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副業ノウハウ

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CRMを業務委託に発注する際のメリットや注意点まとめ

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顧客関係の管理を一元化することで、営業活動や顧客との関係構築のサポートを行うCRM(Customer Relationship Management)。

利益向上を目指し、顧客との長期的かつ、良好な関係を維持する経営手法を実践していくCRMのポジションを自社で採用せず、外注する企業も増加中です。

今回は、CRMを業務委託として発注した場合のメリットやデメリット、副業社員に外注する際の具体的な案件例を、報酬相場を踏まえながら詳しく解説していきます。

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CRMは採用して内製化すべき?外注で業務委託すべき?

製品やサービスのスペック、価格の優位性だけではなかなか売り上げに結びつかない昨今は、より顧客に満足してもらえるアプローチが重要になってきています。

このため、顧客のニーズを見極め、“適切なタイミング”で“最適な情報”を届ける必要性が高まるなか、CRMはますます注目される経営手法といえるでしょう。

従来であれば、自社に所属する営業担当が既存顧客との関係構築を図りながら、潜在顧客のピックアップや、新規顧客開拓も実践し、それらをデータとして管理、分析することが一般的でした。

ただし、自社でCRM営業を担える人材を採用して育成していくには、費用と時間の両面で膨大なコストがかかってしまいます。

一方、CRMコンサル会社や個人事業主など、経験やノウハウ豊富なプロに依頼すれば高い効果が期待できますが、外注費がネックになる場合もあるでしょう。

自社採用での内製化、外注での業務委託、いずれにしろ一長一短はあるため自社の状況や解決したい課題に見合った活用をおすすめします。

CRMを外注で業務委託するメリット

CRMを外注で業務委託した場合に得られるメリットは、以下の3つが挙げられます。

プロの知見を得られる

CRMの導入は、顧客のニーズを適切に判断・管理することで事業のパフォーマンスが拡大し、企業に多くの利益をもたらします。

これらの業務を外部に依頼すれば、CRMのプロとして顧客分析の効果的な手法や、システムに関する専門的な知識・経験を活かしたスムーズな対応で、企業が直面する課題を解決に導いてもらえます。

また、自社でCRMに詳しい人材が不足していても、プロジェクトの方向性などを相談しながら進められる場合もあるため、プロならではの知見が得られるでしょう。

顧客満足度を向上できる

ビジネスシーンにおいて顧客ニーズが多様化する昨今、“顧客満足度の向上=企業の競争力強化”ともいえるでしょう。

顧客データや購買行動を分析し、個別ニーズを把握できるCRMの導入は、分析に応じた製品開発やプロモーションに加え、きめ細かなサポートを行うことで、顧客満足度の向上だけでなく、ビジネスの拡大が可能です。

業務を効率化できる

CRMの導入は、企業でのマーケティングや営業、カスタマーサービスなどさまざまな部門にメリットをもたらすため、業務の効率化が格段にアップします。

顧客データを一元管理しリアルタイムで共有することは、顧客の全体像を見えやすくし、部門間の連携もスムーズになるため組織全体の業務効率が上がります。

マーケティング部門であれば、顧客ニーズに応じた効果的なターゲティングが可能になります。無駄な広告支出を削減し、広告のROI(費用対効果)の向上が期待できるでしょう。

営業やカスタマーサービス部門では、効果的なターゲティングによって顧客の状況が把握しやすくなり、よりパーソナライズした営業活動や適切な対応ができるようになります。

CRMを外注で業務委託するデメリット

CRMを外注で業務委託した場合、メリットだけでなく、以下に挙げる2つのデメリットがあることも理解しておきましょう。そのうえで、自社の戦略に応じた臨機応変な活用をしていくことをおすすめします。

社内で人材が育ちにくい

CRMに関する業務をすべて外部に任せてしまうと自社にノウハウが蓄積されず、いざ社内リソースでまかなおうとした場合も、対応できる人材がいないという状況に陥りがちです。

将来的なことも考えて、CRMを導入する場合はツールなどの扱い方も含め、外注先と常に情報共有を行うなど連携をしっかり取り、社内リソースでも対応できるような環境づくりに努めていきましょう。

コスト増になる可能性がある

CRM運用を外部に業務委託する際は、外注費だけでなくシステム構築などの初期費用や、ランニングコストがかかる場合もあります。

また、システムを構築する前に、課題の洗い出しや目標数値の設定を踏まえて、既存顧客の分析や調査などの事前準備を行わなければなりません。

そのうえで、運用開始時期を決めて仕組みの変更や人材教育を行うなど社内体制を整える必要があるため、外注費や初期費用、ランニングコスト以外に時間的なコストも発生する可能性もあるでしょう。

業務委託できるCRMの主な仕事

CRMを業務委託として検討した場合、おすすめできる3つの仕事を以下で紹介していきます。

顧客データ管理

顧客の属性や購買履歴など、適切に管理されたデータは企業にとってビジネスの意思決定や売り上げに大きく貢献する重要な資源といえます。

顧客データを一元管理することで情報の検索や共有がスムーズになり、業務効率化の向上に役立ちますが、社内のリソース不足により手が回らない場合は、外部に業務委託することをおすすめします。

