 事業所得の課税のしくみ(事業所得)』
※2出典:国税庁『No.2210 やさしい必要経費の知識』
※3出典:国税庁『確定申告が必要な方』

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この記事では、TikTokでの副業は可能なのか、TikTokでの収益化の方法とポイント、さらに副業にする際の注意点を詳しく解説しました。

TikTokは、頻度高く動画投稿する必要があり、本業と別で長期的に継続するには気合いが必要です。一方で、自分の得意なことや好きなもので収益化を狙える夢のある副業ともいえるでしょう。

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