副業ノウハウ

「車が好き」など、自分の好きな分野や趣味に関連することを仕事にできれば、ポジティブに続けられそうな気がしますよね。

この記事では、車好きの方におすすめの車に関連する副業の種類、案件の例を紹介します。最後には、車関係の副業を始める前に知っておきたい注意点も解説するので、ぜひチェックしてくださいね。

車で稼げる副業はどんなものがある？

車に関連する副業は意外に多く存在します。ここからは、車にまつわる5種類の仕事を紹介します。

レンタカー回送

まず紹介するのは、レンタカー回送ドライバーの仕事です。予約に合わせて、該当の店舗へ車両を移動させたり、レンタカー乗り捨てサービスに使用された車両を他店舗から元の店舗へ返却したりするのが主な業務です。場合によっては、県をまたいで長時間運転する必要があるため、運転好きの人に特におすすめの副業です。

レンタカー会社のアルバイトや回送代行会社のアルバイト、あるいは業務委託として案件を受けるのが最も気軽に始められる方法です。はたらく場所により報酬は異なりますが、時給1,000円～1,500円程度のものが多くみられます。

運転代行

顧客に代わって運転し、目的地まで送り届ける運転代行の仕事も副業で可能です。

一般的には、二人一組で仕事をすることになります。二人で社用車に乗って依頼現場に向かい、一人は顧客の車を運転し、もう一人が社用車でついていきます。後者であれば、普通自動車第一種運転免許があればはたらけます。

一方、顧客を乗せ、顧客の車を代行運転する前者は、タクシーやバスの運転手と同じ扱いとなるため、普通自動車第二種運転免許を取得しなければならないことが道路交通法第86条で定められています（※1）。

時給相場は、1,000円～1,500円のものが多くみられますが、随伴車の運転よりも顧客の車の代行運転の方が接客も含まれるため収入が高い傾向にあります。夜間に稼働する機会が多い仕事であるため、睡眠時間が減って本業に差し支えないよう、スケジュールと体調管理に工夫が必要です。

※1出典：e-Gov法令検索HP『道路交通法』

配達

依頼された荷物を届け先に配送する宅配や引越しでの荷物の配送、フードデリバリーなど、配送業の仕事のなかにも、副業でできるものがあります。

宅配サービスや引越しの配送業務は、本業が休みの日に丸一日副業にあてられる人にはおすすめの副業です。宅配サービスの時給相場は、1,300円～2,000円程度のものが多くみられます。引越し作業の仕事は、重い荷物を手際良く効率的に運ばなければならず、体力のいる仕事です。そのため配送業のなかでも比較的報酬は高く設定されていることが多く、日給1万5,000円～2万円前後が相場です。

休みの日はもちろん、本業の就業前後のスキマ時間を活用して自分のペースではたらきやすいのが、フードデリバリーの仕事でしょう。一つの店舗に所属してデリバリーを専門に行う方法のほか、出前・宅配サービスの「Uber Eats」や「出前館」の宅配パートナーとして登録し、自転車、原付バイクなどで飲食店から注文者に食事を届ける方法もあります。

なお、2022年10月より軽乗用車を事業用利用することが解禁され（※1）、「Uber Eats」でも2023年5月から、車両登録後に軽乗用車で配達することが全国のサービスエリアで可能となりました（※2）。なお、「Uber Eats」上で車両登録するには、近隣の運輸支局で貨物軽自動車運送事業に関する経営届出を行うほか、軽自動車検査協会にて、「黒ナンバー」と呼ばれる事業用ナンバープレートを取得しなければなりません。

「Uber Eats」の配達員の報酬は、配送料と注文者から獲得したチップから成ります（※3）。配達1件あたり350円～550円の報酬額が設定されているケースが多く、土日・祝日やディナータイムといった注文のピーク時間、雨天の日を狙って副業をすれば、効率的に稼げるでしょう。

※1出典：国土交通省『貨物軽自動車運送事業における軽乗用車の使用について』
※2出典：Uber『軽乗用車での車両登録について』
※3出典：Uber『配達情報の事前提示および報酬体系』

