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創業期スタートアップが即戦力探しに活用!GXを推進するグリーングロースの副業人材活用事例

副業活用ポジション:

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今回、「lotsful magazine」がお届けするのは、再⽣可能エネルギーの創出から活⽤までをシームレスに実現し、企業と地域のGXを推進する株式会社グリーングロースの副業人材活用事例です。2022年4月に創業した同社では、資金調達や事業拡大を目指すために、経営企画で2名、事業開発で1名の副業人材を採用しました。

どのような課題が社内にあり、副業人材を採用するに至ったのか。また、副業人材によって生まれた成果や、シード期のスタートアップが副業人材を活用するメリットについて、グリーングロース代表取締役の河野淳平氏にお話を伺いました。

株式会社グリーングロース 
代表取締役 
河野淳平氏

早稲田大学卒業。新卒で株式会社レノバに入社。一貫して再エネ発電所の新規開発に従事。
メガソーラー、バイオマス、洋上風力発電所開発のプロジェクトマネージャーを務めた。
レノバ社を退職後、起業準備を経て、株式会社グリーングロースを創業。

実務まで任せられるのが、副業人材の大きなメリット

今年の1月から3名の副業人材を活用していますが、まずはその背景について教えてください。

河野氏

当社は2022年4月に創業したばかりのスタートアップです。既存のコンサルティング事業に加えて、サービスの立ち上げやビジネスモデルの仮説検証を行うフェーズであり、創業期スタートアップとして初めからフルコミット正社員を採用するのには高いハードルを感じていました。しかし、資金調達や事業拡大を目指すために、経営企画や事業開発の経験を持つスペシャリストで、中長期的にコミットしていただける方が早急に必要な状況でした。その状況下で短期間に採用を図る対応策として、副業人材の活用をスタートさせました。

専門人材のスポット活用に関しては、顧問サービスを利用するなど他の選択肢もあったかと思います。そうした中でなぜ、副業人材を活用しようと考えられたのでしょうか。

河野氏

シンプルに副業人材の方が、コストを抑え、かつ事業を成長させられると考えたからです。顧問サービスなどを活用しても、アドバイスのみで手を動かしてくれるケースは多くありません。今回は実務までお任せしたいと思っていましたので、ハンズオンで参画してもらえる副業人材に任せることにしました。

いろいろな副業サービスがある中で、lotsfulを利用しようと思った理由は?

河野氏

副業サービスを見比べてみたときに、サービス利用のために初期投資が必要だったり、成果報酬型だったりとさまざまです。副業人材を一人も受け入れたことがない中で、いきなりサービスを使うために初期投資はできないと考え、成果報酬型のlotsfulを利用することにしました。また、lotsfulの営業担当の柔軟な対応も、決め手の一つになったと言えます。

副業人材が、資金調達やミッション・ビジョン策定に貢献

実際に経営企画で2名(Aさん・Bさん)、事業開発で1名(Cさん)の副業人材を活用しています。Aさんは上場企業でCFOに従事しており、Bさんは金融業界で気候変動対策の経験をお持ちの方、そしてCさんは太陽光発電事業に携わっている方です。それぞれどのような業務をお任せしたのでしょうか?

河野氏

経営企画を任せたAさんには、当社の外部CFO的なポジションをお任せしました。当社が本社を構える渋谷区の補助金を申請しようと考えていたので、そのために必要な資料の作成をしてもらったり、金融機関からの融資も進めるにあたってのエビデンス資料の作成も対応してもらっています。

さらに、Aさんは本業でミッション・ビジョンの策定にも関わっていたので、当社のミッション・ビジョン策定にも関わってもらいました。その結果、渋谷区の補助金が無事に支給され、銀行からも資金調達ができました。それに加えて、腹落ちできるミッションと、ビジョンも策定できましたね。

もう一名、経営企画にアサインしたのがBさんです。企業の気候変動対策に関する知見を持つBさんには、「なぜ企業が脱炭素に向けた取り組みをしているのか」といった、これから事業を進めるために必要な社会背景や国際的なイニシアティブ動向などについてインプットしてもらいました。さらに、企業向けのコンサルティングソシューションのブラッシュアップ・提案資料の見直しといった、事業企画にも関与してもらいましたね。

また、事業開発においては太陽光のエンジニアリングに詳しいCさんに参画してもらいました。Cさんに壁打ち相手になってもらいながら、太陽光発電の施工におけるコストの抑え方や弊社のソリューションに合致するユーザー層のブラッシュアップなどを検討していきました。そこで得た知見をいかしながら、現在、太陽光発電領域で事業拡大を図っています。

副業人材と共に策定したミッション・バリュー
(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000114719.html) 
今回、初めて副業人材を活用したということですが、学びや気づきが多かったという実感はありますか。

河野氏

そうですね。知識や実務経験が乏しい領域に対して、スピード感を持ってサポートしてもらいました。それに加え副業人材のいいところは、実務も進めてもらえるところですね。正社員だと採用するまでに数ヵ月かかりますが、専門性を持った副業人材ならその期間でさまざまなことを進めていけますから。

副業人材を活用するにあたり、工夫した点はありますか。

河野氏

積極的に対面で会うようにしました。社内の飲み会にも、参加していただくことで密度の高いコミュニケーションが取れるようにしました。また、週次で定例ミーティングも実施し、その週に対応してもらう業務を明確にし、進捗管理も忘れないようにしています。

lotsfulなら、ニッチな経験を持つ副業人材を採用できる

シード期のスタートアップにとって、副業人材を活用するメリットはどこにあるでしょうか。

河野氏

財務や労務、新規事業立ち上げといった業務にはスペシャリストの知見や経験が必要となりますが、その中には数ヵ月で完了する業務があります。将来的には内製化を考えていても、短期間で成果が出るかを確認したい業務には、副業人材がマッチすると思います。

活用する側から見て、副業で活躍できる人材とはどのような人でしょうか。

河野氏

財務だったら資金調達の経験など、企業が求めている知見や実務を提供できる人ですね。大手企業に勤めていて、スタートアップでの経験がなかったとしても、これまでの経験を一般化し、他の企業でも応用できるような柔軟な人なら、スタートアップでの副業も問題ないと思います。また、自分から行動して業務を見つける、情報を取りに行くスタンスも重要です。待ちの姿勢では、結果を出すことが難しく、仕事を創る人材こそシード期の会社には求められていると思います。

最後に、lotsfulを活用してみての感想をお願いします。

河野氏

lotsfulで副業の求人を出した際に、応募の数も多かったですし、今回採用した3名のように普段は出会えないような経験・スキルを持った方とも接点を持つことができました。実際に、太陽光発電事業に関する専門的な知識を持った人材は市場に多くいないのですが、当社のニーズにマッチした副業人材を採用でき、とても助かりました。

(編集・取材・文:眞田幸剛)

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