インフラエンジニアの副業とは?時給相場や案件例、注意点まとめ
企業のITシステムを構築するITエンジニアの一種で、IT基盤や土台となる構造、設備などインフラストラクチャーの構築を主に担当するインフラエンジニア。
今回はインフラエンジニアの副業を検討する方に向けて、メリットから注意点、おすすめできる具体的な案件例を時給の相場も交えながら詳しく解説していきます。
インフラエンジニアは副業できる?
ITシステムの基盤を支える重要なポジションであり、設計から運用保守まで幅広い業務に携わるインフラエンジニア。
ITシステムの浸透によって、市場においてもインフラエンジニアのニーズは年々増加傾向にあり、高報酬の仕事も多いため、副業としても非常に狙い目といえるでしょう。
副業としてインフラエンジニアの仕事をするには、事前に業務内容をよく確認することはもちろん、本業との競合関係にも注意する必要があります。
インフラエンジニアの副業の主な種類
インフラエンジニアとして活躍できる副業にはどのようなものがあるでしょうか。以下で代表的な6つのお仕事を紹介していきます。
物理サーバー環境構築
サーバーのハードウェア自体や、直接構築されたシステム環境を指し、仮想化ソフトを介せずにハードウェアへ直接アクセスできるため、制約が少なく性能も高い物理サーバー環境構築。
特にWindowsやLinuxのネットワーク機器に関するスキルや経験がある方に、おすすめの副業といえるでしょう。
クラウドインフラ環境構築
AWSやGoogle Cloud、Azureといったクラウドサービスを専門に扱い、ITシステムの基盤部分の設計や開発・運用・保守を行う、クラウドインフラ環境構築エンジニア。
ITインフラのコストや迅速性をはじめ、セキュリティの面でメリットが大きいことから、現在数多くの企業でクラウドへの移行が進められており、副業市場でも非常にニーズがあります。
クラウドに詳しい方はもちろんのこと、上記のインフラ構築経験や知識が豊富な方に、おすすめの副業といえるでしょう。
運用・保守
インフラ環境が正常に稼働するために欠かせない、運用・保守業務。システムの監視やエラーチェックをしながら、不具合が起こった際には原因を判断し、他部署とも連携しながら解決していきます。
そのほか、システムのバージョンアップにも対応するなど、スキルにより担当する業務はさまざまですが、経験が浅い方でも比較的取り組みやすい副業といえるでしょう。
WEBライター
テクニカルライターとしてWEBメディアなどからの依頼を受けて、仕事や技術・業界などに関する記事の執筆を担う副業も、インフラエンジニアとしてのスキルを活かしやすいでしょう。
高度な技術や仕組みなどの専門的な内容を、これから学びたいという人に向けて分かりやすく解説する記事は非常にニーズがあり、人気も高くなっています。
パソコンとネット環境さえあれば、スキマ時間をうまく利用して収入を得ることが可能なうえに、専門的な記事の執筆は単価も1文字数円程度と比較的高めのため、おすすめです。
ITコンサルタント
エンジニアとしてだけでなく、IT全般に深い知識がある方なら、副業でITコンサルタントとして活躍する方法もあります。
インフラエンジニアのスキルを活かせるコンサルティングとしてはITインフラの最適化をはじめ、運用業務の効率化やIT基盤戦略の支援、情報セキュリティ対策などがぴったりといえるでしょう。
時間を有効に使える短期間のスポットコンサルもあるため、スキルを無駄なく活かしてトライできる点でもメリットの大きい副業です。
基幹システム移管
企業における「生産」「販売」「在庫」「会計」「人事」などの業務を管理し、経営状況の可視化や業務プロセス改善の効率化などが図れるため、さまざまな企業に導入されている基幹システム。
現行のシステムに改善する必要性が出た場合、ソフトウェアやハードウェアの一部、またはすべてを新システムへと移行させる業務も、インフラエンジニアのスキルが発揮できる副業です。
移行範囲の明確化や移行するデータ量の見積もりなど、システムの移行計画に始まり、移行元のデータ調査やプログラムの作成、リハーサルを経て移行作業を実施していきます。
工程も多く、膨大なデータを取り扱うため、インフラエンジニアにとってはプレッシャーが掛かり、難易度も高い業務といえますが、その分やりがいにも収入にも繋がる副業といえるでしょう。