カーシェアリング

持っている車を使用していないタイミングで必要としている人に貸して収益を得る、カーシェアリングの副業も一つの方法です。

「CaFoRe」や「Anyca」など、カーシェアリングのプラットフォームにマイカーを登録し、利用者からの予約を承認することで確定されます。車の利用料は、プラットフォーム使用料を差し引いた形で、月ごとに銀行口座に振り込まれる仕組みです。

一泊二日でマイカーをレンタルした際の手取りの報酬相場は、1万円前後が一般的です。一泊二日を月に2～3回繰り返せば副業収入が2～3万円ほどとなります。車の維持費にも役立てられ、ほかの副業と比べて稼働時間が圧倒的に少なく済むのも魅力といえるでしょう。

広告掲載

企業のステッカーをマイカーに貼って運転することで、広告料を得る副業もあります。そもそも車広告とは、広告メッセージやブランド情報を車両で宣伝することを指します。

マイカーで広告費を得るためには、車両を探す企業とドライバーをマッチングするプラットフォームにドライバー登録をします。そのWebサイト内で募集されている広告ステッカーを選択してマイカーに貼り付けます。その状態でいつも通り運転すれば収益が得られる仕組みです。

1kmあたり15円ほどの金額が設定されており、走行距離によって毎月広告収入が得られます。特別運転が多くなく、日常の通勤に利用する程度であれば1ヶ月あたり1万円以内の収入にとどまることが多く、大きな稼ぎにはなりません。ただ、日常生活で運転するだけで臨時収入が得られる点は、魅力的といえるでしょう。

車を使った副業案件の例

ここからは、車を使った副業案件を2つ見ていきましょう。

車広告をマイカーに貼付

運転代行ドライバー

車を使った副業の注意点

ここからは、車に関連する副業を始める際の注意点を3つ紹介します。

車の使用目的の変更

そもそも、自動車保険を契約する際には、事実を正確に申告する告知義務があり、その一つに「使用目的」が含まれます。マイカーを業務で使用する際には、加入している自動車保険の「使用目的」を変更しなければなりません。

自動車保険の使用目的には、日常・レジャー、通勤・通学、業務の3区分があります。主に何の目的で車を使用するかにより、いずれを選択するかは変わりますが、使用目的に「業務」を選択する基準には、「1年間を通じて月に15日以上の頻度で、仕事で使用する場合」を目安としている企業がほとんどです。

加入すべき保険を検討する

一般的に、日常・レジャーよりも業務目的の自動車保険の方が、金額が上がります。運転する機会が増え、事故を起こすリスクが高まると考えられているためです。だからこそ、万一に備えて適切な自動車保険に加入しておくと安心できるでしょう。

なお、自動車損害賠償保障法 第5条（※1）で自動車損害賠償責任保険（強制保険）の加入は、全ての運転者に義務付けられています。強制保険でカバーされない範囲の補償がある自動車保険（任意保険）も存在し、人身傷害保険のほか、自損事故保険、さらに無保険車傷害保険、搭乗者障害保険や車両保険が含まれます。保険料のほかに、補償内容やサービスなど総合的に検討して、加入すべき自動車保険を検討しましょう。

※出典：e-Gov法令検索HP『自動車損害賠償保障法』

経費がかかる

マイカーを維持するには、税金や自動車保険料のほかにも、車検代や修理代などのメンテナンス費用やガソリン代、駐車場代までさまざまな経費がかかります。報酬に対する経費が見合わず、割に合わないことがないよう注意しましょう。

マイカーを業務に利用する場合には、買い替えの際に燃費の良い車を選んだり、保険料を見直したりするなど、経費削減を検討することをおすすめします。

副業探しならlotsfulがおすすめ

この記事では、車に関連する副業の種類、実際の案件例、車関係の副業を始める前に知っておきたい注意点を詳しく解説してきました。

自分の得意なことを副業にできれば、日々のモチベーションアップにつながりそうですよね。

『lotsful』では、専任のタレントプランナーが皆さんのスキルや希望を丁寧にヒアリングし、キャリアアップにつながる副業案件を紹介します。初めて副業に挑戦する人でも、サポートを受けながら安心して取り組めますよ。