UXデザイナーの副業とは?時給相場や案件例まとめ
「業務の幅を広げていくために、UXデザインに挑戦してみたい」、「さまざまな領域で、質の高い顧客体験を創造していきたい」など、本業では実現が難しいことに、副業を利用しながらチャレンジしてみようと考えている人は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、UXデザイナーが副業するメリット、UXデザイン案件に挑戦する中で押さえておきたいポイント、注意点から、時給の相場や案件の探し方、具体的な案件例まで、副業を目指すUXデザイナーの方が気になる情報を集めました。ぜひ、参考にしてください。
UXデザイナーは副業できる?
ECサイトなどにおいては、ただ商品を購入するだけでなく、商品の検索から購入までの体験を設計し、より良い顧客体験を提供することが求められています。そうした顧客体験の設計やデザインを行うUXデザイン案件が、増加傾向にあります。そのため、UXの豊富な知見を持った方は、市場価値の高い人材として活躍することができます。
さまざまなUXデザインに関わる案件がありますが、本業の就業規則において競合他社での副業を禁止する場合が珍しくありません。たとえ興味がある案件であっても、競合他社などで副業を行なってしまうと、後々トラブルのもととなりますので、注意が必要となります。
UXデザイナーの副業の主な種類
WEBサイトのUXデザイン
使いやすくて、快適なだけでなく、そのサイトを使った人が「楽しい」といった体験を得られるように、デザインや設計を手がけるのがUXデザインになります。ユーザー体験によって、そのサイトだけでなくサービスや商品を提供している企業まで好きになってもらうようなデザインを目指していきます。
アプリのUXデザイン
アプリのUXデザインに関しても、WEBサイトと考えは同じです。そのアプリを使うことで、ワクワクするような体験をユーザーに届けられる、デザインや設計を目指していきます。これらを実現させることで、ユーザーから必要とされるアプリという立ち位置を確立し、競合他社との差別化を図ることができます。
UXデザイナーの副業案件の例
「企業ブランディングに関わるUXデザイナー」の案件例
起業家と地元企業をつなげるコミュニティサイトのUXデザインを担当。クリエイティブを通して、ゼロから企業ブランディングを実現することを目指していきます。
稼働時間 | 月約25〜30時間 |
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単価 | 10万円/月〜 |
条件 | ・ブランディング戦略立案 ・UI/UX設計 など |
「新規サービスをデザインするUIデザイナー」の案件例
新サービス立ち上げにあたり、UX部分を担えるデザイナーを募集。小規模のスタートアップのため、デザイン業務だけでなく若手デザイナーのサポートも期待しています。
稼働時間 | 月約30〜35時間 |
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単価 | 12万円/月〜 |
条件 | ・UI/UXデザインの経験 ・デザイン提案の経験 など |
「医療系プラットフォームのUXデザイナー」の案件例
医療現場で働く人と患者さんに、より良い体験を届けるためのUXデザインやプロダクトデザイン全般をお任せします。社会貢献性の高い、やりがいのある仕事で力を発揮することができます。
稼働時間 | 月約40〜50時間 |
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単価 | 14万円/月〜 |
条件 | ・UI/UX設計 ・WEBフロントエンドの知識 など |
UXデザイナーの副業案件の時給相場
UIデザイナーの時給相場は1,780円となります。
さらに単価の高い案件に関わるためには、サイトやアプリ全体のUXをデザイン・設計するようなスキルが必要になってくるでしょう。自身のスキル・経験を踏まえながら、希望に合った案件を探していくことをオススメします。
UXデザイナーの副業に必要なスキルや知見
情報設計力
そのサイトやアプリを使うことで、ユーザーにどのような体験を届けたいのか。企業がイメージする世界観をヒアリングし、UXデザインを進めていきます。さまざまな情報がある中で、それらを整理しながら最適なアウトプットに仕上げていく、情報設計力が求められます。
UXデザインツールのスキル
一人でデザインを担当するのか、複数人でデザインを進めていくのかで使用するツールも変わります。チームでデザインを作り上げていく場合は、「Figma」のように複数人かつリアルタイムで共同編集できるツールを選ぶと、作業効率をアップさせることができます。
仮説設計力
収集されたデータやインタビューをもとにして、課題の解決方法、目指すべき世界観などを検討していきます。そうした施策を立てつつ、マイルストーンを置きながら、いつまでに、何を行なっておくべきか。仮説を立てながら、業務設計を進めていく力が必要になります。
マーケティングに関する知見
テクノロジーの進化によって、さまざまなユーザー情報を集められるようになりました。こうした背景により、マーケティングの精度も驚くほど高まっています。UXデザイナーもマーケティングの知見をもとにして、収集したデータや事実を参考に、感覚だけに頼ることなくUXデザインを進めていきます。
UIデザインスキル
アプリでもWEBサイトであっても、より良いユーザー体験を届けるためには、それらを快適に使用するためのUIデザインが必要になります。使う人にストレスを与えるようなものでは、良質なユーザー体験を実現させることはできないのです。UIデザインスキルは、UXデザインのベースとなるスキルだと言えるでしょう。
UXデザイナーが副業するメリット
実績を増やせる
副業案件の中には、サイトやアプリの一部分だけを担当する業務から、サービス全体を担うようなUXデザインに関われるものまで多岐に渡ります。そのため、簡単な業務から始めることも、本業では関われなかった大きな案件にチャレンジすることも可能です。自身の希望に合わせて、実績を積んでいきましょう。
スキルを高められる
新サービスの立ち上げや、裁量のあるデザイン業務など、副業ならさまざまな業務を経験することが可能になります。特にスタートアップの場合は、少数精鋭でビジネスを展開している場合が多く、副業人材であっても幅広く業務を任せる傾向にあります。デザインだけでなく、よりビジネスに近い場所で働きたいといった希望を叶えることもできるでしょう。
UXデザイナーが副業する際の注意点
コミットメントの範囲を明確にする
先ほどもお伝えした通り、スタートアップなどでの案件は、与えられる裁量が大きいため、さまざまな業務にチャレンジすることができます。一方で、想定以上の業務を依頼されるケースもあります。そうしたことを避けるためにも、案件に入る前にコミットメントする範囲を明確しておきましょう。そうすれば業務に関わってからのトラブルを、防止することができます。
確定申告が必要な場合がある
副業で得た収入分の税金(所得税や住民税)は、自身で納める必要がありますので、確定申告を忘れないようにしましょう。確定申告は例年同じようなスケジュールで行われており、2022年提出分(令和3年分)の確定申告期間は、2022年(令和4年)2月16日(水)から2022年(令和4年)3月15日(火)までとなっていました。
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