スポットコンサルの副業とは?時給相場や案件例、注意点まとめ
自身が積み上げた経験やノウハウを、業務改善などの課題を抱える企業に提供することで、経営を支援していくコンサルティング。
これらを行うコンサルタントの中でも単発契約により、最低限のコストと手間で課題の早期改善に繋がるスポットコンサルに注目が集まっています。
今回はスポットコンサルの副業を検討する方に向けて、メリットから注意点、おすすめできる具体的な案件例を時給の相場も交えながら詳しく解説していきます。
スポットコンサルとは?
月や年単位など中長期的な取引でなく、1回単位のスポット型でコンサルティングを行うスポットコンサル。
業務改善や新規事業をはじめ、業界における最新トレンドやターゲットニーズの把握に欠かせない市場調査などを手頃な費用で依頼できるとあって、ビジネスシーンでも広く活用されています。
スポットコンサルの副業の主な種類
スポットコンサルとして活躍できる副業にはどのようなものがあるでしょうか。以下で代表的な5つのお仕事を紹介していきます。
WEB開発コンサル
自社サービスのアプリ化をはじめ、ホームページやSNSの開設、業務システムの導入などの相談に乗るWEB開発コンサル。
WEB開発部門がない小規模の企業などは、これらの業務を外注することも多く、副業としても非常にニーズがあるといえるでしょう。
相談内容としては、toCサービスをアプリ化したいという要望に、コストを抑えながらスピーディーにアプリ化を実現する一番適切な手段への提案などが代表的です。
事業戦略コンサル
クライアントである企業が抱える経営課題だけでなく、業界全体の分析や実行支援なども含めて企業が今後どのような道を進むべきかを模索し、最適な結論に導く事業戦略コンサル。
クライアントの課題を解決するには仮説を立てて検証し、最適な提案を作り出すプロセスが求められるため、論理的思考能力が優れている方にはぴったりの副業といえるでしょう。
副業で事業戦略コンサルを行う場合、MBA(経営学修士号)や、中小企業診断士などの資格があれば、基準以上のスキルを所有している証明にもなり、より高単価な案件の獲得も可能です。
マーケティングコンサル
市場や業界の動向を把握するマーケティングコンサルも、スポットコンサルとして活躍できる分野といえるでしょう。
企業が事業戦略を行う場合、十分な利益の見込みや、自社が提供するサービスがニーズを満たしているかといった市場調査、マーケットリサーチが欠かせません。
ターゲットを想定したユーザーインタビューなどの副業もあり、オンラインでも対応できるため、在宅でスキマ時間を有効に使って副業をしたい方にはぴったりです。
ITコンサル
企業のDX化が進む昨今、IT技術を利用して顧客企業の抱える課題の解決を行うITコンサルも、非常にニーズのある副業といえるでしょう。
経営者や管理責任者などにヒアリングし、解決策の提案をはじめ、課題を実現するために有効なシステムの選択などに関するプランを練り上げていきます。
企業経営者層とのコミュニケーション能力や折衝力、プロジェクトを管理して統率していく力が求められるため、プロジェクトリーダーなどの経験がある方に向いている副業です。
営業コンサル
クライアントの営業活動を支援して、利益を最大化するスペシャリストとして活躍できる営業コンサル。
クライアントである企業に不足している営業スキルの獲得をはじめ、業務システムの再構築や新規顧客の獲得、人材育成を含め、企業内部からは見えない課題の解決を図ります。
営業コンサルとして活躍するには、高いリサーチ力や分析力、プレゼンテーション能力が欠かせませんが、本業で培ったスキルを活かしやすいうえに、人脈や知見も増える副業です。
スポットコンサルの副業案件の例
スポットコンサルとしてノウハウが活かせる副業には、どのようなものがあるでしょうか。「稼働時間」「単価」「条件」の具体例を踏まえながら、以下に2例紹介していきます。
ITベンダーの選定支援
稼働時間 | 土日祝のみ(20時間程度/月) |
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単価 | 時給1万~3万円程度 |
条件 | ・ITコンサルタントの実務経験があること ・ベンダー選定やPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)支援経験があること |
