RPAエンジニアの副業とは?時給相場や案件例まとめ
RPAエンジニアとして、さまざまな案件に関わり市場価値の高い人材に成長したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、副業におけるRPAエンジニアに必要なスキルから、副業を行うメリットや注意点、時給の相場、案件の探し方、具体的な案件例まで、気になる情報をまとめました。
RPAエンジニアは副業できる?
RPAはこれからマーケットが拡大していく領域のため、副業についてもそこまで案件数が多くありません。しかし、スタートアップなど、最新のテクノロジーを求めている企業は、RPAに注目しています。そうした企業でなら、RPAエンジニアとしてのスキルをいかせるチャンスがあります。
先にも述べましたが、RPAの副業案件は他の開発に比べて少ないのが現状です。しかし、人材不足に加えて、働き方改革の文脈からも、この領域への期待は高まっています。そうした感度の高い企業を見つけることができれば、副業でも存分に力を発揮することができるでしょう。
RPAエンジニアの副業の主な種類
開発系案件
企業へのヒアリングをもとに、RPAが作業する範囲を決め開発に落としていきます。
RPAが代替する作業を再現するために必要な開発を行うには、システムに明確な指示を出し、処理するためのシナリオを作成しなければなりません。この作成が開発のメイン業務となり、シナリオの質がRPAのシステムの精度を決めます。業務を効率化する、質の高いRPAを提供するためには、開発力だけでなく顧客の業務をしっかりと把握する理解力が必要となるでしょう。
コンサルティング系案件
コンサルティングとして、上流から関わることもできます。
たとえば、RPAに代替させる業務を検討し、それらを提案していきます。また、導入後の効果測定、そこからの改善策の提示などを行う場合もあります。業務効率化という経営課題の解決に直結する領域だからこそ、エンジニアの経験・スキルだけでなく、提案力を問われるポジションになります。
RPAエンジニアの副業案件の例
地域課題を解決するRPAエンジニアの案件例
地方都市でビジネスを展開しているスタートアップを技術面からサポート。RPAシステムなどを活用しながら、地域の人材不足を補い、効率的な業務を目指す。
稼働時間 | 月約20〜30時間 |
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単価 | 10万円/月〜 |
条件 | ・RPAエンジニアの経験 ・エンジニア組織のマネジメント経験 など |
RPAシステム導入の案件例
業務効率化や生産性を高めていくため、社内インフラやツールの充実を図る。開発をスムーズに進めていくために、部門長などと綿密にコミュニケーションをとっていく。
稼働時間 | 月約30〜35時間 |
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単価 | 13万円/月〜 |
条件 | ・RPAをはじめとした自動化ツールの導入経験 ・外部ベンダーのコントロール など |
RPAコンサルタントの案件例
多様な働き方の実現のため、業務効率化を目指す企業に向けてRPAシステムの導入を提案。業務内容をヒアリングしながら、どの業務を代替できるかを検討していく。
稼働時間 | 月約15〜30時間 |
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単価 | 15万円/月〜 |
条件 | ・RPAエンジニアの経験 ・ITに関わるコンサル経験 など |
RPAエンジニアの副業案件の時給相場
RPAエンジニアの時給相場は2,335円となります。
開発だけでなく、業務改善に向けた要件定義やツールの選定など、上流に関われるスキルがあれば、時給をさらにアップさせることができるでしょう。また、エンジニアからRPAコンサルタントといったポジションにステップアップできれば、より単価の高い案件に入ることが可能になります。
RPAエンジニアの副業に必要なスキルや知見
RPAツールの知識
さまざまなRPAツールがありますが、どんな業務を代替したいのか、効率化を図りたいのか。目的に合わせて選定していく必要があります。ツールによって機能が変わり、UI・UX に関してもそれぞれ特徴があります。そうした知識があれば、企業のニーズに合ったツールを提案することができます。
データベースの知識・構築経験
RPAに業務を代替させることにより、定型作業などが自動化されます。作業の入力などはデータベース上で行いますので、それらの知識も必要となります。クラウド上で構築することで、他のツールと連携させるといった対応も可能となります。
シナリオ設計力
RPAにどのような業務を代替させるのか、またシステムに適切な指示を出すためにもシナリオの設計力が必要となります。まずは、代替させたい業務のフローを洗い出し、必要なデータを収集。RPAにどのような対応させるかを検討しましょう。流れをデータフロー図で把握しながら、人が行う作業とRPAが行う作業を切り分けていきます。これらをもとに、実装していく部分を明確にしたシナリオを設計していきます。
業務効率化に関する知見
企業のニーズに応えられるRPAを提供するためには、業務効率化に関する知見が必要となります。例えば、総務や経理といったバックオフィスの業務を改善するためのRPAを実装するのであれば、どのようにすれば業務効率化が実現できるのか、ゴールを設定できなければなりません。そうした、業務効率化の知見がRPAエンジニアには必要となります。
RPAエンジニアが副業するメリット
収入が増える
副業で開発案件を複数対応できれば、それだけ収入を増やすことができます。繁忙期がかぶらないように調整することで、心身に必要以上の負担をかけずに業務ができるはずです。そのためには、しっかりとスケジュール管理をする必要があります。
柔軟な働き方ができる
最近では本業も副業も完全リモートのエンジニアが増えていますので、時間を有効活用しながら柔軟に働くことが可能です。ただし、自由度があるからこそ、本業の業務時間に副業対応をしてしまうといったことがないように、業務にメリハリをつけられるよう注意してください。
RPAエンジニアが副業する際の注意点
確定申告の必要性
副業による年間の収入が20万円を超える場合は、確定申告を行う必要があります。初めての方はインターネットなどで調べれば、確定申告のスケジュールからやり方まで、簡単に知ることができます(例:国税庁「所得税の確定申告」)。また、周囲で副業を行なっている人がいれば、どのように対応しているか相談してみるのもよいでしょう。
自社の副業規定を確認する
これから副業にチャレンジしてみようと思っている方は、自社の副業規定を確認することをオススメします。企業によっては、副業を行う前に申請しなければならない場合があります。そうした確認が漏れていると、トラブルのもとになりますのでぜひチェックするようにしましょう。
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