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副業ノウハウ

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副業でマンガ家になれる?時給相場や案件例、注意点まとめ

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老若男女問わず支持されるマンガ。読むのが好きな人もいれば自ら描くことを趣味にしている人もいるでしょう。自分の作品を世に出せたら、あるいは本業の傍ら大好きなマンガに何らかの形で携われたら嬉しいと感じる人もいるかもしれません。

この記事では、マンガに関する副業にどのような仕事があるのかを求められるスキルと共に紹介し、具体的な案件例や時給相場、さらにマンガ関係の副業をする際の注意点について詳しく解説します。

マンガ関係の副業はある?

マンガ関係の仕事は人気ですが、具体的にどのような仕事があるのかはなかなかイメージしづらいですよね。一つのマンガを一から描き上げていくマンガ家のほかにも、さまざまな関わり方があります。

最近、スマートフォンで読む縦スクロールマンガは、紙媒体と比べて更新頻度が高いことからニーズが高まってきています。縦スクロールマンガは、分業制で作られることが多く、プロット(ストーリーの組み立て)、ネーム(コマ割りなどを記載した大まかなラフの作成)、モノクロペン画、着彩、そして仕上げの工程で一つの作品を仕上げるため、各工程で複数の人々が関わります。

マンガを一から作るのはハードルが高いと感じる人であっても、色付けだけ、ペン画だけといった得意な部分のみを副業で受注する方法もあります。Webマンガは、海外でも人気なので、翻訳のニーズもあり、語学が得意な人は翻訳の副業をすることでマンガに関わるのも一つの方法といえるでしょう。

マンガ関係の副業の主な種類

ここからは、マンガに関わる副業を5種類紹介します。

広告マンガ作成

一つ目は、広告マンガを作成する仕事です。広告マンガとは、企業から依頼を受けて商品やサービスを宣伝する目的で描くものを指します。

例えば企業公式サイトに掲載する商品やサービスの説明マンガ、ダイレクトメールやチラシに宣伝目的で掲載するマンガ、最近ではYouTube広告など動画広告として登場するマンガなどがそれに当たります。単発で募集されているケースが多く、1本あたり数千円のものから数十万円のものまで報酬額はピンキリです。画力だけでなく、企業から要望をヒアリングし、それをストーリーに落とし込んでいく調整力やコミュニケーション能力が求められる仕事といえるでしょう。

イラスト作成

絵を描くのが得意な人は、イラストレーターとして副業を始めるのも一つの方法です。

ポスターや広告、製品パッケージやWebサイトなど、さまざまなところにニーズがあり、法人や個人から来る依頼に応じてイラストを仕上げて提供する仕事です。広告マンガ制作の仕事と同様に、依頼者からの要望を汲み取り、イラストへと落とし込む必要があるため、画力と同時にコミュニケーションスキルが欠かせません。

WEBマンガ作成

自身でマンガを描き、マンガサイトに掲載して稼ぐ方法もあります。

具体的には有料のマンガサイトで一話ごとに価格をつけて販売したり、無料サイトで公開し、アフィリエイトや広告で収益化したりする方法があります。ビューワー数が安定して高くなり、多くのファンがつけば、紙のマンガ化のチャンスが巡ってくる可能性があり、将来的にマンガ家としてデビューしたいと考えている人は、最初の一歩として選ぶ価値のある副業といえるでしょう。

アシスタント

締め切りまでの限られた時間で大量に作画するマンガ家を補助する、アシスタントの仕事もあります。担当するマンガ家により異なりますが、主にベタ塗り(指定された範囲を黒く塗りつぶす作業)やペン入れ(下描きの線をもとにペンで人物や背景を描く作業)、消しゴムかけ(下書きの鉛筆の線だけを消す作業)などがアシスタントの作業範囲となることが多いようです。

なかには、登場人物の下書きや衣服のデザインやアイデア出しなどマンガ家本人に近い仕事、あるいは身の回りの整理や買い物などマネージャーのような業務を任されることもあります。長期的に同じマンガ家をサポートする案件もあれば、締め切り間際にスポットで募集がかかることもあるため、アシスタント業務の受注を狙う場合は常に情報をチェックしておくと良いでしょう。

コミックエッセイ作成

コミックエッセイとは、作者が感じたことや経験したことをマンガ形式で書き記す作品を指します。コミックエッセイストを目指す人は、コミックエッセイを作成・発行して販売するのも一つの方法でしょう。ただ、売れっ子のコミックエッセイストになるのはかなりの狭き門であるのが実情です。

