
優秀な営業職を採用するには?主な手法や見極めポイント
昨今の人手不足は、企業の収益を左右する重要なポジションである営業職にもおよび、副業社員を投入する企業も増えています。
今回は、ハイスキルな営業職の獲得を目指す多くの採用担当者に向けて、採用のポイントはもちろん、優秀な人材の見極め方や効果的な採用手法を交えながら解説していきます。
優秀な営業職を採用するポイントとは
経験・スキル共に豊富な営業職を採用するには、以下に挙げる6つのポイントを実践していきましょう。
自社の営業職から話を聞く
「〇〇の経験やスキルを持つ人材が欲しい」「こういうパーソナリティであれば、より活躍できる」といった現場の意見を聞くことは、営業職の採用に関わらず非常に重要です。
採用活動に入る前に、必ず自社で活躍する営業職のメンバーから求める人物像をヒアリングしておきましょう。
未経験者もターゲットに含める
ターゲット設定は、なるべく具体的な要件を設けることが理想的です。しかし、過度に厳しすぎる設定ではハードルが上がり、応募が少なくなってしまいます。
したがって、営業職未経験者もターゲットに含めて間口を広げておくことも肝心です。
ただし、営業職未経験者を採用する場合は、早期離職を回避する工夫や即戦力として育て上げる環境づくりなど、オンボーディングを怠らないようにしましょう。
自社ブランディングを強化する
一人でも多くの候補者を応募へつなげるために、自社ブランディングの強化は欠かせません。
ブランディングを通じて、自社の企業文化や価値観を発信し認知度を向上させることで、企業文化や魅力に共感する人材を引き寄せられます。
また、安定企業というブランディングを確立すれば、社員採用時だけでなく定着率の向上にも寄与するでしょう。
採用広報を強化する
デジタルメディアの普及によって情報発信の手段が多様化しています。このため、SNSやオウンドメディアの活用など、採用広報を強化することで幅広い層へのアプローチが可能です。
また、採用市場における競争が激化する中、採用広報の強化は他社との差別化を図る重要な手段といえるでしょう。
自社の強みや魅力を効果的に伝え、「この会社で営業職として活躍したい」という求職者を増やすことで、意欲の高い優秀な人材獲得につながります。
カジュアル面談を実施する
カジュアル面談は、候補者がリラックスしやすい環境を提供できるため、候補者の営業職としての資質はもちろん、本来の性格やコミュニケーションスタイルをより自然に観察できます。
また、かしこまった面接と異なり、候補者と企業の双方が自由に質問や意見を交換しやすくなるため、相互理解が深まりミスマッチの少ない採用活動につながるでしょう。
インセンティブ設計を見直す
目標達成時に得られるインセンティブは、営業職にとってモチベーションの維持と、さらなる意欲向上につながります。
このため、あいまいな達成基準ではなく、「月に〇件の新規顧客獲得」「月の受注額〇万円以上」など、明確な目標と報酬を設定しましょう。
具体的な目標が提示されることで、営業担当者は達成に向けて積極的に取り組むようになります。
営業職の中途採用に使える主な手法
営業職としてスキルも経験も豊富な人材は、業務上培った人脈やヘッドハンティングを受けて転職することも多く、一般的な中途採用市場には出回らない傾向にあるでしょう。
以下では、優秀な営業職の中途採用に有効な採用手法を4種類紹介します。
ダイレクトリクルーティング
企業が求職者へスカウトメールなどを送信して、直接アプローチするダイレクトリクルーティングは、優秀な営業職の獲得に有効な採用手法といえるでしょう。
経験業界やスキルなど、自社がターゲットとする層に直接アプローチできるため、質の高い人材を確保しやすい点が魅力です。
ただし、候補者のリストアップやスカウトメールの作成・送信には労力を要するため、採用担当者の負担が増加する可能性があります。予算に余裕がある場合は、代行業者の活用もおすすめです。
ダイレクトリクルーティングについては、以下の記事もご覧ください。
関連記事:ダイレクトリクルーティングとは?メリットデメリットや費用相場を解説
人材紹介
自社と求職者のマッチングを行う人材紹介の活用も、時間と労力をかけずに希望に沿った営業職の獲得が可能です。
雇用契約成立に向けたサポートはもちろん、採用活動に関わるあらゆるプロセスを代行してもらえるため、コストはかかるものの非常に使い勝手の良い採用手法といえるでしょう。
リファラル採用
自社の社員に、営業職として活躍できそうな人材を紹介してもらいます。紹介後は、通常の選考プロセスを経て採用に至る点が、縁故採用との違いといえるでしょう。
リファラル採用の最大のメリットは、自社の営業スタイルや社風を知る社員からの紹介のため、ミスマッチが起こりにくく、信頼のおける人材を獲得できる点です。
紹介した社員へ報酬を支払うのが一般的ですが、報酬を考慮しても通常より採用コストの大幅な削減につながります。
リファラル採用については、以下の記事もご覧ください。
関連記事:
リファラル採用とは?メリットデメリットや注意点まとめ
リファラル採用の報酬相場はいくら?渡す時の注意点はある?
