Photoshopを使った副業とは?種類や注意点まとめ
本業でPhotoshopを使用している人のなかには、隙間時間や休日にその技術を活用した副業でさらに活躍の場を広げたいと考えている人がいるかもしれません。
この記事では、Photoshopを使った副業の種類や実際の案件例と時給相場、さらに副業として始める際の注意事項について詳しく解説します。
Photoshopを使った副業はできる?
Photoshopは、写真編集やデザイン・イラスト制作ができるツールです。カメラマンのアシスタントからデザイナー寄りの仕事まで、活躍の場はさまざまです。
未経験からでも数ヶ月勉強すれば、基本的な使い方を身につけられ、仕事を受注することはそこまで難しくありません。そのため、Photoshopの経験者だけでなく、新たに知識を身につけてチャレンジしたい人にもおすすめです。
Photoshopを使った副業の主な種類
Photoshopは、パソコン1台あればどこにいても仕事ができます。在宅で完結する副業がほとんどで、隙間時間や本業の休みの日に始めやすい案件が多く見られます。
ここからは、Photoshopを使う副業を12種類紹介します。
画像編集加工
よく募集がかかっている副業案件の一つが、画像の編集や加工作業の仕事です。Photoshopでは、複数の画像やイラストを合成したり、ネットショップ用の商品画像を加工したり、あるいは効果を追加してドラマティックなキービジュアルを作ったりと、仕事内容は多岐にわたります。
大量の画像編集・加工を一括で依頼される案件が多く見られ、より専門的で繊細な技術が必要になればなるほど単価が高くなる傾向にあります。
リサイズ
画像を指定サイズに変更するリサイズの仕事もあります。画像データのリサイズは、一般的にはファイルサイズを小さくしたい際に行います。縦横のピクセルを減らすと画像の鮮明さにほとんど影響することなくサイズが小さくなります。
とりわけ、紙媒体用の大きな画像サイズをWeb用に小さくする作業として依頼されることが多い案件で、一度に50点のリサイズなど複数の画像をまとめて依頼されるケースが多いでしょう。
レタッチ
撮影してからレタッチ・修正するまでがフォトグラファーの作品づくりです。レタッチとは、料理をより美味しそうに見せたり、人物写真で髪や肌を美しく見せたり、あるいは映り込んでしまった不要な要素を削除したりと、写真全体をさらに魅力的にするために加工・修正を施す作業を指します。
フォトグラファーのなかには、レタッチ専門のレタッチャーを雇っていたり、外注したりしているケースもあります。レタッチの難易度や作業量の多さによって単価は変わりますが、簡単な作業であれば一度に100枚以上と大量に依頼される仕事もあります。
バナー作成
デザイナーに近い仕事としては、バナー作成の依頼もあります。SNSやWeb広告に使用される画像制作の依頼が多く、デザイン力はもちろん、一目見て思わずクリックしたくなるようなマーケティング視点も求められます。
一方で、依頼元企業のブランディング要素となるため、コミュニケーションを綿密にとり、ブランドガイドラインに従いながら、より魅力的なバナーを作成する必要があるでしょう。
サムネイル作成
需要が高いのは、Photoshopを活用したサムネイル作成の仕事です。具体的には、ブログのトップページやWeb記事の最上部に表示される画像、YouTube動画のサムネイルを扱います。先ほど紹介したバナー制作と同様に、クリックして中身を読みたくなる、動画を見たくなるような魅力的な画像制作スキルが必要とされます。
SNSアイコン作成
法人・個人問わずSNSの顔であるアイコンを作成する仕事もあります。依頼元から指定された写真やイラスト、ロゴを使って、小さいサイズながら魅力的で個性あるアイコンを制作します。
デザイナーとして独立を目指す人にとって、最初の実績づくりに良い副業といえるでしょう。シンプルな画像制作だからこそ、依頼元との丁寧なコミュニケーションと、ニーズを的確に把握することが必要です。
チラシ・名刺の作成
Photoshopを使ってチラシや個人の名刺をデザインする案件も見られます。チラシでは、強調すべき要素を整理して簡潔に紙面で表現しなければなりません。
名刺作成では、シンプルなデザインのみの場合もあれば、イラストを作って施す案件もあります。デザインだけでなく、イラスト作成が得意な人に特におすすめの副業です。
写真販売
もし、写真撮影が得意であれば撮影からレタッチまでを自身で行い、作品を素材販売サイトに掲載して利益を得ることもできます。将来的にフォトグラファーとして独立を目指す人は、本業が休みの日や隙間時間にコツコツ作品をストックしていくと良いでしょう。
ただし、出品した作品がすぐに売れるとは限らず、即座に利益が得られない可能性もあります。早い段階での収益化を目指す場合は、単に好きなものを撮影して販売するというより、需要の高い対象を撮影して販売用に作品づくりをすると良いでしょう。
Photoshop講師
十分にPhotoshopを使いこなせる人は、講師業を担うのも一つの方法です。オンラインスクールでの講師を業務委託で受ける方法のほかに、単発のセミナー講師やスキルシェアサービスを利用した個人指導も可能でしょう。Photoshopを使った仕事にさらに幅を持たせたい人や、人に教えることが得意な人に向く職種です。
