空き時間をうまく使った副業とは？おすすめを紹介
働き方の多様化に伴い、本業以外の空き時間と自身のスキルをうまく利用し、副業を始める方が増えています。その目的は「現状より収入を増やす」、あるいは「独立を目指す」ものなどさまざまです。
今回は空き時間を使って副業を始めてみたいという方に向けて、おすすめの仕事から、スキルや専門知識が活かせる副業について、ポイントを踏まえながら詳しく解説していきます。
空き時間をうまく使える副業
本業後の平日夜間や土日、本業に支障がないようであれば通勤の行き帰りなど、空き時間は工夫次第で作ることが可能です。
また、特別なスキルや初期費用を必要としない副業であれば、気軽にスタートできるでしょう。以下で空いた時間をうまく使ってできる代表的な副業を、5種類紹介していきます。
アンケートモニター
スマホさえあればいつでもどこでもできる簡単な副業といえば、アンケートモニターが代表的なものといえるでしょう。アプリやWEBサイト、あるいはメールで届くアンケートに回答するだけで、報酬やポイントがもらえます。
いわゆる「ポイ活」も、思い立った時にスマホで企業の広告をクリックしたり、動画を見たりすれば数ポイントを稼げて、溜まったポイントは電子マネーや現金・ギフト券などに交換することが可能です。
誰でも気軽に出来る分、高額な報酬を稼ぐことは難しいかもしれません。ただし、座談会形式のモニターであれば1回の参加で数千円稼げる場合もあるため、条件が合えばおすすめです。
データ入力
パソコンでのタイピングが難なくできる方であれば、企業から依頼される顧客の住所録や、商品情報などをひたすらフォーマットに打ち込むデータ入力も気軽に出来る副業といえます。
在宅時に空いた時間を利用してできるうえに特別な資格やスキルは求められないため、副業が初めてという方も挑戦しやすいでしょう。
副業案件も多く探しやすいのがメリットですが、文字数で単価が決まっているため、正確かつ、タイピングの速さがモノをいいます。報酬単価は全体的に低めなので、タイピングスキルに自信のない方が高い収入を得ることは難しいかもしれません。
ネット上にタイピングスキルを高められる練習サイトも多数あるので、活用してスキルを上げておくのもおすすめです。
フードデリバリー
飲食店のメニューを自宅など利用者が指定する場所まで配達するフードデリバリー。自転車やバイクを持っている方なら、アプリなどに登録しておけばすぐ始められるため、初期費用もかかりません。
人間関係に煩わされることなく自由な働き方ができるうえに、運動しながらお金を稼げるため、日頃の運動不足も解消されて一石二鳥の副業といえます。
また、報酬は月に数回支払われる場合が多いので、手っ取り早くお金を稼ぎたい！という方にはピッタリです。
アフィリエイト
自分のWEBサイトやブログなどに、企業の商品やサービスなどの広告を掲載し、ページを訪れたユーザーがその広告をクリック、あるいは購入すると報酬が発生するアフィリエイト。
WEBサイト・ブログの運営者＝アフィリエイターと呼ばれ、売れるジャンル・商品を選び、記事の書き方や更新をまめにするなど、工夫次第で高い報酬が得られる副業です。
報酬はユーザーが購入や契約などのアクションをした時点で、広告の仲介業者であるASP（アフィリエイトサービスプロバイダー）からアフィリエイターに支払われる仕組みになっています。
物販など、商品広告を介するシステムであれば商品価格の2～10％程度が報酬として得られ、保険の無料相談や見積もりは1件あたり5,000～1万円程度と高額なのが特徴です。
フリマアプリへの出品
不要になった衣服やゲームソフト・書籍などをフリマアプリに出品して収入を得る副業も、商品さえあれば特別なスキルも要らず、片手間にできるためおすすめです。
人気のブランドや限定品・初版本など、プレミアの付いた商品が手元にあれば、多少高めの価格を設定したとしても、すんなりと売れる場合が多いでしょう。
スキルや専門知識を活かせる副業
誰でも手軽に出来る副業は報酬単価も低く、大幅な収入アップは見込めません。その点スキルや専門知識が求められる副業は、ニーズもあり報酬も高めの設定が多いため、案件によっては本業以上の収入を得ることも可能です。
以下で、スキルや専門知識があれば高い報酬が得られるうえに、キャリアアップにも役立つ副業を5つ紹介していきます。
ライター
文章を書くのが得意な方や、教育関連や医療業界など専門的な仕事をされている方であれば、WEBライターとして活躍することが可能です。
ネット記事のまとめやテレビドラマの感想、グルメスポット情報などのライター案件もありますが、特別なスキルを必要としない分、文字単価は0.2～0.4円程度と非常に低いのが特徴です。
教育問題や健康に関するテーマなどはユーザー人気も高く、専門知識も必要なため、文字単価は1～3円程度と高めに設定されています。
執筆した記事が注目されるようになれば専属ライターとしての契約だけでなく、書籍化やコメンテーターの依頼を受けて、メディアに登場することも夢ではありません。
WEBデザイナー
WEBサイトの作成など、パソコンさえあればできるWEBデザインはニーズもあり、稼げる副業として注目を浴びています。
エンジニアと違って、それほど高いスキルは求められないため、未経験の方に挑戦しやすい分野といえるでしょう。商品サイトやサイトへアクセスできるバナーやアイコン・ロゴなどの制作は案件も多く、難易度も低いのが特徴です。
週末や休日を利用して、1ヶ月あたり3～4本の仕事を受注できるようになれば、月に2万～4万円程度の収入アップも見込めます。
WEBマーケター
