副業でアフィリエイト！始め方や注意点を解説
副業を開始する際、パソコンとネット環境があれば手軽に始められるアフィリエイトを検討される方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、アフィリエイトで収益が得られる仕組みから、アフィリエイトを副業にする際の始め方、メリットや注意点も踏まえて、詳しく解説していきます。
アフィリエイトは副業に向いている？
アフィリエイトは、自身のブログなどのWEBサイト内に企業や商品の広告リンクを貼り、サイトを訪れた読者がリンクをクリックして商品やサービス等が売れた場合に手数料が支払われる仕組みです。
収益となる手数料は、商品購入のほか資料請求や会員登録などでも得られます。
アフィリエイトに取り組む人は「アフィリエイター」と呼ばれ、注目度の高い商品や人気ジャンルであれば、収益が月数万～100万円を超える場合もあります。
アフィリエイトはパソコンとネット環境さえあれば手軽にスタートできます。より拡散力のあるInstagramやTwitterを活用したSNS型をはじめ、動画型と呼ばれるYouTubeへの参入も増加中です。
参入者も増えた今、アフィリエイトで安定的な収益を確保するには、サイトへの訪問者数を減らさないようブログへ定期的な話題を提供し、まめに更新を続ける地道な努力が必要です。
アフィリエイトの仕組み
アフィリエイトとひと言でいっても、収益を得るにはさまざまな仕組みがあります。下記の3つを紹介しますので、自分のスキルや環境にあった方法で始めてみましょう。
クリック型
クリック型とは、WEBサイト上の広告がクリックされた時点で報酬が確定します。
広告枠に自動的に広告が掲載される仕組みで、ユーザーのブラウザに保存されているCookieを元にしたシステムの判断か、掲載されるページの記事内容に合わせた広告が表示されます。
収益を得やすいため非常に人気のあるサービスである反面、導入時の審査が厳しく収益を大きく伸ばすことは難しいともいわれています。
ジャンルにより収益額に大きく差があるのが特徴で、金融・保険・美容系・不動産・教育・就職/転職・健康などに関するものは人気かつ、単価が高い傾向にあるためおすすめです。
インプレッション型
インプレッションとはアフィリエイトリンクが表示されることで、その表示数をimpと略す場合もあります。クリック型とは違い、表示されただけで収益が得られるのが特徴です。
このためアフィリエイターにとっては、記事と関係ない広告の場合でも収益が入る点が最大のメリットといえるでしょう。
PV数の多いWEBサイトや芸能情報などトレンドに特化したコンテンツに適していますが、簡単に報酬が得られる分、単価はかなり低く設定されているのがデメリットといえます。
成果報酬型
WEBサイトに掲載されている広告をユーザーがクリックして商品等の申込ページへと移動し、そこで商品の購入やサービスが申し込まれた時点で成果、つまり報酬が確定します。
その商品やサービスを深く理解する必要があるため、クリック報酬型広告よりもハードルは高いものの、1件あたりの収益はクリック報酬型広告よりもはるかに高額なのが特徴といえるでしょう。
報酬はジャンルによって差はありますが、成約1件あたり数千〜数万円になるケースもあり、特に脱毛サロンやジムなど美容・ダイエットのジャンルは単価設定が高い傾向にあります。
また、掲載広告の種類はサイト運営者により決定されるため、自分のサイトを訪れるユーザーにとって商品・サービスの購入や体験がしやすくなるような説明をするテクニックが必要です。
副業でアフィリエイトするメリット
今や多くの人々の注目を集めるアフィリエイトが副業に向いている理由は、下記に述べる3つのような大きなメリットがあるからです。
手軽に始めやすい
パソコンとネット環境があれば初期費用もほとんどかからず、特別な資格やスキルがなくても手軽に始められる点が何よりメリットといえるでしょう。
自分のWEBサイトで商品やサービスなどを紹介することで広告収入を得られるため、ECサイトのように在庫管理や売れ残った商品を抱える心配もありません。
知識を活かせる
アフィリエイトは未経験でも始められますが、本業や趣味などで得た知識やスキルがあればさらに有効に活かせて、収益UPにもつながります。