LPデザイン
商品購入や資料請求を促すためのWebページ、LP(ランディングページ)のデザインをする仕事もあります。商品やサービスの魅力を伝えながら、購入に直結するようなデザインの縦に長いページを作っていくマーケティング要素が強い仕事の一つです。LPデザインに対する知識や豊富な経験が求められるため、初心者には獲得難易度が高い案件といえるでしょう。
Webサイト作成
Webサイト制作に関わる仕事もあります。Webデザイナーとともにチームで仕事をすることが多く、Webサイトデザインのコンセプトや大枠のなかで、必要とされるバナーやアイコンの作成、画像編集や写真のレタッチ作業を行います。自らが関わったデザイン要素が新しいWebサイトにちりばめられていき、やりがいが感じられる副業といえるでしょう。
執筆活動
毛色が異なる副業としては、Photoshopの使い方をテーマに記事を書くライターとして活動する方法があります。Photoshopの使い方は多岐にわたるため、初心者向けから上級者向けまで、細かい使い方からメインとなる機能の説明まで、幅広いテーマの記事にニーズがあるでしょう。
Photoshopを使った副業の例
ここからは、Photoshopを使用する具体的な副業案件を2つ紹介します。
Facebook広告のバナー制作
業務内容 | 子ども向け習い事事業の新規獲得を目的としたFacebook広告バナーを作成 ・ブランドガイドラインに沿ってデザイン制作する ・ターゲット:5歳〜小学校3・4年生の子どもがいる母親・父親 ・画像サイズ:横1080px × 縦1080px ・作成枚数:月に4〜5枚程度 ・JPG・PSD・PNG形式3パターンを納品 ・依頼から3〜5日で納品 ※依頼時に参考デザインの共有あり |
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稼働時間 | 画像1枚あたりの業務時間:3時間 1ヶ月に5枚の画像を制作(15時間/月) |
単価 | 画像1枚3,500円 |
条件 | ・Chatworkでのやりとりができる人 ・応募時に過去に制作したバナーを提出 |
ファッションECサイトの画像制作
業務内容 | ファッションECサイトに掲載する画像制作 ・画像の切り抜き、色調補正 ・洋服をメインに雑貨の写真を使った作業もある ・月に一度打ち合わせに参加 |
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稼働時間 | 1ヶ月に15時間勤務 |
単価 | 時給2,000円〜3,000円 ※経験を考慮して最終決定 |
条件 | ・Photoshop経験者 ・楽天・ヤフーなどネットショップ経験者歓迎 ・年齢制限なし |
Photoshopを使った副業の時給相場
Photoshopを使った副業の種類は豊富ですが、単純作業が多く、時給相場や単価は全体的に低めに設定されている案件が多く見られます。そのため、作業効率を上げていかに数をこなすかが稼ぐためには重要でしょう。
画像編集や加工の作業であれば1件数十円から数百円、画像リサイズ案件で50~100枚のまとまった発注案件でも1案件5,000円程度のものが多く見られます。
デザイン要素の高いサムネイルやWeb広告バナー作成などでは、1枚あたり500円~数千円が相場です。
一方、LP制作は難易度が高いかつ一件あたりの工数がかかることから、1案件あたり10万円前後から数十万円のものもあります。
また、Photoshop講師業の仕事では、時給2,000円前後のものがあり、スキルシェアサービスを利用して自分でパッケージを作れば自身が納得できる価格を設定することもできます。
副業にかけられる時間と自身がどの分野で活躍の場を広げるかを検討して、仕事内容を選択すると良いでしょう。
Photoshopを使った副業の注意点
ここまで、Photoshopを使った仕事の種類や実際の案件例、報酬相場を解説してきました。
ここからは、副業案件を獲得する前に知っておきたい注意点2つを紹介します。
ポートフォリオを用意しておく
案件を獲得する際、過去の実績や作品の提示が求められることがほとんどです。副業にチャレンジする際は、これまでに関わった作品や仕事内容をすぐに提出できるよう、ポートフォリオとしてまとめておくと安心でしょう。
さらにSNSや個人ブログなどで常にポートフォリオが閲覧できるようにしておくと、営業することなく案件の依頼が舞い込む可能性もあります。
著作権に注意
写真やデザイン要素などを扱って画像をデザインしたり編集したりする場合には、著作権について理解を深めておくと安心です。
ほかの人の作品を無断で使用するのは著作権の侵害となり、トラブルの原因になります。事前に使用の許可を得たり、場合によっては必要な素材を購入したりしたうえで、規約の範囲内で使用しなければなりません。
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この記事では、Photoshopを使った副業の種類や実際の案件例、時給相場、さらに副業として始める際の注意事項について解説してきました。
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