インフラエンジニアの副業案件の例
インフラエンジニアとしてのスキルが活かせる副業には、どのようなものがあるでしょうか。「稼働時間」「単価」「条件」の具体例を踏まえながら、以下に2例紹介していきます。
オンプレミスのインフラ構築
稼働時間 | 土日祝のみ(20時間程度/月) |
---|---|
単価 | 時給1,800~2,500円程度 |
条件 | ・WindowsサーバーやLinuxサーバーの設計・構築経験があること ・ネットワーク機器に関する知識が豊富なこと |
ITスポットコンサルティング
稼働時間 | 土日のみ(20時間程度/月) |
---|---|
単価 | 時給1万5,000~3万円程度 |
条件 | ・IT業界に関する高い知見や経営知識があること ・プレゼンスキルがあること |
インフラエンジニアの副業案件の時給相場
副業市場においてもニーズがあり、そのスキルを有効に活かして報酬が得られるのがインフラエンジニアならではのメリットといえるでしょう。
副業をした場合、時給や単価に換算すると、その相場は以下のように比較的高額なのが特徴です。
- 運用・保守/時給2,000~3,500円程度
- ITコンサルタント/月額40万~60万円程度
インフラエンジニアが副業するメリット
非常にニーズのあるインフラエンジニアの副業。副業を始めた場合、どのような利点があるでしょうか?以下で代表的な2つのメリットを上げていきます。
時間の融通が効く
インフラエンジニアの副業は、土日のみや平日夜だけの案件も豊富にあるため、スキマ時間を有効に活かして高収入を得ることが可能です。
またより高い生産性とスキルが求められるものの、週1回からOKの案件もあるため、本業とのバランスをみながら、効率よく稼いでいきましょう。
収入を増やせる
副業を始める目的としては、現状より収入を増やしたいという方がほとんどでしょう。インフラエンジニアの副業は高いスキルや豊富な実績も求められますが、高単価の案件も多いのが特徴です。
収入を得ながら、さらにスキルも磨ける点もメリットといえます。インフラエンジニアとしての市場価値を高めることもできるため、転職や独立を検討した場合に有利となるでしょう。
また副業であれば本業とは違って、自分が伸ばしたいスキルや経験したい業務に注力した案件の獲得も可能です。
インフラエンジニアが副業する際のデメリットや注意点
副業市場でも引く手あまたなインフラエンジニアの副業ですが、メリットばかりではありません。以下の2点は特に心得て、副業を始めるようにしましょう。
本業は副業OKか
インフラエンジニアとして副業を始めるにあたって必要なのが、本業の勤務先が副業をOKとしているかどうか確認することです。
副業はOKでも、競合関係にあたる企業の副業はNGとされる場合もあるため、必ず就業規則はチェックして、記載がなくても直属の上司や人事部などに確認を取っておきましょう。
業務内容を精査する
インフラエンジニアの副業のメリットは高単価なほか、スキルに応じてさまざまな案件に挑戦することが可能な点に尽きるでしょう。
このため、自分のスキルや経験に見合った案件選びが重要になります。単価にばかり目が行き、無理な案件を受けても対応しきれず、納期に間に合わなければ信用問題に関わります。
また、システムの基盤を担当することになると、リリース作業や改修作業などは平日の昼間に行えません。このように、インフラエンジニアは他の職種に比べ、夜勤や休日での対応がほとんどです。
システム基盤に障害が発生した場合には、システム全体に影響をおよぼすため早急な対応が求められます。この点も踏まえて、業務内容はあらかじめよくチェックしておきましょう。
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今回は副業でインフラエンジニアとして活躍したい方に向けて、役立つさまざまな情報をお届けしました。
自分の経験やスキルをフルに活かしながら高い報酬が得られるのが、インフラエンジニアの副業における最大のメリットといえるでしょう。
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