WEBディレクターの副業とは?時給相場や案件例まとめ
WEBディレクターとして、より幅広く案件に関わることで経験を積み、収入をアップさせたいと考えている人は多いでしょう。
そこで本記事では、WEBディレクターにおいて副業を行うメリットや注意点や時給の相場、案件の探し方、具体的な案件例まで、WEBディレクターの副業案件を探す人が、気になる情報を集めました。ぜひ、参考にしてください。
WEBディレクターは副業できる?
近年では、マスコミ四媒体広告費をインターネット広告費が上回るようになり、今後ますますWEB案件が増えていくことが予想されます。そのため、副業におけるWEBディレクターのニーズも高まっていくでしょう。特にスタートアップなどでは、正社員のクリエイティブ人材が不足していますので、それらをカバーするために副業人事を積極的に活用しています。
一方、WEBディレクターは多忙なポジションですので、本業と副業のバランスを取るのが非常に難しいといえます。とはいえ、スケジュールをしっかりと管理できれば、自身が希望する副業案件にも積極的にチャレンジすることができるでしょう。
WEBディレクターの副業の主な種類
WEBサイト制作
企業のコーポレートサイトやオウンドメディア、商品・サービスのLPにECサイトなど、規模の大きいものから、1ページで完結する小規模のものまで、さまざまなWEBサイトが存在しています。
ただし、大きな制作の流れは変わらず、サイトの企画を立案し、それに合わせたサイトの設計やワイヤーフレームを引いて、コンテンツを考え、サイトデザインが完成したら、コーディングを行い、リリースします。WEBディレクターはそれぞれの工程をチェックしながら、クリエイティブを管理していきます。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングでは、ターゲットに対して適切なコンテンツを発信し、ファンを増やしながら商品やサービスの購入につなげていきます。
「認知段階」、「調査・理解段階」、「比較・選択段階」、「リピート・口コミ段階」に合わせて、テキスト・動画コンテンツやオンラインイベントなどを提供。担当する商品・サービスに合わせて、各段階のターゲットに刺さるコンテンツをディレクションしていきます。
クライアントワーク
制作業務以外にも、WEBディレクターにはさまざまな業務があります。その一つがクライアントワークです。WEBサイトを制作する前に、クライアントから要望や課題感をヒアリング。それらをもとに、サイトの制作を進めていきます。
プロデューサーや営業がいる場合は、予算やスケジュール管理を彼らに任せることができますが、小規模プロジェクトの場合は、そうした管理業務まで担うケースもあります。また、サイト制作に必要な人員を外部に依頼する場合は、そのアサインや制作に向けた調整業務なども一括で担当する場合があります。
WEBディレクターの副業案件の例
コンテンツ企画をメインにしたWEBディレクターの案件例
サイト内の企画に合わせて、コンテンツ制作を進める。
進行管理を中心に、コンテンツに関わるディレクション業務を担当する
稼働時間 | 月約25〜30時間 |
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単価 | 10万円/月〜 |
条件 | ・サイト改善の企画提案経験 ・WEBサイトのディレクション経験 など |
新規事業案件に関わるWEBディレクター
新規事業のプロモーションを行うため、WEBディレクターを募集。
クリエイティブのディレクションはもちろん、プランニングまで対応。
稼働時間 | 月約30時間 |
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単価 | 12万円/月〜 |
条件 | ・デジタルマーケティング実務の実務経験 ・WEBサイト改善経験 など |
PRに関わるWEBディレクター
企業PRに向けたサイト制作を担当。各施策のコンテンツ制作のディレクションや進行管理業務に関わりながら、外部の制作チームとのやり取りも行なっていく。
稼働時間 | 月約15〜25時間 |
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単価 | 8万円/月〜 |
条件 | ・何らかのディレクション経験 ・サイト制作の進行管理経験 など |
WEBディレクターの副業案件の時給相場
WEBディレクターの時給相場は2,240円となります。
サイトのディレクションや進行管理だけでなく、予算管理や外部デザイナーのアサインといったプロデューサー業務や、サイトまわりだけでなくキャンペーン全体の企画提案といった、幅広い領域をカバーできれば単価をアップさせることも可能です。
WEBディレクターの副業に必要なスキルや知見
HTMLの知識
コーディングを行う際には、HTMLを使ってページ内の文章やレイアウトといった構造を定義します。通常はWEBディレクターがコーディングを行うことはありませんが、HTMLの知識があればコーダーへの依頼をスムーズに行うことができます。
CSSの知識
コーディングでは、CSSによって文字の大きさや背景、配置といったWEBページのスタイルを決めます。HTMLと同じく、CSSの知識があればコーダーへの依頼がスムーズです。また、HTMLとCSSの知識があれば、自身でコーディング対応も行えるようになりますので、WEBディレクターとしての引き出しを増やすことができます。
その他プログラミングの知識
近年ではCMSの普及によって、ローコード・ノーコードでWEBサイトを制作することも可能になりました。しかし、クライアントの細かなニーズに応えたり、リッチなWEBサイトを制作するには、プログラミングが必要になります。HTMLとCSS以外には、JavaScriptやPHPなどが使われています。プログラミングを深く理解したい人は、そうした開発言語を学習してみるのもよいでしょう。
デザインの知識
デザイナー並みに知識を持つ必要はありませんが、WEBサイトにおけるレイアウトや可読性、フォントや色の組み合わせといった、基本知識は学んでおくようにしましょう。そうした知識があれば、ロジカルにWEBサイトのディレクションを行うことができます。また、「Illustrator」や「Photoshop」、「Adobe XD」といったデザインツールが使えると、自身でデザインに挑戦することが可能です。
WEBの最新トレンド
さまざまな仕掛けがある、インタラクティブなWEBサイトもよく話題になります。また、動画やアニメーションをサイトに埋め込むことも多くありますので、それらの知識を持ったWEBディレクターは重宝されます。
プロジェクトマネジメント
制作周りのディレクションだけでなく、予算の管理や外部人材のアサイン、タスクの振り分け、スケジュールの管理といったマネジメントスキルを持っていると、市場価値の高い人材として活躍できます。
WEBディレクターの中には、制作に強い人、マネジメントなどの管理業務に強い人といった形で、経験を積むと得意分野がわかれていく傾向にあります。自身が目指すキャリアを念頭に置きながら、得意を伸ばしていくのか、あるいは両方のスキルを伸ばしていくのか考えていきましょう。
WEBディレクターが副業するメリット
経験値が増える
副業によって、今まで経験していない商品・サービスのWEBキャンペーンに関わりながら、さまざまな経験を積むことができます。WEBサイト上での商品の見せ方や、どんなコンテンツがユーザーに刺さるのか。新たな視点を学ぶことができるでしょう。
新しい人脈が増える
副業を通して、今まで出会うことがなかった人たちと知り合うこともできます。新たな人脈が、次の案件につながっていくのです。また、その業界特有のコミュニティなどがありますので、そうした集まりやイベントに参加すれば、人脈だけでなく業界知識を得ることもできます。
WEBディレクターが副業する際の注意点
本業に支障が出ないようにする
WEBディレクターは業務の性質上、多忙になりがちなポジションです。本業と副業で案件を抱え過ぎてしまうと、心身に支障をきたしてしまうリスクがあります。スケジュール管理をしつつ、無理のない業務量を保つように気をつけてください。
情報漏洩に気をつける
新商品や新サービスなどを担当する場合は、特に情報漏洩に気を配るようにしましょう。新商品に関わる資料を紛失してしまうと、クライアント先に多大な損害を与える可能性があります。
さらに、そのことがきっかけで、業務の依頼を打ち切るといったこともあります。
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