独立の前に副業すべき理由とは?どんな人が向いている?
働き方の多様化が進む中、起業やフリーランスなど独立を目指す方も多いのではないでしょうか。ただし独立するためには、しっかりとした収益を立てるノウハウや、技術を持っている必要があります。
独立前に副業を始めることは、その2つを身に付けるにはぴったりといえるでしょう。
今回は、独立をする前に副業をするメリットやデメリット、独立に繋げやすい副業の種類および副業から、独立に向いている人の特徴まで詳しく解説していきます。
独立の前に副業をするメリットとは
独立を目指した場合、副業をするともたらされる5つのメリットについて、以下で解説していきます。
独立資金を増やせる
独立前の副業がおすすめなのは、何といっても独立資金を確保できることに尽きるでしょう。
独立すれば、自分の給料は自分自身が作り出さなくてはいけません。何をしていきたいかという事前目標が一番重要ですが、資金計画があやふやなまま独立するのは非常にリスクが高く、おすすめできません。独立しても売り上げを出せなければ、すぐに日々の生活を送ることすらままならない状態になってしまいます。
その点、副業をして独立資金を増やしておけば、事業をスタートしてすぐ売り上げに繋がらなかったとしても、その資金で生活を乗り切る、あるいは新たな事業展開に投資することも可能です。
顧客を獲得できる
独立する際に何より必要なのが、あなたの技術やサービスを必要とするお客様です。新規顧客をいかに獲得できるかが、独立と業務継続が成功に終わるか否かの最重要ポイントといえるでしょう。
副業を始めれば、本業と同様に業務を通じてさまざまなお客様との関わりができます。その際に自分のスキルをうまくアピールしながら、信頼関係を築き上げていくことが肝心です。あなたのファンともいうべきお客様が獲得出来たら、独立して活動の場を変えても、必ずあなたの元に訪れるはずです。
そのお客様からさらに新たなお客様を紹介されることで利益もアップし、理想的な経営ができるでしょう。
経験が増える
いくらスキルがあっても、同じ環境に居続けて変化のない生活を送っているだけでは成長に限界があるでしょう。いろいろな世界を経験してこそ、スキルが磨かれるだけでなく、視野も広がり見聞もさらに高まります。
副業を通して、仕事だけでなく人との関わりなどの経験値を増やしていけば、それはあなたのかけがえのない価値となるはずです。
人脈が増える
副業をすることで増えるのは、収入だけではありません。本業にしろ、副業にしろ、最初から最後までたった1人で行う仕事はほぼないといってよいでしょう。
副業でも同じ仕事をする仲間をはじめ、仕事の依頼者や取引先の方など、多くの人が関わることに変わりありません。完成度の高い納品物・サービスの提供や、誠意ある対応のやりとりの中から、かけがえのない人間関係が構築できます。
築き上げた人脈をうまく活用していけば、1人では出来なかったことにも挑戦出来たり、新たな活路を見出せたりして、収入以上の財産になるはずです。
独立後の見通しが立てやすくなる
副業をすることで、行動すべきことや結果に伴う収益などが肌感覚で実感できるようになります。この感覚が身に付いてくると、実際に独立をした時の収益予想も可能です。
また案件の獲得や、請求書の発行、入金管理をはじめとするバックオフィスなど、本業では担当しなかった業務に挑戦してみることで、企業の仕事やお金の流れが理解できるメリットもあります。
副業を通じて身に付く上記のような「経営感覚」も、独立後に非常に役立つ感覚といえるでしょう。
独立の前に副業をするデメリットとは
独立する前に副業に挑戦することは、メリットばかりではありません。以下のようなデメリットがあることも事前に知っておけば、不要なトラブルやゴールへの遠回りを避けることができます。
稼働時間が増える
副業は、本業での勤務を終えた夜間や休日を使って行うことになるため、単純な労働時間の増加だけでなく、肉体的にも精神的にも負担は増えていきます。
慣れないうちは、特に体力面できついと感じることも多いでしょう。無理をして体調を崩すようなことがあれば、本業に支障が出るどころか、独立という目標も諦めなければならない結果にも繋がりかねません。
「本末転倒」とならないよう、本業と副業に割ける時間と体力のバランスをよく考えたうえで、ほどほどの程度に留めて続けることが、成功に繋がる鍵といえるでしょう。
独立の時期が遅くなる
事業としてやりたいことがあるなど、独立の目的がもともと明確な方であれば問題ありませんが、本業の給与が低いなど、金銭面での不満により独立を検討している方は少々注意が必要です。
本業と副業の両立に慣れて収入が安定してくると、「独立しなくてもよいかも…」という考えに陥る可能性は大いにあります。
準備が整わないうちに慌てて独立するのも、さまざまなトラブルに繋がりますが、モチベーション次第ではタイミングを逃してしまうため、独立の目的と時期はあらかじめよく考えておきましょう。
独立に繋げやすい副業とは
独立に役立つ副業にはどのようなものがあるでしょうか。以下で代表的といえる5つの仕事を紹介していきます。
エンジニア
さまざまなWebサービスや、スマホアプリの開発などを行うエンジニアは将来性もあり、業界全体で人材不足のため、非常にニーズも高く副業としてもうってつけです。
設計や開発など、本業で培った高いスキルがあれば、副業でもすぐ活かせるうえに、独立しやすい点が何よりのメリットといえるでしょう。
独立後は自社サービスを開発してリリースしたり、副業で築いた人脈を上手に利用して受託開発をしたり、自分に合った方法とペースで活躍することが可能です。
デザイナー
ファッションから、車・インテリア・雑貨などの生活商品、Webやグラフィックに代表されるメディア関連、そして街づくりなど環境に関連するものまで、さまざまな分野で活躍できるデザイナー。