プロによる適切なデータ管理で、データの重複や不整合を防いでミスを減らすことも可能なうえ、社員がコア業務に専念できるため、組織全体のパフォーマンスも最大化できるでしょう。

顧客分析

顧客分析は、自社の製品やサービスに対して、顧客がどのような経緯を経て購入に至ったか、その行動を深く掘り下げるため、正確な現状分析やマーケティング施策の客観的な評価に欠かせません。

市場規模や動向を踏まえながら自社の顧客分析を行うことで、商品やサービスが売れる理由、あるいは売上の伸び悩みにある背景が浮き彫りになってきます。

これらの具体的な数値の分析によって、売上の増加に効率よく結びつけられるうえに、自社の取り組みに関する成果を知ることも可能です。

顧客分析を外部に業務委託すれば、RFM分析やデシル分析をはじめとするフレームワークを駆使したプロの手法で、より緻密で精度の高い分析結果とサポートが得られるでしょう。

メルマガ運用

管理している顧客情報を活用してマーケティング施策を行うCRMは、メルマガの配信も有効な手段の1つです。

顧客のニーズを的確にとらえ購買情報に関連したメールを配信することで、提供する商品やサービスに関する問い合わせの増加や開封率向上にも貢献できます。

ダイレクトマーケティングに特化した外注先に業務委託すれば、顧客情報の登録や分析、フォローメールやストップメールの自動化など多岐にわたる業務をワンストップで任せることも可能です。

また、顧客ごとの購買情報に合わせてカスタマイズした内容や、利用頻度が低下した顧客に対するメールマガジンの配信などで顧客へメリットをもたらすきめ細かい手法は、プロならではといえるでしょう。

CRMを外注する場合のパターン

CRMの業務を外注にした場合、依頼先は以下に挙げる3つのパターンが一般的といえるでしょう。

CRMコンサル会社に発注する

マーケティング、CRMコンサル会社への発注は、CRMに関するノウハウと実績が豊富で、ハイスキルな人材に任せられる点が何よりのメリットといえるでしょう。

CRMを熟知したプロならではのマーケティング理論に基づいた施策の立案や、顧客情報を最大限に活かしたサポートにより、効率的な企業活動が可能になります。

その分外注費などのコストが高額になりやすいため、社内リソースが不足している業務のみを依頼し、自走できるようになるまでサポートしてもらうなどの活用をおすすめします。

個人事業主に発注する

CRMコンサル会社などでの勤務を経て、個人事業主としてCRMを請け負う人材へ発注するメリットは、コストの低さと個人ならではの小回りのよさに尽きます。

CRMコンサル会社で対応してもらえない業務を担当してもらえるケースも多く、高い専門性の発揮と、フレキシブルかつきめ細かなサポートが期待できるでしょう。

ただし、個人に仕事を依頼するため、品質管理や納期管理などのリスクは企業側が負わなければならず、機密情報の取り扱いにも注意が必要です。

副業社員を採用する

本業でCRMに携わり、現役で活躍している副業社員を採用すれば、即戦力としての活躍が期待できるうえ、CRMコンサル会社や個人事業主に依頼するより、さらにコストを抑えられる点が魅力といえるでしょう。

ただし、本業との兼ね合いにより時間面での融通が利きにくいため、CRM戦略立案やツールの導入支援といった業務でのスポット的な活用をおすすめします。

CRMの外注・業務委託の報酬相場

CRMを外注で業務委託した場合、外注先によってかなり異なるため報酬相場を事前に知っておけば、より前向きに検討しやすくなるでしょう。 以下で、CRM運用を「CRMコンサル会社」「個人事業主」「副業社員」それぞれに依頼した場合にかかる1ヶ月あたりの相場を紹介していきます。

CRMコンサル会社 10万~100万円程度/月
個人事業主 10万~30万円程度/月
副業社員 5万~10万円程度/月

CRMの副業案件の例

CRMとしての経験やスキルが活かせる副業案件を「稼働時間」「単価」「条件」「業務内容」の具体例をまえながら、以下に2例紹介していきます。

ヘアケアECメーカーのCRMマーケター

稼働時間 25~30時間程度/月
単価 10万円以上/月
条件 ・販促を伴う文章作成経験がある方
・WEBページのラフ作成経験がある方
・Google Analyticsの使用経験がある方
・メルマガ配信システムの使用経験、WEBページのディレクション経験あれば尚可
業務内容 ・販促、継続促進、ファン化などにつながる施策の提案、実行
・プロジェクト・施策の概要作成
・特設WEBページラフ作成およびディレクション
・メルマガや同梱物などの媒体での周知、効果測定
・PDCAを回した施策の改善実行

メディア・アパレルD2C事業のCRM

稼働時間 20~30時間程度/月
単価 10万円以上/月
条件 ・D2CビジネスにおけるCRM戦略立案~実行経験が豊富な方
・メディア事業やアパレルD2C事業への興味関心、近しい業界での知見があれば尚可
業務内容 ・LTV向上を目的とした顧客管理業務
・クロスセル視点でのプロダクト戦略立案~実行
・カスタマーサポート視点における顧客体験価値向上の戦略立案

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今回は、CRMを外注する場合に役立つ、さまざまな情報をお届けしました。事業におけるCRM導入を成功に導くには、低コストかつ優秀な副業社員の活用が有効といえるでしょう。

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