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副業ノウハウ

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SQLエンジニアの副業とは?時給相場や案件例まとめ

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データベース言語のSQLを操るエンジニアはSQLエンジニアと呼ばれ、データ分析やデータベース管理において欠かせない存在です。

この記事では、SQLエンジニアに相性の良い副業の種類や求められるスキル、さらに実際の案件例や時給の相場について詳しく解説します。最後には、単価アップのコツも紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

SQLエンジニアは副業できる?

莫大な数のデータの集合体は、データベースと呼ばれます。また、コンピュータ上のデータベースの整理やデータの検索、更新、共有、抽出などを行うソフトウェアは、DBMS(データベース管理システム)と呼ばれています。データベース内のデータを適切に扱うためにはDBMSが不可欠で、データ管理の手間が大きく軽減できるものです。

そのDBMSに指示するために使用するのが、SQL(Structured English Query Language)です。データベースに対してデータを登録、抽出、更新、削除するために必要な言語です。データベースの設計・開発・管理・運用・保守を担当するデータベースエンジニアは、スペシャリストとして採用する企業があり、副業として挑戦できる可能性もあります。

なお、SQLの知識とほかのスキルを組み合わせて活躍できる副業を視野に入れると、さらに応募できる案件の幅は広がります。

SQLエンジニアの副業の主な種類

ここからは、SQLの知識を活かした副業を5種類紹介します。

データ抽出・分析

SQLを操れるSQLエンジニアであれば、研究・開発や経営上の意思決定に使用するためにデータを収集し、分析するデータサイエンティスト・アナリストとして活躍できるでしょう。データを抽出するだけでなく、抽出したデータを適切に分析する手法を選定したり、正確に分析したりするスキルやまとめる力なども求められます。

ダッシュボード作成

一つの画面にさまざまなデータの分析結果やグラフ、分布図などを集約し、ひと目で必要な情報が把握できるダッシュボード作成業務も、SQLの知識があれば可能です。まず、データの加工・抽出をSQLで行い、分析しやすい状態にします。そこからデータを解析し、必要に応じてわかりやすく図式化して1ページに配置しなければならないため、情報を整理する力が求められる仕事です。

アプリ開発

アプリの表示画面で入力した値をデータベースに登録したり、過去に登録されたデータを表示させたりする機能は、ほぼ必須といっても過言ではありません。そのため、SQLの知識はアプリ開発にも欠かせないものです。JavaScriptやHTMLなどのプログラミングスキルもあれば、受注できる案件の幅がさらに広がるでしょう。

データ基盤作成

企業や組織がデータを収集・管理・分析するためのシステム群は、データ基盤と呼ばれます。デジタルデータがどんどん増え、その種類も多様化している今、多くの企業で自社データを管理・活用しています。データ基盤を構築するには、データベース設計が必須で、データウェアハウスとデータベース間の処理をどのように行うか、データの抽出法の検討などで、SQLの知識が不可欠です。

AI関連

ビッグデータやAI領域で機械学習エンジンをDBMSに統合する事例や、データ分析の際にSQLの知識を活用することもできます。SQLの知識だけでなく、AIやビッグデータ、ビジネス的視点など幅広いスキルと経験が必要になるため、比較的単価が高くなる傾向があります。

SQLエンジニアに必要なスキルや知見

SQLエンジニアとして、あるいはSQLの知見を活かした副業で活躍するために求められるスキルを5つ紹介します。

SQLの知識

まず必須なのは、SQLの知識です。SQLは、データベースの構造を定義する「データ定義言語」、データの抽出や更新に用いる「データ操作言語」、データへのアクセス制御を行う「データ制御言語」の3種類で構成されています。これらの構文知識に加え、実務に使うクエリ作成スキル、データベースの効率化や最適化を図る力も身につけておきましょう。

アプリ・システム開発経験

また、アプリ開発やシステム開発経験があるとさらに挑戦できる副業案件数が増えます。特に、HTMLやCSS、JavaScriptやPHPなど、複数のプログラミング言語を使いこなすスキルがあれば、システムエンジニアとして開発案件を丸ごと受注できるでしょう。

