ヨガインストラクターの副業とは?時給相場や案件例、注意点まとめ
ヨガ教室やオンラインで正しいポーズのとり方や呼吸法を指導するヨガインストラクター。将来的に自分でスクールを経営したいと目標を持っており、副業でさらにスキルを向上させ、資金を貯めたいと考えている人もいるかもしれません。
今回は、ヨガインストラクターが副業で挑戦しやすい仕事の種類や、副業を始める際の注意点、時給相場や実際の案件例を紹介します。
ヨガインストラクターの資格を活かした副業はある?
日本のヨガ人口は1,100万人といわれ、今やポピュラーなスポーツとなっています。
ヨガスタジオやホットヨガスタジオは、大手チェーンや個人店を合わせると全国にあり、近年はYouTubeやスマホアプリを通じてレッスンが受けられるケースも増えているため、ヨガインストラクターとしてのはたらき方もさまざまです。そういった背景から、ヨガインストラクターとしてのスキルを活かした副業の機会も広がっています。
ヨガインストラクターは特に資格を保持していなくてもなれる職業です。ただ、将来的にインストラクターとして開業したり独立を目指したりする場合は、ヨガへの知識や考え方などが深められるRYT200(全米ヨガアライアンス協会認定資格)を取得していると、全米ヨガアライアンス協会が定めた一定レベルの知識やスキルに達していることの証明になります。
独立時はもちろん、副業時にも資格未取得のヨガインストラクターと比較して信頼が得られやすく、場合によっては提供できるレッスンの幅が広がったり、時給額に差が出たりすることがあるでしょう。
ヨガインストラクターの副業の主な種類
ここからは、ヨガインストラクターが挑戦しやすい副業の種類を4つ紹介します。
スタジオや施設でのインストラクター
ヨガスタジオやフィットネス施設でのインストラクターは、ヨガインストラクターにとって最もポピュラーな副業の1つでしょう。
安定した環境で着実に指導経験を積めるのが魅力で、所属施設側で集客や設備の管理が行われるため、インストラクターはレッスンの質向上に集中できます。場合によっては、ほかのインストラクターとの交流を通じて情報交換したり、新しい指導技術を得たりする機会があるのもメリットといえます。
自宅出張インストラクター
レッスン受講希望者の自宅や指定された場所に出向いてレッスンを行う自宅出張インストラクターの副業もあります。
個人レッスンや少人数制のグループレッスンが主な形式で、自分の都合に合わせて柔軟にはたらけるため、無理のないペースで本業と両立しやすいでしょう。また、生徒一人ひとりのニーズに合わせてレッスン構成を企画し、きめ細かい指導ができるため、インストラクターとして総合的なスキルアップが期待できます。
オンラインインストラクター
インターネットを通じてヨガのレッスンを提供する、オンラインインストラクターもおすすめの副業です。ZoomやSkypeなどのビデオ通話ツールを用いて、リアルタイムで好きな場所からレッスンを提供します。
自宅から指導ができるため移動時間や場所代がかからず、かつ全世界の生徒を対象に集客できるのが大きな魅力で、スキマ時間や休日を有効に活用しながらスキルアップできるでしょう。
なお、YouTubeやフィットネス系アプリケーションで、事前に録画した動画を配信するレッスン形態もあります。場合によっては収益化に時間を要することもありますが、自分がレッスンの場に立っていない時間でも再生回数や広告収入で収益が得られる可能性を秘めている点が魅力です。
ヨガ関連のライター
考え方を変えて、ヨガに関する記事や書籍を執筆するヨガの領域に特化したライターとして活動するのも1つの方法です。
ヨガの技術や期待できる心身への影響や呼吸など、専門知識とインストラクターとしての経験を活かして記事を制作します。実績を積んでいくと、現役ヨガインストラクターとして記事の監修を依頼されるケースもあるでしょう。
ヨガインストラクターの副業案件の例
ここからは、実際のヨガインストラクターの副業案件例を2つ紹介します。
ヨガスタジオでのヨガインストラクター
稼働時間 | 8時間/月 ※面談時に相談して最終決定 |
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単価 | 60分・1レッスン 2,500円〜3,500円 ※能力や経験により最終決定 |
