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副業ノウハウ

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副業で小説家になれる?執筆関連の仕事はどんなものがある?

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かつて、小説家として収益を得る方法といえば“出版”でしたが、最近はインターネットを活用することで、さまざまな形で自作の小説を世に出せるようになっています。

この記事では、副業で小説家になれるのか、その方法と収入源について解説します。また、小説作家を少し広義に捉えて、ライティング力を活かせる仕事の種類や小説家を含む執筆関連の副業をする際の注意点も紹介します。ぜひ、最後までチェックしてくださいね。

副業で小説家になることはできる?

この記事を読んでいる人のなかには、小説家として活躍できる日を夢見て、本業の傍ら副業で執筆活動に挑戦しようとしている人もいるかもしれません。

実は、現在デビューしている小説家のなかにも、かつては副業でデビューを目指していた過去がある人も多いようです。株式会社リクルートの公式サイトで公開されているインタビュー(※1)によると、直木賞作家の浅井リョウ氏もその一人で、大学卒業後に新卒で一般企業へ入社し、3年間にわたって会社員と小説家を兼業。出勤前や退勤後、休日に小説を執筆していたと語っています。

小説家デビューの方法は、出版社への企画持ち込みや出版社の小説新人賞への応募・入賞などがよく知られています。ただ、最近ではWebの小説投稿サイトで人気を博した作品が書籍化、マンガ化、アニメ化されることもあり、年々デビューの方法は増えてきています。

なお、副業で小説家として活躍する選択肢も拡大しています。例えば「note」で作品そのものを販売する方法や、「小説投稿サイトノベルアップ+」のように自作の小説家を掲載して投げ銭で読者に応援してもらう方法のほか、作品閲覧数や広告表示により収益が得られる「カクヨム」(※2)のような広告収入型小説サイトもあり、自主制作の小説をプラットフォームに掲載して地道に収益化することも可能です。

※1出典:株式会社リクルート『【前編】直木賞作家・朝井リョウに聞く。会社員と作家を兼業してみえた、自分らしいワークバランス。』
※2出典:カクヨム『はじめてのカクヨムガイドーロイヤルティプログラム』

小説家の収入源とは?

出版社を介して電子・紙のいずれかで出版する場合の小説家の収入源は、原稿料と印税に分けられます。ここでは、この2つについて解説します。

印税

印税とは、出版した書籍1冊に対する収入を指します。書籍1冊の定価の10%が一般的ですが、新人時代で5%、売れっ子作家であれば15%に設定されるケースもあります。

定価1,000円の単行本1冊につき100円が印税として入ってくる仕組みです。1,000冊販売されて10万円、5,000冊で50万円、1万冊で100万円のように、売れた冊数が増えるほどに収益が大きくなります。印税のみで生活を成り立たせるには、継続してヒット作を生み出し続ける必要があり、中長期的に作品を出し続ける粘り強さが必要です。

原稿料

小説家の原稿料とは、原稿用紙1枚(400文字)あたりで計算される報酬を指し、企業との契約で決められます。作家の経験や実力、ランクにより契約金額はさまざまですが、相場は1枚あたり2,000円~3万円といわれています。単行本の小説だけでなく、雑誌や月刊誌、新聞での連載や単発でのコラムの執筆でも原稿料が発生し、その報酬の相場は、1枚2,000円~5,000円です。

原稿料は小説家の収入の柱で、たくさん書けば書くほど収入は多くなります。ただ、小説家だけで生きていくには、3,000円の原稿料で月に100枚ほどの作品を継続して仕上げる必要があり、根気強さが求められます。

執筆関連の副業の仕事はどんなものがある?

小説家に必要不可欠な執筆力。執筆力を身につければ、小説家以外にもスキルを活かせる副業はたくさんあります。ここからは、執筆関連の仕事を3種類紹介します。

WEBライティング

Web上で公開される記事を執筆するWebライティングは、文章を書く仕事の一つです。紙媒体と異なり、Web媒体では「知りたい情報だけすぐに得たい」「スキマ時間に読んで要点だけ理解したい」といった目的が多いため、結論を最初に置き、それを本文で紐解く形で記事を構成することが多い傾向です。

Web記事には以下のような種類があり、書き方がそれぞれ異なります。

・コラム記事
・情報記事
・まとめ記事
・商品紹介記事
・ニュース記事
・取材記事

土日や夜間帯に作業することとなる副業で取り組みやすいのは、コラム記事、情報記事、まとめ記事、商品紹介記事の4種類でしょう。Web上でのコミュニケーションやリサーチで完結する案件が多く、自分のペースで取り組みやすい仕事です。

文学賞の下読み

「角川ビーンズ小説大賞」「文藝賞」「新潮新人賞」など未発表の作品を公募して選考し、授与する公募新人賞は、1年を通して各出版社が開催しています。

主に、公募文学賞の一次選考を担当して応募作品を読み、通過作品を出版社の編集部にわたす役割を担うのが「文学賞の下読み」という仕事です。小説家志望、フリーライター、評論家、時には小説好きの一般層など、さまざまな人に下読みが依頼されます。

ただし、文学賞の下読みの求人はかなり見つけづらく、賞を募集している出版社で編集部とコネクションを築いておくのが近道です。まれにクラウドソーシングでの募集も見られるため、案件をこまめにチェックしておくと良いでしょう。

文章教室の講師

文章力や表現力を身につけたい人に対して、文章の書き方を指導する文章教室の講師も選択肢の1つです。

一口に文章教室といっても、Webライター志望者に特化したライター養成講座や、小説家養成講座、あるいはビジネス文書の書き方を指導するビジネス文書作成講座など、その種類は多岐にわたります。ただし、講師に挑戦するには執筆領域ですでに実績が豊富であることが求められ、それが講師に対する信頼につながります。

一度に複数名へ講義のような形で指導するものもあれば、マンツーマンで指導することもあります。また、オンライン講師のニーズもあり、その場合は自宅にいながら仕事ができます。生徒のニーズがあれば、本業後の夜間や休日でも授業ができるため、融通の利きやすい副業といえるでしょう。

副業で小説・執筆関連の仕事をする場合の注意点

最後に、副業で小説家や執筆関連の仕事に挑戦する場合の注意点を2点見ていきましょう。

本業を疎かにしない

会社に勤めながら、帰宅後や休日に執筆するのは楽なことではありません。体力的にしんどく、熱中してしまうあまりに寝不足になってしまうこともあるかもしれません。そうなると、本業でのパフォーマンスに支障をきたすこともあるでしょう。

本業が疎かになっては本末転倒です。副業執筆家として安心して活動できるのは、本業でしっかりと収入源を確保できているからです。副業を頑張るためにも、本業に影響が出ないようメリハリをつけて活動しましょう。

会社の規定を確認する

会社員が副業を始める前には、会社の就業規則を必ず確認しておかなければなりません。

就業規則で副業が禁止されていれば、原則として副業には挑戦できません。また、副業が許可されている企業でも、事前に届出が必要なこともあります。その場合は、副業先や報酬を得る事業主名及び事業内容などを指定の書面に記載し、正しいステップを踏んで申請しましょう。

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この記事では、副業で小説家に挑戦できるか、またその収入源、さらにライティング力を活かせる仕事の種類や、小説家を含む執筆関連の副業をする際の注意点について詳しく解説しました。

本業でしっかりと安定した収入を確保しつつ、小説家という夢に向かって少しずつ挑戦できるのは副業の醍醐味ですよね。

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