例えば本業で培った専門的なノウハウやスキル・リアルな体験談等は、そのジャンルの情報を知りたいユーザーにとっては非常に魅力的です。
また趣味や興味のあることは記事も書きやすく、その熱量はユーザーに伝わるため、アクセスや収益に直結するメリットがあります。
何より自分が経験して身に付けたことや好きなことが収益につながれば、あらゆる面で充足感が得られるでしょう。
中長期的に稼げる
アフィリエイトは初期費用がほとんどかからない分、収益という結果が出るまでは数ヶ月単位の時間を要する場合がほとんどです。
一見デメリットのように思われますが、自分のWEBサイトに固定のユーザーが訪れるようになりクリック数が増えるなど、一旦軌道に乗ってしまえば継続的かつ安定した収益が見込めるでしょう。
それだけに常にサイトを訪れるユーザーを念頭に置き、検索エンジンの最適化を図るSEO対策や、サイトのこまめな更新など、地道にコツコツ気長に取り組む姿勢が重要です。
副業のアフィリエイトはどれくらい稼げる？
アフィリエイトの単価相場はジャンルにより大きく異なり、アフィリエイターが稼ぐ収益も月に数千円から数百万円まで、個人のスキルや取り組み具合によってかなり差があるのが特徴です。
クリック型やインプレッション型などは単価が低い分、専門知識を必要としない場合が多いため、初心者であっても取り組みやすい案件といえます。効率的に稼ぐためにも下記の単価相場を把握しておくとよいでしょう。
| クリック型 | 1クリックあたり1～20円前後 |
|---|---|
| インプレッション型 | 広告が100回表示されて1円程度 |
| 成果報酬型 | 1件あたり数百～数万円（商品やサービスなどの価格の数％程度） |
副業でアフィリエイトする注意点
アフィリエイト広告では商品レビューやランキングの形態をとることが多く、誇大広告や虚偽の口コミ、有名人などの写真の無断利用など不当表示が起きやすい点が懸念されています。
また広告主のチェックが行き届かない点も問題視され、消費者トラブルが相次いだことにより消費者庁の取り組み強化のため設置されたのが「アフィリエイト広告等に関する検討会」（※1）です。（2021年6月10日〜2022年1月28日）
続いて2022年2月15日には「報告書」（※2）が、同年6月29日には、改正「事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置についての指針」（※3）が施行されました。
これらの指針では消費者庁が広告主に求める内容が詳細に記載されているため、これからアフィリエイトを始める方は一度目を通しておくとよいでしょう。
その他注意すべき点として、アフィリエイトによって得た所得の総額が原則として年間20万円以上になった場合、本業の給与の年末調整とは別に税務署へ確定申告を行わなければなりません。
また所得金額が20万円以下だった場合でも、住民税に関しては市区町村の役所・役場へ申告しなければならないため注意しましょう。
副業での確定申告に関するより詳細な情報を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
※1出典：消費者庁HP アフィリエイト広告等に関する検討会 | 消費者庁 (caa.go.jp)
※2出典：消費者庁HP アフィリエイト広告等に関する検討会 報告書 (caa.go.jp)
※3出典：消費者庁HP 事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置についての指針 (caa.go.jp)
副業のアフィリエイトの始め方
副業でアフィリエイトを始めるには、どのような準備をしていけばよいでしょうか。下記に順を追って解説していきます。
WEBサイトのテーマを決める
アフィリエイトで収益化を狙うのであれば、WEBサイトのテーマを決めることが非常に重要なポイントとなります。テーマの選択を誤ると、どれだけ頑張っても収益化につながらないためです。
- 市場規模が大きい
- 売る商品やサービスが豊富である
- 自分にとって興味がある
このようなテーマを選択すればユーザーを取り込みやすく、また記事も書きやすいというメリットがあります。
転職や仮想通貨などの投資関連は、人気のテーマでありアクセス数を稼ぎやすいため、おすすめといえるでしょう。
