英語力を活かす副業とは?時給相場や案件例、注意点まとめ
英語のスキルを活かして副業を始めたいけれど、「どんな種類の副業があるのか分からない」また「気になる時給について知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では 、英語の副業をスタートする際の注意点から、案件例とその時給額も踏まえて詳しく解説していきます。
英語力を活かせる副業とは?
英語は世界共通の言葉のため、さまざまな業界で英語スキルのある人材が求められています。副業人材においてもそのニーズは高く、スキルがあれば高い報酬を得ながら活躍できるのも特徴といえるでしょう。
英語が堪能で、その特技を活かした副業を検討した場合、どのような種類の仕事があり、そしてどこで探せばいいのか、すぐには思いつかないのではないでしょうか。
英語を訳す事が得意であれば、翻訳の仕事は副業としてぴったりといえるでしょう。また会話力などより高いスキルを活かして高い報酬を目指すなら、通訳やオンラインでの英会話講師もおすすめといえます。
これらは英語に特化した案件が豊富な求人サイトやエージェントの他、クラウドソーシングのサイトでも見つける事が可能です。
また在宅ワークの普及により、オンラインなど場所を問わず働ける点はもちろん、最近ではアプリをダウンロードして会員登録するだけで、すぐに仕事をスタートできるものもあります。
英語を話したり、訳したりするだけでなく、ライティング能力が求められる案件もあるため、 自分が得意とする分野を稼働時間などの条件に合わせて選ぶ事が重要です。
英語を使った副業の種類
翻訳
英語を使った副業の代表的なものに翻訳が挙げられますが、この翻訳も大きく分けて以下の3種類があります。
- 実務翻訳(産業翻訳・ビジネス翻訳):IT・経済・金融・医療分野の文書の翻訳
- 出版翻訳:フィクションやノンフィクションなど海外で出版された雑誌や書籍の翻訳
- 映像翻訳:字幕・吹き替え・ボイスオーバーから成り、海外の映像作品を日本語に翻訳
報酬は仕事の内容や翻訳のレベルで大きく異なります。たとえば求人サイトでは、文書の翻訳で時給1,800円~3,000円などの募集が多くあり、副業とはいえ好条件の内容です。
ただし、勤務時間が9時~17時など本業での勤務と重なっているケースも多く、副業として始めるには難しいかもしれません。
一方クラウドソーシングで募集されている案件は、1件500円~1000円程度と若干低めではあるものの、空き時間を利用して始められるため、副業にも最適です。
通訳
翻訳に次いで英語を使った副業案件として人気がある通訳に関しても、下記の3種類に分けられます。
- 同時通訳:「聞く」と「訳す」をほぼ同タイミングで行う通訳方法
- 逐次通訳:話者の話の区切りごとに行う通訳方法
- ウィスパリング通訳:通訳を必要とする1~2名に対しささやくように行う通訳方法
利用シーンは大規模な会議から一般的な商談や意見交換会までさまざまですが、いずれの場合も要求される英語レベルは高く、また対応力やコミュニケーション能力も求められます。
単価相場は高いスキルを必要とする同時通訳が半日稼働で6万円~8万円となり、逐次通訳は2万5000円~4万円、ウィスパリング通訳は4万円~5万円程度が目安です。
オンライン会議が広まった事で在宅でも通訳業務がしやすくなったため、求人サイトやクラウドソーシングにおける案件数は増えています。
ただし、通訳する業界の専門用語や知識を瞬時に訳さなければならないため、担当する案件の情報は事前の入念なリサーチが欠かせません。
また社内通訳などの経験がない方は、応募条件に該当しない場合もあるため、副業としても難しいといえるでしょう。
またイヤホン・マイクなどの機材や、安定したインターネット環境を準備する必要があるため、他の副業と比べて初期費用がかかる点に注意しましょう。
オンライン英会話講師
場所や時間を問わずに英語が学べる場として人気のオンライン英会話スクールの講師も、副業としておすすめできる職種です。
講師として求められるTOEICのスコアは750点~800点程度、英検ならば準一級以上と、決して高くはありません。
単価は、1レッスン(約25分)あたり500円〜2000円程度が相場です。レッスン数に応じて給料が発生するうえ、多くのオンライン英会話サービスでは24時間サービスを提供しているため、レッスンをした分だけ収入につながります。
メール・電話対応
海外通販などの増加に伴い、商品の問い合わせや出品・返品などの対応を英語でサポートする副業も、需要が高まっています。
基本的な英語力と共に、国内での顧客対応やメルマガ作成などの実務経験が活かせるケースもあるため、自分のスキルや経験にあった案件を選ぶ事がポイントです。
基本的な英語力と共に、国内での顧客対応やメルマガ作成などの実務経験が活かせるケースもあるため、自分のスキルや経験にあった案件を選ぶ事がポイントです。
また 、クライアントのメールに対しては即返信する事や 、定期的なメールチェックなどレスポンスの良さも求められます。長時間の作業はできなくても、すきま時間はある程度確保できる方におすすめの副業といえます。
海外調査
海外進出を検討している企業などの競合調査をはじめ、自社製品などの海外における認知度や消費者動向、法律をクリアしているかなどをリサーチする仕事です。
インターネットなどを使い現地の情報を調べるデスクリサーチに始まり、もっと踏み込んだ情報が欲しい場合は、現地の方を対象にしたアンケート調査や専門家へのヒアリングを実施します。
このため基本的な英語スキルが必要な事はもちろん、仕事を請け負った企業に関する知識や、マーケティング能力が求められます。
