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副業ノウハウ

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副業で声優になれる?時給相場や案件例、注意点まとめ

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映像作品やキャラクターに声で息を吹き込む声優。一度は憧れた経験がある人もいるかもしれません。

この記事では、声優として副業を始めることは可能なのか、仕事の種類や求められるスキル、さらに始める際の注意点を解説します。

実際の案件例や時給相場も紹介するので、参考にしてください。

声優の副業はある?

声優の副業には、アニメーションや漫画動画などのキャラクターに合わせて自らの声をあてる仕事と、企業のプロモーションビデオやWeb動画でナレーションをする仕事の大きく分けて2パターンがあります。

声優といえばレコーディングスタジオでの収録を思い浮かべる人がいるかもしれませんが、実はオンラインで完結する仕事もたくさん存在し、「ネット声優」「在宅ナレーター」などと呼ばれています。クラウドソーシングで募集されている声優案件も見受けられ、スキルシェアでポートフォリオやボイスサンプルを掲載して仕事を募集する人も存在します。

声優の副業は自宅にいながら都合の良いタイミングで仕事ができるという点で、初めて副業にチャレンジする人にとっても始めやすいといえるでしょう。特に声優に憧れる人にとっては、副業から地道に実績を作っていけばプロへの道が開ける可能性もあり、大きなチャンスへとつながるきっかけになるかもしれません。

声優の副業の主な種類

声優の副業にもさまざまな種類があります。ここからは、そのうちの4種類を紹介します。

ナレーション

テレビやラジオ番組、スーパーや百貨店での館内放送、企業のプロモーション映像などのさまざまな場面で解説や語りを入れるナレーションも、声優の仕事の一つです。副業のナレーション案件では、依頼元に自宅で収録したボイスデータを納品するのが一般的です。

誰にでも聞き取りやすい言葉で情報を伝えられる滑舌の良さや発音の技術が求められ、さらに映像や目的に合わせて声色を変え、適切な世界観を表現するスキルが必要です。とりわけドキュメンタリー番組のナレーションでは、シーンに合わせて柔軟に表現を変える演技力や表現力が欠かせません。

ボイスドラマ

映像がなく、音だけでドラマを構成したボイスドラマも声優の活躍の場の一つです。漫画やライトノベルが原作になっている作品が多く、登場キャラクターの掛け合いによりストーリーが展開します。

映像がない分、聴き手の想像力を掻き立てるような演技力が求められ、事前にキャラクターの性格や性質を熟知し、それを声だけで表現しなければなりません。

なおアニメーションのアフレコのようにキャラクターの口の動きに合わせてセリフを入れ込む必要はないため、細かい尺を気にせず伸び伸びと演技できるのが特徴的です。声での表現や演技に集中できるため、ボイスドラマの声優として実績を積めば、その側面で一層のスキルアップが叶うかもしれません。

ゲームのキャラクターボイス

ゲームのキャラクターボイスとは、文字通りゲーム内に登場するキャラクターの声を指します。最近は複数のキャラクターが登場するゲームがたくさん販売されています。

シリーズ化されているような人気ゲームでは、ファンを抱える大物声優が声を担当するケースがほとんどです。一方、比較的新しいゲームでは新人声優が採用されることもあります。スマートフォンやパソコンでプレイするゲームがどんどん普及し、個人でも制作できるようになってきているため、今後も需要の拡大が見込める仕事といえるでしょう。

基本的に一人で収録を行うため、ゲームのプレーヤーやほかのキャラクターに語りかけたり対話したりしているように感じさせる演技力が求められます。なお、アクションゲームでは、技名や「やっ」「はっ」といった掛け声にも複数のバリエーションがあり、全て順番に収録していきます。

Vtuber

3Dや2Dのデジタルアバターの姿で歌を歌ったりトークしたりするVTuber声優。ライブ配信者の場合は視聴者からの「投げ銭」が、動画配信者の場合には動画につく広告から得られる広告収入が収益軸となります。

フォロワーが増えてくると、商品やサービスを紹介するPR案件のオファーが舞い込むケースもあります。人気キャラクターになればなるほどCM出演やグッズ販売、イベント出演など、多方面に活躍の場が広がる可能性のある、夢ある副業といえるでしょう。

