副業ノウハウ

本業の傍ら、好きなことや得意なことを発信して広告収入を得られるのは、うれしいものですよね。

この記事では、広告収入の副業とは何か、広告収入が得られる媒体や広告収入で稼ぐメリットを詳しく解説します。広告収入の副業をする際の注意点も紹介するので、最後まで読んでチェックしてくださいね。

広告収入の副業とは？

広告収入とは、自分で制作した動画や記事などのコンテンツに企業の広告を付けて得られる収入を指します。過去の作品であっても、広告が見られたりクリックされたりすることで継続的に収益が得られるため、軌道にのれば何もしていない時間にも自動的に収益が発生します。

広告収入を得るためには、発信内容と読者・フォロワーが関心のあるジャンルの広告を選択して貼付することが大切です。場合によっては広告が自動的に表示され、選択できないケースもあるため、事前によく調べて広告を貼付する媒体を選ぶと良いでしょう。

広告収入が得られる媒体

ここからは、どのような媒体で広告収入の獲得が狙えるのかを見ていきましょう。

各種ブログ

初心者でも始めやすいのはブログです。ブログを開設する際にテーマを決め、テーマに沿った記事を作成してブログで公開します。基本的にGoogleなどの検索エンジンで記事の上位表示を狙い、サイトに集客することで広告収入へつなげます。始めたばかりのタイミングでは、なかなか読み手がつきませんが、諦めずにとにかく継続することが大切です。

成果報酬型広告・クリック型広告・インプレッション型広告で収益化するのが一般的ですが、サイトのビューワー数が上がれば、企業から直接広告掲載依頼や商品やサービスのPR案件が来ることもあるでしょう。

X（旧Twitter）

従来、広告収入を得るのが難しかったX（旧Twitter）ですが、2023年8月からクリエイターに対して広告収入を分配する「クリエイター広告収益分配プログラム」が新たに開始されました。全てのクリエイターが収益化できるわけではなく、下記条件を満たす人のみ収益プログラムへの参加が可能です（2023年11月時点）。

・フォロワー数500人以上
・過去3ヶ月のインプレッション数が500万以上
・X Premiumあるいは認証済み組織にサブスクライブしている

以上の条件を満たすのが難しい場合は、自身の運営するブログへの集客にXを活用し、ブログのアフィリエイト広告から収益を得る方法もあります。

Instagram

Instagramでもいくつか収益化する方法が存在します。いずれにしてもまずは定期的に発信し、フォロワー数の獲得を目指す必要があります。

よく知られているのは、企業からのPR案件です。企業が紹介してほしい商品やサービスを「タイアップ投稿」として掲載することで、成果報酬やPR報酬が得られます。1投稿に対して報酬額が設定されている場合もありますが、ギフティングという形で、投稿での報酬は発生しないものの無料でサービスが受けられるケースもあります。

もう一つは、ストーリーズのリンクスタンプにアフィリエイト広告を貼付し、そのリンクがクリックされたり、リンクの先の商品が購入に繋がったりすることで報酬を得る方法です。こちらの方法は、フォロワー数よりもフォロワーのエンゲージメントがより大切になります。日頃からストーリーズを運用し、活発に交流しましょう。

Youtube

動画配信プラットフォーム YouTubeでも広告収入が得られます。アカウントのコンセプトを決め、テーマに沿った動画を制作し、YouTubeプラットフォームに掲載します。動画中に含まれる広告動画が再生されることで報酬が得られる仕組みです。なお、YouTubeで広告収入を得るには下記の条件を満たす必要があります（2023年11月時点）（※1）。

・チャンネル登録者数1,000人以上
・次のいずれかを満たしている
　①公開されている動画の過去1年間における総再生数時間4,000時間以上
　②公開されているショート動画の過去90日間の視聴回数が1,000万回以上

動画広告以外にも、企業のPR案件から報酬を得る方法もあります。いずれも、チャンネルを育てるのに一定の期間を要するため、忍耐強く定期的にコンテンツを制作する覚悟を持っておきましょう。

※1出典：YouTubeヘルプ『YouTubeで収益を得るには』

TikTok

ショート動画配信プラットフォームTikTokでもフォロワー数が数万人規模になってくると、企業からのPR案件が来ることがあります。アカウントのブランディングがしっかりしている場合には、フォロワー数が数千人であっても「マイクロインフルエンサー」として認識され、商品やサービスの無料提供の広告案件に携わるチャンスがあるでしょう。