案件に関してはクラウドソーシングのサイトなどでも探す事が可能です。例えば海外の物販サイトで販売されている商品のリサーチなど比較的簡単なものであれば、調査する商品1件につき数十円~100円程度の報酬が得られます。
フルリモートでできる上、稼働もすきま時間を有効に利用できるため、副業にはぴったりの仕事といえるでしょう。
英文ライティング
主にWebサイトなどで、日本の情報を海外に向けて発信、あるいは海外の情報を国内向けに発信する際の執筆を担当します。
文化や価値観に合わせて適切な表現を選びながら、正確な情報を魅力的な英文で伝えなければなりません。このためまず英語に関する高いスキルが必要です。
例えばTOEICならスコア800程度が目安になります。また、前者はライティングスキルが、また後者はリーディングスキルが特に求められるでしょう。
案件はジャンル特化型の求人サイトやクラウドソーシングサイトで見つける事ができますが、高いスキルが必須のため、報酬単価はかなり高めになっています。
例えば日本から海外向けの情報を紹介する記事は1文字20円、海外情報を国内向けに紹介する記事なら1文字30円程度のため、1000文字の記事であれば2万円~3万円の収入が見込めます。
英語を使った副業案件の例
英語を使った副業案件は、上記の翻訳や通訳などの他にもさまざまな案件があります。例として3つのお仕事について稼働時間や単価、求められるスキルなどについてご紹介します。
外国人観光客のツアーガイド
外国人観光客に対して英語で日本の観光地を案内する仕事です。以前は「通訳案内士」という国家資格が必要でしたが、2018年1月の法改正に伴い、無資格でも有償でツアーガイドができるようになりました。
外国人観光客に対して、観光地や建造物の情報だけでなく日本の文化もあわせて紹介するため、高度な英語力はもちろん、歴史や伝統文化に精通していなければなりません。
副業としてツアーガイドを始めるなら、自分の都合を優先して働きやすい現地ガイド仲介サービスなどに登録するのがおすすめです。1回の稼働時間はだいたい3時間程度で、時給の相場は1500円~2500円と比較的高めになっています。
翻訳文のチェッカー
チェッカーとは、翻訳された文章の校正や校閲を行う仕事です。原文と翻訳文を照らしながら、誤字脱字や誤訳などをチェックし、納品物のクオリティの維持・向上を目指します。
求められるスキルはTOEICなら745点、英検であれば準1級程度でも応募できる案件があるため、翻訳の副業を始めるには英語力に自信がないという方でもおすすめです。
副業として始めるのであれば、クラウドソーシングサイトなら未経験でも仕事を得やすく、稼働時間も納期に間に合えば1日1時間位から着手できます。
ただし翻訳よりスキルは求められないため、時給の相場は1400円~1900程度と低めに設定されているのが特徴です。
製品説明書の翻訳
日本向けの海外製の電化製品などの取扱説明書やカタログの翻訳を行う仕事です。製品についての専門性や、誰にでも読める自然な英文が書けるスキルが求められます。
クラウドソーシングサイトなどの案件では時給ではなく、1製品の取扱説明書やカタログによって1ページあたり大体2000円~3000円程度の報酬が設定されているケースがほとんどです。
こちらも納期に間に合えば、空いた時間を上手に利用して1日数時間、また他の案件と同時進行できるため、副業としておすすめの仕事といえます。
英語を使った副業案件の時給相場
英語ができる人材の需要が高まっている昨今、クラウドソーシングのサイトでも英語を使った副業案件が増えています。
この需要に対応できる人材はまだ少ないため、いずれの案件も時給や単価の相場は他の副業案件に比べて1500円~2000円程度と高めの傾向です。
例えばオンラインの英会話講師で、ネイティブのスキルを所有し、人気講師のポジションになれば時給3000円程度となります。
また副業初心者の場合は、多少報酬は少なくても時給1500円程度から始められるチェッカーなどで実績を積んで、より高い報酬を狙える翻訳などに挑戦するとよいでしょう。
英語を使った副業の注意点
自分のレベルに合った案件を選ぶ
報酬が高い副業案件は確かに魅力的です。ただしその分求められるスキルも高くなっています。自分のレベルに見合わない案件を選んで、稼働時間の割に稼げなかったり、クライアントが納得する結果にならなかったりすれば、副業を継続的に続ける事は困難になります。
自分のレベルに合った仕事を請け負う事でクオリティを確保しながら、次の仕事につなげていくようにしましょう。
英語力以外のスキルも必要
ほとんどの仕事において英語力はもちろんの事、専門知識やコミュニケーションスキルが求められます。例えば翻訳や通訳などは、その業界や専門分野に関する知識が必要です。
また依頼主やクライアントとの電話やメールのやりとりにおいて、きちんとしたビジネスマナーで対応しなければなりません。
英語を使った副業は報酬が高い事もあり人気のため、条件の良い案件を獲得するには、英語力以外のスキルをアピールする事で他者と差別化する必要があります。
このため本業での知識を活かせる分野であれば、活躍の場はさらに広がるといえるでしょう。
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英語のスキルがあれば高単価な副業案件を獲得する事が可能ですが、報酬の高さだけでなく、さまざまな視点や選択肢の中から、よりご自身に合った案件を探す事が肝心です。
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