条件 | RYT200保持者 |
業務内容 | ・ヨガスタジオの会員にヨガのレッスンを提供する ・必要に応じてレッスン外で会員と明るくコミュニケーションをとる |
オンラインヨガインストラクター
稼働時間 | 10時間/月 ※面談時に相談して最終決定 |
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単価 | 30分・1レッスン 2,500円 |
条件 | 民間資格の健康運動指導士または健康運動実践指導者のいずれか必須 |
業務内容 | ・自宅からオンライングループレッスンを配信する ・月に一度行われる定例のオンラインカンファレンスに参加する(2時間) |
ヨガインストラクターの副業案件の時給相場
ヨガインストラクターの副業案件での時給相場は、経験や資格、レッスンの形態によって多少異なりますが、スタジオや施設、オンラインを問わず、1レッスン(60~90分)あたり2,000円~4,000円程度の募集が多くみられます。
ただし、ヨガインストラクターを養成するスクールでのインストラクターなど、より技術と経験が求められる案件や独自のプログラムを提供するインストラクターの場合は、それ以上の報酬が設定されていることもあります。
自宅出張インストラクターの場合は、一般的に施設でのレッスンより高めの値段が設定され、1レッスン(60分)あたり5,000円~15,000円程度が相場です。また、3,000円~5,000円の受講料を1人ずつからもらう場合もあります。完全オーダーメイドのプライベートレッスンや人気インストラクターによる指導など、付加価値の高いレッスンではそれ以上の価格の場合もあります。
一方でヨガに特化したライターとして活動する場合は、文字単価あるいは記事単価が設定されていることが多く、実績や経験がない初期段階では3,000文字の記事が1本3,000円など決して高くない価格設定の案件から始める覚悟が必要です。専門性の高い内容である場合にはその限りではありませんが、いずれにしても最初から高単価の執筆案件を獲得するのは難しいと思っておきましょう。
ヨガインストラクターの副業のデメリットや注意点
ここからは、ヨガインストラクターが副業に挑戦する際のデメリットや注意点を2点紹介します。
レッスンだけでなく準備にも時間が必要
ヨガインストラクターの副業の多くは、1レッスンあたりの報酬が設定されています。一方で、レッスン会場の設営や清掃をしたりプログラムを企画したり、練習をしたりと実際のレッスン時間以外にも多くの時間を要することは知っておいた方が良いでしょう。
これらの準備時間は通常、報酬に含まれません。そのため、実際の労働時間と報酬のバランスを考えると、見かけ上の時給よりも実質的な時給は低くなる可能性があります。副業を始める前に、これらの「見えない労働時間」も考慮に入れて、自身の時間管理と報酬のバランスを検討することが重要です。
ただし、スタジオやフィットネス施設の方針によっては、レッスン以外の業務時間にも報酬を設定している場合もあります。後々揉めごとにならないよう事前に確認しておくと安心です。
時間と体調の管理
ヨガインストラクターに限らず、副業を始める際には時間と体調の管理に注意しましょう。
副業を頑張りすぎるあまり、体調を崩したり怪我をして本業に支障をきたしたりすると本末転倒です。ヨガインストラクターは、体を動かすため心身に疲労が蓄積しやすい仕事のひとつです。自身の体調や疲労度を常にモニタリングし、オーバーワークにならないよう注意しましょう。
最初は、週に一度自宅からオンラインレッスンを提供するなど、無理のない副業のボリュームから始めると安心です。その生活スタイルに慣れてきた段階で、さらに副業の時間を増やしたり難易度を高めたりして徐々にスキルアップを図りましょう。
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この記事では、ヨガインストラクターが副業で挑戦しやすい仕事の種類や、副業を始める際の注意点、時給相場や実際の案件例を紹介しました。
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