さらに、一つひとつ書き上げるためにはかなりの時間と体力が必要となります。これらの事実を認識したうえで、趣味の一環として楽しみながら打ち込める人であれば、おすすめの仕事といえるかもしれません。

マンガ関係の副業案件の例

マンガに関わる実際の案件例を2つ見ていきましょう。

美顔器メーカーの記事LP用広告マンガ作成

業務内容 美顔器の記事LPに掲載する広告マンガを作成する
・40〜50代女性がターゲットの美顔器の広告マンガ
・30〜40コマ程度(5コマ1ページ)のフルカラーマンガ
・企業からシナリオ・プロットの提供あり
稼働時間 30時間/月
※納期に間に合えばいつ稼働してもOK
単価 4.5万円〜6万円(税別)
※コマ数に応じて報酬金額を最終決定
条件 ・オリジナル作画を納品できる人
・作品の著作権は企業買取り、権利の委譲をご理解いただける人
・作品の流用や転載、売却禁止にご理解いただける人

YouTubeのマンガ動画チャンネル用マンガ作成

業務内容 スカッとするテーマのYouTube動画用マンガを作成する
・マンガ用原稿(6,000文字前後)をもとにマンガを作成
・ラフから作成し、ラフ修正後に清書する
・イラスト枚数:30〜40枚
稼働時間 60時間/月
※納期に間に合えばいつかどうしてもOK
単価 10万円〜30万円(税別)
※イラスト数に応じて報酬金額を最終決定
条件 ・応募時に自己紹介と実績を提示する
・YouTubeマンガ動画の作成経験者歓迎

マンガ関係の副業案件の時給相場

マンガ関係の 副業案件では、マンガ1ページあたりやコマ数での報酬額が定められていることが多く、時給制のものはほとんど見られません。広告マンガの制作は、ボリュームによって数千円から数十万円のものまで報酬額はピンキリです。イラスト制作は、依頼の複雑さと細かさなどによって2万円前後~10万円程度のものが多く見られます。

一方マンガ家アシスタントの募集案件では、時給制のものが多く、相場は時給1,500円~2,000円が目安です。

縦スクロールマンガの韓国語・中国語翻訳など、多言語対応は比較的報酬額が高めに設定されており、時給2,500~3,000円程度の案件が多く見られます。

マンガ関係の副業の注意点

ここまで、マンガに関連する仕事の種類や案件例や相場を紹介してきました。
本項では、副業を受注する前に知っておくべき注意点を2つご紹介します。

制作に時間がかかる

オリジナルのマンガを制作するにはかなり時間がかかるため、本業後の時間や休日の自分の時間が少なくなってしまう点について、ある程度覚悟しておく必要があります。マンガを描くといっても、複数の工程があり、マンガの企画やキャラクター設定から始まり、枠線や構図の編成や下描き、ペン入れ、トーン貼り(模様や柄が印刷された薄いフィルムを貼る作業)など、莫大な業務があります。

最初からカウントすると1ページあたり5時間ほど要するとされているため、副業で制作活動をするにしても作品を作り上げる過程に楽しみが感じられる人でなければ、なかなか継続するのは難しいのが現実です。自分の時間を大切にしながらマンガに関する副業をしたい場合は、イラスト制作やマンガ制作の一部の作業を受注するなど、徐々に始めることをおすすめします。

経費がかかる

もう一つの注意点は、マンガ制作には画材を含めさまざまな消耗品が必要で、継続していくのに経費がかかることです。最近はタブレットでマンガ制作するケースも多く、その場合は、大きいサイズのタブレット端末にペンツール、さらにマンガ制作用ソフトウェアなどが初期費用として必要です。イラスト作成の案件を受注する場合でも同様です。

一方、紙でマンガ制作する場合には、鉛筆・消しゴム、ペン先・ペン軸・インク・ホワイト・原稿用紙などを常にストックしておかなければなりません。マンガを描き上げてもなかなか報酬がもらえない、割に合わないという、駆け出しの時期の悩みに備えて、資金は十分準備したうえで始めると安心です。

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この記事では、マンガに関する副業にどのような仕事があるのか、求められるスキルと共に紹介し、具体的な案件例や時給相場、さらにマンガ関係の副業の注意点について詳しく解説してきました。

ここまで読んでいただくと理解できる通り、マンガ制作の仕事には、納期もあり、自分のペースで仕事するのがなかなか難しい副業です。

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