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副業ノウハウ

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経理の副業とは?時給相場や案件例、注意点まとめ

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企業運営を数字の面で支えるポジションの経理職。専門知識や経験が問われる職種のため、副業というフィールドでもご自身のスキルをうまく使って「プラスαの収入を得てみたい!」と思われる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、経理の資格やスキルが活かせるおすすめの副業について「種類」「具体的な案件例」「時給の相場」などのポイントと、副業をする際の注意点まで詳しく解説していきます。

経理の副業はできる?

経理部門のマンパワーが不足している場合や、決算期などに経理業務を外部委託している企業は多く存在します。

特に中小企業や個人事業主にとっては経理を任せる人材を新たに採用するよりも、副業人材に経理代行を依頼する方がコスト削減にもつながります。

このため経理に関する業務は副業においても非常にニーズがあるといえ、専門知識が必要とされる分、単価の高い仕事も多く、効率的に稼ぐこともできるでしょう。

ただし、本業での勤め先が副業を認めているかを確認しておく必要があります。

経理は企業の経営状況を把握できるポジションのため、情報漏えいの観点から本業・副業共に同業他社での仕事は禁じられているケースもゼロではありません。

経理の副業は事前の確認は怠らず、必ず許可を得ておくことがおすすめです。

経理の副業の主な種類

経理のスキルが活かせる主な副業は、以下の4種類が代表的といえます。

記帳業務

通常は企業の経理担当者が行っている仕訳などの記帳を副業として請け負う記帳業務は、経理のスキルを使ってできる副業の代表的格といえるでしょう。

日々発生する取引を専用の会計ソフトを用いるか、Excelのフォーマットに入力してまとめていく作業です。日次取引がメインのため、経理の基本的な知識があれば、さほどハードルは高くない副業といえます。

以前は会計事務所や税理士事務所に委託していたものが、副業が普及するにつれて経理ができる一般の方へ依頼する企業が増えているため、案件も獲得しやすいのが特徴です。

企業と定期的な連絡を取ることが可能で、納期までに提出すればOKというケースがほとんどです。

空いた時間をうまく活用できるため、経理の心得のある方にとっては、副業デビューとしてもぴったりの仕事といえるかもれません。

決算書作成

企業(法人)や個人事業主は毎年必ず決算を行って、税金を申告しなければなりません。税務申告のために必要な以下の書類作成代行を、企業や個人事業主などから業務を受託する副業があります。

この決算書作成も税理士事務所に頼むよりも費用が安く済むとあって、スキルのある副業人材にスポットが当たっています。

  • 損益計算書(PL)
  • 賃借対照表(BS)
  • キャッシュフロー計算書(CS)
  • 年間の当期純利益の使い道・額などを記載した株主資本等変動計算書
  • 各々の計算書の見方や注意事項を一覧にした個別注記表
  • 株主へ報告するための事業報告書
  • 各計算書の記載事項に関して補足する附属明細書

ただし、税務に関する書類の作成をはじめ、代行業務の受託は税理士の独占業務(※1)となるため、税理士の資格がない方は副業にすることはできません。

※1出典:国税庁HP 第2条《税理士業務》関係

申告書作成

税金の申告時に必要な資料を作成する副業も、経理のスキルが活かせるでしょう。企業や個人事業主などから業務を受託して、確定申告に必要な申告書の作成(※1)を代行します。

申告業務は年明け1回の場合がほとんどのため、いくつかの依頼を掛け持ちして効率よく収入を得ることができます。

ただし、税務に関する書類の作成をはじめ代行業務の受託は決算書作成と同様に、税理士の資格がない方は副業にすることはできないため注意しましょう。

※1出典:国税庁HP 申告書の作成

給与計算代行

企業や組織で働く社員の毎月の給与をはじめ、賞与や住民税・年末調整から労働・社会保険など、勤怠管理や個人の業績データなどから算出していく給与計算代行も、経理のスキルが発揮できる副業といえるでしょう。

社内に専任担当を置かずアウトソーシング化することで人件費を削減できるとともに、業務に精通したスタッフに計算を任せることでミスを大幅に減らせるメリットがあるため、副業案件としても非常にニーズがあります。

経理の副業案件の例

経理のスキルが活かせる副業案件を「稼働時間」「単価」「条件」の具体例をまえながら、以下に2例紹介していきます。

決算関連申告書作成(税務相談含む)

稼働時間 決算月の平日夜間・土日/1日3~5時間程度(40時間/月)
単価 時給3,000~5,000円程度
条件 ・税理士の資格を有していること

経理の視点での経営コンサルティング

稼働時間 平日夜間・土日/1日2~3時間程度(30時間/月)
単価 時給5,000~5万円程度
条件 ・M&Aや会計システムなどの導入支援などの経験があれば尚可

経理の副業案件の時給相場

企業経営や、事業運営に欠かせないお金の出入りに関する知識を活かして収入が得られる経理の副業。副業でも比較的高めの報酬を得ることが可能なため、月に10万円程度の収入も見込めます。

また、下記の経理セミナー講師のような高いスキルが求められる仕事は、時給に換算すると、その相場はとりわけ高いのが特徴といえるでしょう。

  • 経営事務/時給1,500~2,000円程度
  • 経理セミナー講師/時給1万5,000~2万5,000円程度

経理の副業の注意点

経理の副業をする際に注意しなければならない点について、特に大事な2点を以下で解説していきます。

資格を取っておくのがおすすめ

経理の経験があれば、副業においても大いに活躍することが可能です。ただし依頼される内容によっては実務経験だけでなく、資格を必要とされる仕事もあります。

税務相談やなど税金申告時に必要な書類の作成は、税理士の資格がないと着手できません。

また日商簿記検定やファイナンシャル・プランニング技能検定(FP検定)などの資格があれば、高いスキルを持っていることの証明にもなり、本業でも役立つため取得しておくことをおすすめします。

繁忙期が被りやすい

経理の仕事は月末・月初の他に3~4月の決算期、年末調整に関わる12月など、月単位・年単位で定期的に繁忙期が訪れます。これは、本業でも副業でも経理業務に携わっていればほぼ変わりありません。

繁忙期が被れば忙しさのあまりミスを犯すなど、どちらかの業務に支障が出る可能性はゼロではありません。経理にとって数字のミスは命取りとなります。

副業をするなら、これらのスケジュールはよく確認したうえで、無理なく対応できる業務量を受けるようにしていきましょう。

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