副業ライバーとは?収入を得るポイントや注意点
職業として注目が高まっているライバー。本業の傍ら、隙間時間でライブ配信にチャレンジしてみたいと検討中の人もいるかもしれません。
この記事では、副業ライバーとして収入を得るためのポイント、副業ライバーにチャレンジするメリットと会社にバレるなどのリスクについて詳しく解説します。
ライバーは副業になる?
そもそもライバーとは、ライブ配信アプリでライブ配信する人を指します。発信内容はさまざまですが、雑談ベースで視聴者とのコミュニケーションを楽しむ人や音楽活動の一環として歌やダンスを配信する人、さらにヨガのレッスンや占い講座のプラットフォームとして活用する人などもいます。
メインの収入源は、視聴者からの「投げ銭」です。投げ銭とは、応援の気持ちを込めて金銭を贈ったり、アプリ内でバーチャルアイテムを購入して贈ったりするものです。動画プラットフォームYouTubeの「スパチャ」と呼ばれる「スーパーチャット」が投げ銭の代表例としてよく知られています。視聴者にとっても自分の存在をアピールし、名前を呼んでもらえるチャンスにつながるため、双方向のコミュニケーションを盛り上げる仕組みの一つといえるでしょう。
事前準備は必要ながら、ライブ配信では基本的に配信後の動画編集作業がありません。そのため、本業を抱えながら空き時間や休日にライバーとして活動することは十分に可能です。
ライバーで副業収入を得るポイント
ライバーの収入源の中心は投げ銭ですが、知名度が上がってくると企業の商品やサービスを紹介する企業案件を獲得できる可能性もあります。ここからはライバーとしてより活躍して収入源を大きくするためのポイントを6つ紹介します。
配信時間を決める
人気ライバーになるためには、まず定期的な配信を継続することが大切です。そのために「毎日夜22時から2時間」や「土日の朝7時から1時間」など、配信日時を決めて定着させると良いでしょう。
視聴者も「この時間にアプリを開くと必ず配信がある」と想像できるようになり、遊びに来やすくなります。さらに、リピーターを獲得する効果もあるため配信頻度と日時を決め、最初のうちはとにかく継続することを目指しましょう。
テーマを決める
日常会話ベースで視聴者とコミュニケーションをとるタイプの配信にチャレンジする場合は、その日のトークテーマをあらかじめ設定すると視聴者もコメントしやすくなります。
よくあるトークネタとしては、その日の出来事を話す近況報告や、社会情勢、ニュースに関する話などが考えられます。自宅配信が中心の人は、たまに旅行やイベントなどの外出先から配信すると絵替わりして配信が盛り上がりやすくなります。
ファンが増えてきたら、視聴者からのコメントや質問を募集して配信中に回答するという内容も良いでしょう。
特技を活かす
ライブ配信でファンを獲得するのに最も大切なのは、自身の特技を活かした配信内容を選ぶことです。歌が得意な人であれば視聴者のリクエストに応えて歌唱したり、ゲームが好きな人はゲーム配信をしたりしても良いでしょう。
配信を見てデビューに繋がったり、新たな仕事に繋がったりするケースもあり、好きなことが思わぬ形でさらなる活躍の場を生んでくれることもあります。ヨガや筋トレレッスンの配信でファンがつけば、実店舗開業の道も開けるかもしれません。
コメントに反応する
ライブ配信をより盛り上げるために、視聴者からのコメントや投げ銭には大きくリアクションをとって反応しましょう。また「見にきてくれてありがとう」「投げ銭○○円、ありがとう」などと感謝をマメに伝えることも大切です。
ポイント制が採用されている配信プラットフォームでは、「○○ポイント貯まれば、○○について話します!」などと視聴者参加型にして盛り上げる方法もよく採用されています。
身だしなみに気をつける
現実世界と同様にライブ配信中でも身だしなみや清潔感は大切です。清潔感はライバーの印象を左右するため、最低限の身だしなみには配慮しましょう。
また、水着や下着、露出の多い服、あるいは有名キャラクターがデザインされた衣服は配信アプリによっては規約違反となってしまうことがあります。事前に規約を確認し、服装や身だしなみの規定を確認しておくと安心です。
