副業ノウハウ

広告運用のスキルをいかして、今まで関わってこなかった業界や商品、サービスを扱ってみたい。広告の上流から力を発揮してみたい。と考えている方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、副業における広告運用の業務の種類から、メリットや注意点、時給相場、具体的な案件例までを紹介。

広告運用の副業に挑戦したいとお考えの方にとって、参考になる情報を解説していきます。

広告運用担当は副業できる？

広告業界の最大手・電通が発表した「2021年 日本の広告費」（※）によれば、インターネット広告費がマスコミ四媒体広告費を上回っており、今後もその傾向は続くと予測されています。このようなマーケットの中で、デジタル広告が今まで以上に主流になっていくことが予想されます。そうした状況から、今後も広告運用に関わる副業案件が増えていくことが期待されます。

しかしながら、本業の就業規則で、競業企業での副業を禁止している場合がありますので、案件を選ぶときには注意が必要です。一方で広告運用の場合は、完全リモートの副業案件が多くあります。本業とのバランスを取りながら、副業にチャレンジしやすい業種というメリットもあります。

※出典：電通「2021年 日本の広告費」
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0224-010496.html

広告運用の副業の主な種類

リスティング広告運用

検索エンジンにリスティング広告が問題なく表示されるように、キャンペーン（1日に使う予算）などを設定します。こうして配信予定期間内で、適切に広告予算が使われるようにしていきます。また、リスティング広告の効果を検証しながら、使用するキーワードなども調整。PDCAを回しながら、より効果的なリスティング広告を目指していきます。

ディスプレイ広告運用

Webサイトやアプリの広告枠に表示されるディスプレイ広告の効果が上がるように、さまざまな取り組みを行います。ターゲットを明確にし、彼ら・彼女らに訴求力のクリエイティブを検討。広告配信後は効果がしっかりと出るように、クリエイティブを変更したりするなど、対策を立てながら運用していきます。

SNS広告運用

TwitterやFacebook、Instagram、TikTok、LINEなどの、SNSで配信される広告を運用していきます。SNSによってユーザー属性が変わるため、ターゲットに合わせたクリエイティブを制作。PDCAを回しながら、効果が出せる表現に変えていきます。最近では動画広告も増えているため、動画制作のスキルもいかせる領域になります。

動画広告運用

動画広告にはYouTubeなどの動画コンテンツで配信されるインストリーム広告や、Webサイトのバナーやアプリのフィードなどで配信されるアウトストリーム広告があります。ターゲットに合わせて、どの広告枠で配信するのか。また、広告予算に合わせて、課金形態の検討などをおこなっていきます

アプリ広告運用

アプリのインストールの獲得単価などのKPIを定めながら、広告配信を行うメディアを選定していきます。広告配信を行いながら、予算も管理していきます。効果を測定し、クリエイティブに課題があるとわかれば、修正を加えながら運用していきます。

広告運用の副業案件の例

Web広告運用の案件例

スタートアップが展開する自社サービスの認知度アップに向けた、Web広告運用を担当。
広告を掲載するメディアの選定から、運用の実行、PDCAを回しながらクリエイティブの最適化まで担う。

Web広告運用〜サイト改善までを担当する案件例

自社のリード獲得に向けて、リスティングやSNS広告の運用を行う。さらに、お客様のWebサイトを分析し、レポートなどを作成しながら改善策を提案するなど、スキルに合わせてさまざまな業務に挑戦できる。

SNS広告運用の案件例

ホームページへのアクセス増を実現させるため、クライアントのInstagram公式アカウントの広告運用代行を担当。広告管理を行いながら、日々のデータを収集。より最適な広告運用を目指していく。

広告運用担当の副業案件の時給相場

広告運用担当の時給相場は1,905円となります。

運用だけでなく、広告配信に向けた市場の調査やクリエイティブのディレクションといった上流から関わることで、時給の単価が高い案件に関わることができます。自身の経験・スキルを把握しながら、希望に合った案件を見つけていきましょう。

広告運用担当が副業するのに必要なスキル

各種媒体の知識

たとえば、SNS広告だけでもInstagram、Facebook、Twitter、TikTok、LINEと、さまざまな媒体があります。それぞれユーザー層も異なるため、SNSごとにどんな広告が刺さるのか、そうした知識が必要となってくるでしょう

広告プランニング

Web広告などで高い効果を発揮するためには、広告を出す目的を明確にし、ターゲットを定め、どんなことを伝えていくのかを考える必要があります。さらに、KGIやKPI によって目標を設定し、広告の効果が検証できるスキルも重要となります。

予算管理

決められた予算の中で、最大限の効果を出すためには、予算管理も必要なスキルとなります。何も考えずに広告を打ち続けていたら、知らない間に予算を使い果たすリスクがあります。そこで、広告運用の中でいつ、何に、どれだけお金を使うのか、しっかりと計画を立てる必要があります。

レポーティング

広告運用をレポートにまとめます。さまざまな指標をもとに、結果をデータ化。次回の広告運用の参考にします。主に、広告配信の結果、行った施策、課題と解決策。これらをまとめます。こうしたスキルを身につけることで、より精度の高い広告運用を実現できるでしょう。

広告運用担当が副業するメリット

自社以外の場で経験が積める

本業で広告運用を担当していたとしても、特定の業界や商品、サービスにしか関われない場合があります。そこで、副業案件に従事することで、本業ではできなかった業務を経験することが可能になります。さらに、広告全体のプランニングまで行う、運用だけでなくクリエイティブにも関わる、といった広告の上流工程を目指すこともできます。

空いた時間を有効に使える

広告運用の副業案件の場合、完全リモートで参画できるものが多くあります。
そのため、自身のスケジュールを調整しながら、柔軟に働くことができるでしょう。
本業とのバランスを取りながら、無理なく働くことができるはずです。

広告運用担当が副業する際の注意点

本業の副業規程を確認する

副業規定の中には、競合企業での業務を禁止するといったルールがある場合が少なくありません。
そのため、業務内容だけでなく、本業の副業規則に違反していないかといった面も含めて、副業案件を選ぶようにしましょう。

予算消化の進捗に注意する

限られた時間の中で業務を行う副業の場合、毎日チェックしなければならない業務に対応しきれない場合があります。たとえば、広告予算の管理が不十分で、スケジュールより前に予算を使い切ってしまうといったリスクが挙げられます。

そうしたことを防ぐために、副業先の社員と役割分担やサポート体制について、しっかりと話し合っておく必要があるでしょう。

広告運用担当の副業案件の始め方・探し方

まずは実績を積む

難易度の高い副業案件に最初からチャレンジするのではなく、まずは簡単な広告運用案件を経験することをオススメします。簡単な副業案件で、本業とのバランスの取り方やスケジュール管理などを経験すると同時に、副業の実績を積んでいくことができます。

知人やSNS経由で案件を探す

知り合いなどから副業案件を紹介してもらうのも、ひとつの方法です。また、スタートアップなどは柔軟に人材を探していますので、SNSなどで副業を募集している場合があります。
アンテナを立てておくことで、思わぬところから希望する副業案件が見つかることがあります。

副業マッチングサービスを活用する

関わりたい業界や商品、サービスがある場合は、副業マッチングサービスを利用するのもよいでしょう。数多くの副業案件を扱っていますので、希望にマッチしたものが見つかる可能性が高くなります。さらにlotsfulなら、専任のプランナーが親身になって副業案件を探します。希望する環境で力が発揮できるように、その人にマッチした副業案件を紹介していきます。

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