SEO（Search Engine Optimization/検索エンジン最適化）（※1）など、WEBに特化したマーケティングが企業戦略として重要になっている昨今、WEBマーケターのニーズはますます高まっています。
企業のプロダクトやサービスを、WEBの仕組みを活用しながらユーザーに周知して売上の向上を図るために、データ分析と改善を行います。
その分、幅広い知識とスキルが必要とされる副業ですが、基本フルリモートの案件も多く、報酬単価も5万～20万円程度と高めの設定のため、効率よく稼げる副業としておすすめです。
※出典1： IT用語辞典 e-Works SEO（検索エンジン最適化 / サーチエンジン最適化）
システムエンジニア
IT業界で最もニーズのある職種といえるエンジニア。業界全体で人材不足が深刻化しているため、副業市場においてもその人気は非常に高いといえるでしょう。
このため本業でもエンジニアとして活躍している方であれば、副業でも高い報酬を得ることが可能です。
WEBサイト制作などは、HTML・CSS・JavaScriptの経験に加え、ReactやVue.jsなどのフレームワークを用いた実務経験やフロントエンドエンジニアの実務経験があれば対応しやすいでしょう。
人気のアプリケーションやシステム開発であれば、HTML・CSS・JavaScriptなどのフロントエンドからJava・PHP・Rubyなどのバックエンド、スマホアプリならSwift・Kotlinが主流です。
いずれも案件単価は、50万～100万円程度と高いため、自分の得意な領域と稼働条件に合った案件を探してみることをおすすめします。
コンサルティング
企業のDX推進や中小企業の経営体質の強化、人事制度の策定・導入支援など、企業が抱えるさまざまな問題を洗い出し、解決策を提示しながらサポートしていくコンサルティング。
ニーズもあるうえに、ITや営業・人事労務・広報など、活躍できるフィールドは多岐にわたり、本業での経験やスキルを活かしやすい副業です。
副業コンサルの報酬は、案件単価が10万〜30万円程度とかなり高めの設定なのが特徴です。スポット型の案件であれば、その時給相場は1万～3万円程度になります。
はじめは自分の経験やスキルに見合った案件からスタートして、実績を積みながら高単価の案件に挑戦していくとよいでしょう。
空き時間で副業するポイント
空いた時間で副業をうまくするにはどのようなポイントがあるでしょうか。以下で特に注意すべき2点を解説していきます。
時間の管理がしやすい副業を選ぶ
副業を始めるうえで、一番大切なのは時間の管理ができるかどうかに尽きます。出勤の必要がある副業だと、副業に充てる時間にプラス通う時間も考慮しなければなりません。
またライターやWEBデザイナーなど、納期のスケジュールが比較的ハードな副業も、本業の繁忙期などと重なって、決まった期日までに成果物の提出ができなければ信用問題に関わります。
最初は在宅でできるということを前提に、そのうえで副業にどれ位の時間が確保できるか、あらかじめ計画を立てて、その範囲で無理なくできるような仕事を選ぶとよいでしょう。
本業をおろそかにしない
空いた時間を使って気軽にできる副業といっても、本業の休憩時間を副業に充てるのはおすすめできません。副業に夢中になるあまり休憩時間だけでなく、業務が暇な時など合間に副業をこっそりするようなことは絶対に避けましょう。
またアンケートモニターのように、自分の属性を明らかにしなければならない場合は、本業で知り得た情報をうっかり回答することのないよう、注意しなければなりません。
些細な情報と自分では思ったとしても、どんな形で世に出回るかは分かりません。SNSが発達している昨今、情報の提供者が特定されてしまえば、情報漏えいと捉えられてペナルティを受ける可能性もあります。
あくまで本業と副業の時間は分けて考え、まずは本業第一に時間・体力共に支障のない程度で続けていくのが、副業をするうえで何より大切なポイントです。
収入が年20万を超えたら確定申告が必要
副業で得た年間の収入から、業務上必要な経費（※1）を差し引いたものが「所得」です。この所得が20万円を超えると、所轄の税務署に確定申告（※2）をしなければなりません。
期間は副業をした翌年の2月16日～3月15日までとなるため、期限内に必ず申告をしておくようにしましょう。
副業による所得が20万円を超えたにも関わらず、故意に申告をしなかった場合は、加算税などのペナルティ（※3）を受ける可能性があります。
また、年間の所得が20万円以下であれば確定申告は不要ですが、住民税に関しては市区町村の役所・役場へ申告しなければならないため注意しましょう。
この場合、住民税の納付方法を自分で納める普通徴収（※4）にしておくと、副業を会社に内緒にしている方は住民税が給与天引きにならないため、バレるリスクが少なくなります。
確定申告に関するより詳細な情報を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
※出典1：国税庁HP やさしい必要経費の知識
※出典2：国税庁HP 給与所得者で確定申告が必要な人
※出典3：国税庁HP 確定申告を忘れたとき
※出典4：総務省HP 個人住民税
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今回は空いた時間をうまく利用してできる副業について、役立つさまざまな情報をお届けしました。
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