また、TikTokアカウントのプロフィール欄に自身が運営するブログやWebメディア、YouTubeのURLを掲載し、リンク先でのアフィリエイト広告や動画広告の収益アップにつなげる方法もあります。

スマホアプリ

最も難易度が高いのは、スマホアプリから広告収入を得る方法です。アプリ内にバナー広告やアイコン広告を表示させ、クリック回数やリンク先の商品・サービスの購入回数から報酬が得られます。

アプリがすでにあれば、広告を表示させればすぐに始められる副業ですが、これからアプリを開発する場合にはプログラミングスキルが不可欠です。また、アプリ開発後もアプリストアで販売するための有料ライセンスなど、維持費が発生すること、さらにバグに対応するサポート力も要し、さまざまな観点で副業として始めるにはハードルが高いといえるでしょう。

副業の広告収入で稼ぐメリット

ここからは、広告収入を稼ぐ副業をするメリットを3つ紹介します。

時間の融通が利く

広告収入の仕事では、多くの場合パソコンやスマホがあれば自宅にいながら作業できます。さらに、いつ仕事に取り組んでも問題なく、自分の都合の良いタイミングでコンテンツが制作できます。投稿スケジュールも自分でコントロール可能なため、心にゆとりを持って仕事ができるでしょう。一方で自分を律しなければ、ついつい後回しになってしまうので注意してくださいね。

軌道に乗れば安定した収益が見込める

一度軌道に乗せられれば、自分が寝ている時間、遊びに行っている時間であっても自動的に収益が発生するのも魅力です。トップYouTuberやインスタグラマーでなくとも、自分一人であれば広告収入だけでも十分に生活できるようになるでしょう。ただそこへたどり着くまでは、戦略を立て、過去のコンテンツや競合の分析を繰り返し、粘り強い活動が求められることは覚悟しましょう。

初期投資が少ない

広告収入の副業を始める際、多くの場合で初期費用はかなり抑えられます。ブログを新たに開設する際のサーバー費用やASP（アプリケーションサービスプロバイダ）の利用料など一部発生するものもありますが、基本的にはスマホやパソコン、そしてインターネット環境さえあればすぐに始められます。

副業の広告収入で稼ぐ場合の注意点

最後に、広告収入の副業をする際の注意点を3点紹介します。

簡単に稼げるわけではない

いずれの方法であっても、広告を貼付したからといって必ずリンクがクリックされて購入につながるかといえば、そうではありません。特に広告運用を始めたばかりの時期には、収益ゼロが何ヶ月も続くことも考えられます。

自分の発信内容に合った広告を選択して貼付し、複数のSNSを運用して集客につなげるなど、工夫しながらコンテンツを発信しましょう。

収益化まで時間がかかる

いずれの方法でも、アカウントを立ち上げてすぐに収益化できるわけではありません。ブログの場合には、まずはまとまった数の記事を掲載し、広告を貼付する権利から得なければなりません。

SNSでも、まずフォロワー数を獲得しなければ、広告どころか、投稿を見てもらえる機会も限られます。少なくとも週に数回更新を、数ヶ月、場合によっては1年以上継続し、フォロワーや読者を徐々に獲得できるよう頑張りましょう。長い間発信してきた先に、収益が1円でも入った時の喜びはひとしおです。

サービスの仕様変更の影響が大きい

特にYouTubeやInstagram、X（旧Twitter）では利用規約やサービスの仕様、さらにアルゴリズムが頻繁に変更されます。せっかく軌道に乗っていたにもかかわらず、アルゴリズムが変更され、広告収益が激減する可能性もあるでしょう。

各プラットフォームの公式サイトやニュースページ、利用規約、コミュニティガイドラインなどに頻繁に目を通し、柔軟に対応することが求められます。

副業探しならlotsfulがおすすめ

この記事では、広告収入の副業とは何か、広告収入が得られる媒体や広告収入で稼ぐメリットと注意点を詳しく解説しました。

自分の得意なこと、趣味を活かして楽しみながら発信することで収益化のチャンスがあるのは大きなメリットといえるでしょう。

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