フルリモートでの事業戦略コンサル
稼働時間 | 平日夜間・土日祝のみ(25時間程度/月) |
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単価 | 時給1万5,000~3万5,000円程度 |
条件 | MBAまたは中小企業診断士の資格があれば尚歓迎 |
スポットコンサルの副業案件の時給相場
副業市場においてもニーズがあり、そのスキルを有効に活かして報酬が得られるのがスポットコンサルならではのメリットといえるでしょう。
副業をした場合、時給や単価に換算すると、その相場は以下のようにかなり高額なのが特徴です。
- WEB開発コンサル/時給1万5,000~3万円程度
- ITコンサル (アドバイザリー契約)/月額3万~5万円程度
スポットコンサルの副業のメリット
非常にニーズのあるスポットコンサルの副業。副業を始めた場合、どのような利点があるでしょうか?以下で代表的な2つのメリットを挙げていきます。
独立の足がかりになる
今後のキャリアプランとして独立を視野に入れている場合、スポットコンサルの副業は何よりの足がかりとなるはずです。
通常、企業に属している立場であれば、自分自身のスキルや経験だけでクライアントに向き合い、成果を出したり、評価を得られたりという機会は非常に貴重なものといえるでしょう。
スポットコンサルであれば、限られた時間で上記のようなかけがえのない経験を積み重ねていくことが可能です。
また、この副業で関わったクライアントと強い信頼関係を築くことができれば、独立後に取引先となる可能性が十分にあります。
スキルを伸ばせる
本業で培ったノウハウや経験を活かしてさまざまなクライアントの多種多様な相談に乗ることは、自身のスキルアップにもつながります。
また、副業で積み上げたスキルを駆使して、難易度の高い案件に挑戦することも可能です。成果をきちんと出して、クライアントの評価も高ければ、自分の能力や市場価値の把握もできるでしょう。
スポットコンサルが副業する際のデメリットや注意点
新たな副業や、独立の手段としても注目されているスポットコンサルですが、メリットばかりではありません。以下の2点は特に心得て、副業を始めるようにしましょう。
案件内容を精査する
気軽に課題を解決できるとあって企業側の利用も増え、副業としてもスポットコンサルの案件は安定して供給されています。
ただし、コンサルタントの業種や職種によっては、自分のスキルや経験、希望条件などとマッチングしづらい場合もあるでしょう。このため、事前の情報収集によるニーズの把握は欠かせません。
また、報酬面にばかりフォーカスして、スキルや時間が見合わない案件を受けても成果が出ないばかりか、信頼問題にも関わるため、案件内容の精査は必須です。
さらにスポットコンサルは単発のため、じっくりクライアントと向き合えず、思うようにアドバイスが伝わらないなど、意思疎通がうまく図れない場合もあります。
このようなコミュニケーションミスを招かないためにも、連絡ツールなどを活用して、まめに連絡を取るようにしましょう。
本業の規定を遵守する
副業を始めるにしても、何より優先すべきは本業での仕事です。まず、自身の勤務先が副業を認めているかどうか、必ず事前に就業規定をチェックしておきましょう。
また、コンサルタントが扱う情報は、クライアントの経営や事業に関する機密情報がほとんどです。たとえ副業であっても、知り得た情報を世間話程度でもうっかり…ということは絶対にあってはなりません。
本業・副業どちらにおいても信頼を失うことのないよう、許可はきちんと取り、情報漏えいに関しては万が一を考慮して、慎重に慎重を重ねる位の対応を心がけておけば安心です。
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今回は、スポットコンサルの副業を検討されている方に向けて、役立つさまざまな情報をお届けしました。
ピンポイントでクライアントの相談に乗るサービスとして注目を浴びるスポットコンサル。副業に多くの時間を割けない方でも、スポットという形態であれば手軽に取り組み始めることができるでしょう。
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