デザイナーとしてセンスと技術を磨き上げてきた方なら、独立は一番の夢であり目標といえるのではないでしょうか。
本業だけでなく、副業でも顧客とのやりとりによる営業力を身に付けながら地道に経験を積んで、自分のスキルや強みをアピールできるポートフォリオを充実させていきましょう。
独立すれば、企業に勤めている頃より自由度も高くなるため、複数の仕事を請け負って高収入を得ることが可能です。
マーケター
企業の商品開発や販売戦略など、企業活動において非常に重要なポジションを担うのがマーケターといえるでしょう。
ネットやSNS、スマホの普及によりマーケティング手法も日々進化しているため、急速に変化・拡大を続ける市場に対して自社部門だけでは対応しきれず、副業人材に注目が集まっています。
プロジェクト単位で業務を発注する企業も増えてきており、副業としてこれらのマーケター業務を請け負えれば、高い報酬が見込めるだけでなく、成果が認められればさらに大きな仕事も狙えます。
副業で実績を積んでいけば、独立してもさまざまな企業から継続的な仕事の受注が見込めるはずです。
ライター
文章を書くのが得意な方であれば、ライターも副業からスタートして独立に繋がりやすい副業といえます。Webコンテンツや雑誌など媒体やジャンルもさまざまですが、未経験の方であればWebライターがおすすめです。
ネット記事のまとめサイトやグルメ情報など、ライター未経験の方でも挑戦しやすいコンテンツは多数ありますが、単価は1文字0.5円程度と非常に低いため、独立を目指すには不向きです。
医療や教育関連、技術系など本業で専門的な分野の仕事をしている方であれば、その知識をぜひ記事の執筆に活かしてみましょう。
これらの記事はユーザーのニーズが非常に高いうえに、経験に基づいた高い専門知識が必要なため、文字単価も1文字1~10円程度と高いのが特徴です。
また、自分のブログを開設して広告収入を得るという方法もあります。いずれにしろ閲覧数が上がり人気のライターやブロガーになれば、ライター1本で食べていけるほか、書籍化による印税生活も夢ではありません。
コンサルタント
企業が抱える課題を見つけ出し、その課題に対する解決策の提案や助言を行うコンサルタント。
職業が細分化され、WebやIT関連など日々進化するシステムを活用した企業戦略が求められている現代では、非常にニーズのある仕事といえます。
企業の営業課題を分析して解決に導く営業コンサルタントや、ITによる課題解決を目指すITコンサルタント、市場リサーチなどの提案を行うマーケティングコンサルタントなど、ジャンルは多岐にわたります。
コンサルタントとして担当する分野の幅広い知識や、業界での実務経験年数など、求められるスキルに若干の差はあるものの、よりよい経営ができるようにサポートする点では同じです。
副業としても、スキマ時間を有効に使ってできるうえ、独立に必須とされる「経験値」も「人脈」も増える副業といえるでしょう。
副業からの独立に向いている人の特徴
副業をしてから独立することに向いていて、かつ、成功しやすい人には、以下に挙げる3つの特徴があります。
タスク管理が得意
企業に属していれば役割分担がある程度出来ているため、自分がやらなくても誰かが代わりに業務を進めているというケースも珍しくありません。しかし、独立したら他に社員を雇わない限り、すべての業務を自分で把握して管理していかなければなりません。
タスク管理ができないために、お客様との大切なアポイントを忘れたり、納期遅れを起こしたりすれば、二度と仕事の依頼が来ないなど、信用問題に直結するでしょう。
副業をしていれば、本業との兼ね合いを見ながら働くという行動が自然に身に付くため、時間や労務量、体力も含めたあらゆる調整がうまくできるようになります。
顧客としっかりコミュニケーションが取れる
独立を目指す方の中で、「組織の中で立ち回るのが苦手だから独立する」という方は少なくありません。ただし、その理由が人と対応するのが苦手であるから…というのであれば、残念ながら独立は向いていないといえるでしょう。
独立をすれば、自分が前面に立ってさまざまな人々とコミュニケーションを取っていかなければなりません。
例えばクリエイティブ職でも、請け負った仕事を顧客へ提出して終わりではなく、事前に取材やプレゼンをはじめとするやりとりがあるはずです。どんな業種の仕事であっても、顧客との密なコミュニケーションがあってこそ、信頼関係が生まれて成り立っていきます。
本業だけでなく副業をしている方は、コミュニケーションがいかに重要な意味を持つか感じる機会も多くなるため、独立に向いているといえます。
マーケティング思考ができる
常に顧客(相手)の立場や目線で施策を打つことで、顧客が自ら商品・サービスの購入や導入決定を目指す思考法であるマーケティング思考。
この思考が出来る方は、まさに独立向きといえるでしょう。価値観が多様化した今、顧客の行動や求めるものも画一的ではなくなってきています。
さまざまな商品をはじめ、情報などサービスのターゲットとなる顧客それぞれのニーズを先回りして察知して、一番適切なものを届けられなければ、他社との差別化は図れません。
マーケティングを本業や副業で専門にしていなくても、この思考を常に意識して実践していくことが独立における成功のカギです。
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今回は、独立を目指す方に向けた副業の重要性をはじめ、役立つさまざまな情報をお届けしました。
働き方や価値観が多様化している今こそ、モチベーションをしっかり保ちながら、自分の進むべき道を有益なモノにしていきましょう。
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