データベース設計の知見

データベースでデータを適切に管理できるよう、どのような情報をどのようにデータベース化するかを設計する必要があります。その際、「データモデリング」と呼ばれるデータベース設計の知見があると、信頼につながるでしょう。

分析スキル

SQLを使ってデータを抽出した後、適切に分析して報告するスキルがあると、データアナリスト、データサイエンティストとして活躍できる可能性があります。加えて、ダッシュボード作成スキルや分析を効率的に行えるBIツールを扱う知見があると、さらに受注できる案件の幅が広がるでしょう。

クラウド環境での開発経験

システム開発環境をクラウドシフトする企業が増えるなか、クラウド環境での開発経験があると強みになるでしょう。Microsoft が提供する「Azure」と Amazon の「AWS」、Googleの「GCP」がよく知られており、2023年第2四半期のデータでは、この3つが全体の約66%を占めています(※1)。これら3つのクラウドの知識があると活躍の場が広がるかもしれません。

※1出典:canalys『Global cloud services market growth slows to 16% in Q2 2023

SQLエンジニアの副業案件の例

ここからは、SQLエンジニアに相性の良い副業案件を2つ見ていきましょう。

企業の社内インフラサポート

業務内容 社内のネットワークなど、インフラの運用保守・改善など幅広い業務を行う
【必要な技術】
言語:SQL、Shell
データベース:MySQL、Oracle
OS:Linux、Windows
稼働時間 1日3時間、週に3日稼働(36時間/月)
単価 20万円
条件 ・【必須】インフラエンジニアとしての実務経験が3年以上ある人
・【必須】サーバーOS(Windows/ CentOS)上のネットワークの設定経験
・完全リモートワーク

データ抽出・可視化

業務内容 SQLを使用してデータ抽出とデータ可視化を担当する
・SQLを用いたデータ抽出
・ExcelやTableauを用いてデータを可視化
・Pythonを用いた機械学習モデルの構築
稼働時間 1日3時間、週に3日稼働(36時間/月)
単価 20万円
条件 ・【必須】SQLの知識
・【必須】Excel・Tableauによるデータ可視化経験
・完全リモートワーク

SQLエンジニアの副業案件の時給相場

専門性の高いSQLエンジニアの副業案件は、ほか業種と比較すると高い傾向にあります。

SQL文を作成する仕事であれば、簡単な内容になると時給1,500円前後のものが多く見られます。一方、データベース設計構築や運用の業務委託の場合は、月に10万円~30万円のものが多く見られます。さらにデータ分析案件はより専門的で幅広い知識が求められるため、50万円~100万円の高額案件も複数募集されています。

SQLエンジニアの副業で単価を上げるポイント

最後に、SQLエンジニアとして副業に挑戦する際、案件単価を上げるためのポイントを2点紹介します。

各種資格を取得する

副業に初めてチャレンジする場合、公開できる実績が手元にないこともあるでしょう。その際は、データベース技術者としてスキルを保持していることを証明できる「ORACLE MASTER」(※1)、高度なIT人材として専門知識を持つデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す人のための資格「データベーススペシャリスト」の国家資格(※2)などの取得に励むのも一つの方法です。資格が、自身のスキルの証明になり、案件獲得や単価アップにつながるでしょう。

※1出典:Oracle University Japan『ORACLE MASTERとは』
※2出典:独立行政法人 情報処理推進機構『データベーススペシャリスト試験』

上流工程の実績を積む

要件定義やデータベース設計などの上流工程での実績が蓄積できると、プロジェクトマネージャーとして仕事を依頼されるケースも増え、おのずと単価アップを狙えます。

実際に手を動かす、データ抽出や分析にとどまらず、より上流工程での副業案件にも積極的にトライしてみましょう。

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この記事では、SQLエンジニアに相性の良い副業の種類や求められるスキル、さらに実際の案件例や時給相場、単価アップのコツを解説してきました。

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