SNSにも注力する
ライバーとして活動するのであれば、X(旧Twitter)やInstagram、TikTokといったSNSを定期的に運用することで相乗効果が期待できます。視聴者にライブ配信の案内をしたり、直前にリマインドしたりできるほか、「【質問募集】次の配信で話します」と次の配信内容をファンとともに作ることもでき、配信外でも交流を深められるでしょう。
普段はライブ配信を視聴しない新たな層を獲得できるチャンスという側面からも、SNSの運用は有用です。
ライバーを副業にするメリット
ここまでで、ライバーとして活動するコツやポイントを解説してきましたが、そもそも副業ライバーを始めるメリットはどこにあるのでしょうか。ここでは3つの良い点を紹介します。
必要な機材が少ない
ライブ配信のプラットフォームのなかには、無料で使えるものがあり、加えてスマートフォン1台あればいつでもどこからでも配信できます。その点で必要な機材や初期費用が最低限に抑えられるのが魅力といえるでしょう。
メイクやスキンケアのライブ配信を希望する場合にはライティング、両手を使う場合はスマホ用スタンドがあればより配信内容の幅が広がります。これらは数千円から購入できるものもあるので、いずれにしても初期費用は少なく済みます。
話すだけでも成立する
YouTuberの動画制作では、事前にテーマを企画して台本を準備したり、撮影後には動画編集の作業が必要だったりします。一方、ライバーは、事前準備が一部必要とされるものの動画編集は基本的に不要です。
視聴者が増えるなど配信に慣れてくれば、雑談ベースで視聴者とコミュニケーションを取ったり、自らの近況報告を配信したりするだけでもコンテンツとして成立するため、副業として始めやすいでしょう。
成功すれば知名度が上がる
最初は副業ライバーとして活動していても、視聴者や知名度が上がれば収入が増え、仕事の幅が拡大する可能性もあります。有名ライバーから歌手やモデルとして活躍の場を広げている例は複数あります。リアルイベントでのトークショーや講師の仕事に繋がったり、店舗開業に至ったりすることもあり、夢が広がる副業といえるのではないでしょうか。
ライバーの副業は会社にバレる?
ここまでで副業ライバーとして収益を得るためのポイントや副業ライバーのメリットを紹介してきましたが、一方で会社に身バレすることが心配な人もいるかもしれません。ここでは、自身の活動がバレてしまうパターン2つを紹介します。
税金関係でバレるケース
前年度の所得で決まる住民税は、副業で収入が入ればその分増加します。会社員の多くは、「特別徴収」によって毎月給料から住民税が天引きされています。そのため、給料の額以上に税金が発生している事実が判明すると、バレるリスクがあります。バレないようするためには、住民税を自分で納付する「普通徴収(※1)」に変更しておくと安心です。
※1出典:総務省『個人住民税』
顔バレしてしまうケース
ライバーは、バーチャルキャラクターでライブ配信をするVライバーでないかぎり顔出し配信することが多いでしょう。一方、視聴者はアイコン表示であるため、どのような人が見ているかをライバー本人が認識するのは極めて難しい状況です。そのため視聴者のなかに会社関係者がいれば噂が広がり、バレてしまう恐れがあるでしょう。
ラジオ配信や楽器の演奏、あるいはゲーム配信などでは顔出しせずに活動しているライバーもいるため、この分野であればリスクが減らせるかもしれません。
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この記事では、副業ライバーが収入を得るためのポイント、副業ライバーのメリットと会社にバレるリスクについて解説しました。
ライバーは収益化するのに時間と根気が必要ですが、副業として始めやすく、夢のある職種とも捉えられます。
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