WEBサイトを立ち上げる
テーマが決まったら、自分専用のWEBサイトを立ち上げましょう。サイトを立ち上げるとなるとハードルが高いと感じるかもしれませんが、下記の3つをそろえればWEBサイトを作れます。
- レンタルサーバーの契約
- 独自ドメインの取得
- WordPress（有料ブログ作成用のソフトウエア）の設定
サービス元からサーバーとドメインが借りられる無料ブログでもサイトは立ち上げられますが、最初から広告が貼られており、また検索順位も上がりにくいなど制限が多く収益化には適しません。
またアフィリエイトをNGとしている場合などは規約違反となり、サービス元の運営が終了すればブログ自体が消滅するリスクもあります。
そのため、本格的に収益化をしていくなら広告やカスタマイズも自由に行える、有料ブログのWordPressでサイトを開設することをおすすめします。
ASPに登録する
自分専用のWEBサイトを立ち上げたら、サイトと広告主の仲介役を担う事業者であるASP（アフィリエイト・サービス・プロバイダ）に登録します。
このASPは事業者のそれぞれの得意分野によって下記の3種類に大きく分けられます。
- Amazonなどの総合ショッピングサイトが提供する「モール型」
- クレジットカードや保険・証券会社など、モール型より利益率の高い「総合型」
- 実績あるサイト運営者を対象にした、会員制や紹介制等利益率が非常に高い「クローズド型」
アフィリエイト初心者には、一般層向けの商品を多数取り扱っていて、ユーザーも利用しやすいモール型がおすすめでしょう。
登録方法に関してはASPによって多少の差はあるものの、下記の情報があれば概ねOKです。
- サイト名とURL
- サイトのジャンル/概要
- 紹介したい商品のジャンル
- 氏名/住所/電話番号
- 報酬の振込先となる金融機関の口座情報
ただしASPによっては、ユーザーの登録情報をもとにしたサポートや商品を紹介することがあります。このため名前は必ず本名で登録し、他の情報も正確なものを記載しなければなりません。
またサイトが自社のサービスに適切かどうか、加えて一定期間内での販売実績の有無など審査基準もさまざまなため、登録から利用開始まで時間がかかる場合もあります。
いずれにしろASPはアフィリサイト運営において非常に重要となるため、できれば複数のASPに登録して、条件や経験値によってうまく使い分けていくとよいでしょう。
紹介する商品・サービスを選ぶ
アフィリエイトで効率よく収益を得るには、紹介する商品やサービスをよく吟味することが重要です。
それにはできるだけ単価が高く、人気のある商品やサービスを選ぶことをおすすめします。例えば、金融関連の商品は一件あたりの契約額が高いメリットがあります。また、自分のサイトのテーマに合った商品やサービスを選ぶこともポイントといえるでしょう。
アフィリエイト初心者のうちは、登録へのハードルが低い転職エージェントの無料登録や、動画配信サイトなどの無料体験をおすすめします。
コンテンツを作る
アフィリエイトを成功させるには、まずサイトを訪れるユーザーが何を目的として、どうすれば満足するのかを念頭に置いたユーザー目線のコンテンツ作りが要となります。
決めた商品やサービスと照らし合わせ、ユーザーが商品の購入を目的にしているのか、また困りごとを解決する情報が得たいのか、まずターゲットを明確にしなければなりません。
ターゲットとするユーザーが求めていた商品や情報のほかに、サイト内の関連記事にも興味を持つようになり、商品などの購入に繋がっていく流れが理想的といえます。
話題の商品や情報を取り上げるだけでなく、ユーザーが更新を心待ちにするような魅力的でオリジナリティあふれるコンテンツ作りを目指しましょう。
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本記事では、副業としてアフィリエイトを検討されている方に向けて、その仕組みや始め方などをご紹介しました。
得られるメリットだけでなく注意すべき点も多々あるため、それらを踏まえてアフィリエイターとしてのスタートを切り、効率的に収益UPを目指しましょう。
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