声優の副業案件の例

声優の副業といっても、さまざまな仕事内容があります。ここからは、具体的な副業案件を2つ見ていきましょう。

ゲームのキャラクターボイス募集案件

業務内容 PC・スマホ用ゲームの女性キャラクターの声優を担当する
・明るく元気な大学生の女性を想定したキャラクター
・ゲームのイメージがわかる参考動画を参考に世界観を形成
・自宅などでキャラクターボイスを収録し、WAVE、MP3形式のデータとして納品する
稼働時間 【200種類のファイルを制作する場合】
1日あたりの勤務時間:2時間(20ファイル収録)
1ヶ月に10回勤務(20時間/月)
単価 200種類納品で4万円
条件 ・声優やナレーションの経験がある人歓迎
・応募時にボイスサンプルを提出する
・納品した成果物の著作権は発注者へ譲渡

企業のPR動画ナレーション業務

業務内容 企業のコーポレート映像でナレーションを務める
・4〜5分の動画にナレーションをつける
・1,000文字前後の原稿提供あり
・自宅などでナレーションを収録し、WAVE、MP3形式のデータとして納品する
稼働時間 1日あたりの勤務時間:2時間
1ヶ月に1回勤務(3時間/月)※修正対応含む
単価 音声ファイル納品で2万円
条件 ・落ち着いていて信頼感のある、コーポレート動画にふさわしいナレーションができる人歓迎
・応募時にボイスサンプルを提出する

声優の副業案件の時給相場

声優の案件は、案件単位で報酬額が設定されているものが多く、一般的には依頼されたボイスデータを納品することで報酬が発生します。ボリュームにもよりますが、多くの案件で1万円から5万円程度が相場となっているようです。

本業で声優として活動し、それ一本で生活できる人はほんの一握りで、副業レベルの携わり方で十分に稼ぐのはあまり現実的ではありません。

一方、自分の作り上げたアバターでVTuberとして活動する場合には、中長期的に投げ銭や広告料で数万円から場合によっては数十万円、数百万円を稼ぐ売れっ子へと成長できる可能性が秘められています。

駆け出しのうちの収益化はかなり厳しくても、定期的にコツコツ活動することで後にまとまった報酬額へとつながるかもしれません。

声優の副業の注意点

ここまで、声優の副業の仕事の種類や実際の案件例、報酬相場を解説してきました。
ここからは、声優の副業案件を獲得する前に知っておきたい注意点を2つまとめます。

SNSでの募集には注意

最近は、声優案件のみに関わらずSNSで仕事依頼を受けるケースや、SNSで案件募集を見て自ら応募することが増えています。

「SNS採用」という言葉があるほど、企業が採用にSNSを活用するのは一般的になってきたものの、募集元が信頼できる法人や個人であるかは十分に精査しなければなりません。最悪のケースでは、悪質な仕事に合意なく関わることとなったり、詐欺に巻き込まれたりするリスクもあります。

加えて、仕事内容は依頼元と詳細まで打ち合わせし、合意のうえで受注するようにしましょう。内容が不透明な場合、自分の声が意図しない形で利用されてしまう危険性があります。受注前にお互いに不明点を解消し、納得できる案件を探しましょう。

活動するのに機材が必要

副業で声優として活動する場合は、自宅収録を依頼されることがほとんどです。そのため、案件を受注する前に自宅に収録環境を整えておく必要があります。

最低限必要な収録環境は以下の通りです。

・スマートフォン
・パソコン
・マイク&スタンド
・音声編集ソフト

マイク&スタンドがなくても声の収録は可能ですが、ノイズを軽減し、より安定した音声を収録するためには準備しておくのが無難です。

あくまでプロとして仕事を受注することを考えると、少し費用がかさんでも声が美しく録音・出力できる環境を整備しておくと依頼元の信頼にもつながるでしょう。

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この記事では、声優としての副業を始めることは可能なのか、仕事の種類や求められるスキル、さらに始める際の注意点や、実際の案件例、時給相場について解説してきました。

副業で仕事を受注する際には、依頼元の信頼性の確認は不可欠で、あくまで自己責任の範囲で調査しなければなりません。

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