求人転職サイト
求人転職サイトの活用は、一度に広範囲の求職者にアプローチできる点でおすすめです。また、営業職の求人に強い転職サイトもあるため、有効に活用すれば質の高い人材を確保しやすくなります。
自社の求人広告を掲載するには、広告サイズに応じた掲載料がかかりますが、無料で利用できる求人転職サイトもあります。有料・無料双方の転職サイトを並行活用すると良いでしょう。
優秀な営業職を見極めるポイント
優秀な営業職を採用するには、以下に挙げる6つのポイントを備えているかどうかを見極めることが肝心です。
コミュニケーション力
営業職は単に自社製品やサービスを売るだけでなく、顧客との円滑なやりとりを通じて長期的な関係を構築していかなければなりません。
コミュニケーション力が優れている人材なら、顧客の考えや悩みをより的確に理解し、ニーズにマッチした提案を行えます。
課題解決能力
優れた営業職は、課題解決能力も高い点が特徴といえるでしょう。顧客が抱える問題やニーズをスピーディーに解決できるため、顧客満足度が向上し信頼関係の構築が可能です。
また、効果的な問題解決によって、リピートビジネスや紹介も増え、売上増加という好循環を生み出せます。
目標達成能力
営業職は、売上に関するさまざまな目標が設定されます。目標を達成すれば、自社の売上や利益が増加し、ビジネスの成長に大きく貢献します。
また、目標達成することで営業担当のモチベーションがアップするだけでなく、周囲にも良い影響を与え、組織の活性化にもつながるでしょう。
論理的思考能力
営業職には論理的思考能力も重要です。複雑な問題を分析し、根本的な原因を特定できるため、効果的な解決策の発見につながりやすくなります。
また、論理的思考能力によってさまざまな情報を整理でき、迅速で正確な意思決定が可能になります。このため、ビジネスチャンスを逃さずに活躍できます。
行動力
常に迅速な行動がとれる営業職は、顧客に対して誠実な印象を与えるでしょう。要望に対して素早いアクションで応えることで、顧客から厚い信頼を得られます。
また、社内でも行動力を発揮して積極的に動ける人材は、各部署との調整をスムーズに進められるため、結果的に成約率や顧客満足度の向上に大きく貢献します。
仮説設計力
仮説設計力に優れた営業職は、仮説に基づいた戦略を立てることで、営業活動をより計画的かつ効果的に進めることが可能です。このため、目標達成の確率も高まるでしょう。
また、仮説を検証しながら進めることで、あらゆる状況の変化や予期せぬ問題発生時にも柔軟で迅速な対応ができます。
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今回は、優秀な営業職獲得に役立つさまざまな情報をお届けしました。企業運営を支える優秀な営業職獲得には、いくつかの重要なポイントがあることもご理解いただけたのではないでしょうか。
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