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副業ノウハウ

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アクセサリー販売の副業の始め方、注意点とは

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ハンドメイドのアクセサリー作りを趣味にしている人のなかには、アクセサリーを販売してお小遣い稼ぎができたら、と考えている方もいるかもしれません。この記事では、アクセサリー販売の副業の始め方や出品方法、そして注意点を詳しく解説します。

アクセサリー販売で副業収入は得られる?

全国で開催されるフリーマーケットやイベントなどはもちろん、近年はインターネット上の販売サイトやフリマアプリを活用し、誰もが自分の作品を販売しやすくなってきています。なかには、定額制サービスやサブスクリプションでアクセサリーを定期的に販売する方法も見られます。

こうした流れも追い風となって、ハンドメイドアクセサリーの販売で副業収入を得ることは十分に可能といえるでしょう。

アクセサリー販売の副業の始め方

これから初めて挑戦する人のために、必要な準備や検討事項など、アクセサリー販売の副業の始め方を解説します。

材料や道具を用意する

完成度の高いアクセサリーをつくるために、まず工具を用意しましょう。これから一式揃える人は、アクセサリー用工具がまとめて入った工具セットを購入すると便利です。

アクセサリー作りの「三種の神器」と呼ばれる、まず持っておきたい工具は、下記の通りです。

  • ペンチ(Tピンなどの線材を曲げたり、巻きの加工をしたりする際に使う工具)
  • ニッパー(ピンやテグスを切る際に使う工具)
  • 平ヤットコ(丸カンの開閉やパーツを持つ際に使う工具)

コンセプトやデザインが決まったら、アクセサリーの材料も揃えましょう。チェーンやピアス金具、リングなど、販売するアクセサリーの種類により必要となる材料はさまざまです。いずれにしても、少し高価であっても品質の良い材料を選定することをおすすめします。ハンドメイド界では、デザインが唯一無二で、かつ長く愛用できる商品の方が、顧客満足度を向上させられます。

何を作るか決める

まずは、販売するアクセサリーの種類を決めましょう。ピアス、リング、ブレスレット、ネックレスなど、さまざまな種類のハンドメイドアクセサリーがあり、使用するパーツによってデザインの可能性が無限に広がります。

自分が得意なデザインや色づかいを加味して、想定する販売ターゲットやコンセプトを決め、適切な商品の種類を検討しましょう。

どこで販売するか決める

アクセサリーの販売場所も重要です。フリーマーケットやイベントなど、オフラインで販売する方法以外に、最近はオンラインで作品を出品する選択肢も増えてきました。

気軽に始められるのは、ハンドメイド通販サイトやフリマアプリです。店名と銀行口座、メールアドレスなど基本情報を登録すれば誰もが作品を出品できます。あるいは、販売プラットフォームのデザインや世界観から構築できる、ECサイトを新たに開設するのも一つの方法です。

制作時間を確保する

本業のない休日や就業後、さらに家事・育児の合間をぬって副業をするのは難しいものです。ハンドメイドアクセサリー制作は、趣味の延長で始められ、かつ自分の好きなタイミングで作業ができるため、フレキシブルなはたらき方ができる点が魅力といえます。

とはいえ、消費者目線に立つと、商品を購入してから何日も経った後に手元に届くより、短い期間で受け取れる方が満足度も高まるでしょう。在庫リスクを抱えない程度に、一定の制作時間を意識して制作を進め、スムーズに発送できるよう工夫するのが大切です。

商品を試作する

「使ったらすぐに壊れた」「数週間で錆びてしまった」など、低品質なハンドメイドアクセサリーを販売すると、顧客からのクレームや信用の低下につながります。それを防ぐために必ず試作や試用をすることをおすすめします。

「このパーツがはずれやすい」「身につけるとチクチクする」など、いくらデザインがすばらしくても身につけたり作ったりしたことがなければ、分からないことは多々あります。あらかじめ課題を発見し、改善しておくことで、より高品質なアクセサリーが販売できるでしょう。

さらに、「効率よく作れる」「この工程に時間がかかる」など、制作過程での課題やメリット・デメリットも発見できます。商品化する前に各工程を見直し、よりスムーズに制作するためにも、試作は大切です。

商品を制作する

アクセサリー販売のためには、入念に準備を進めることでようやく商品制作のステップに入れます。販売前に、各商品10点ずつをあらかじめ作っておくなど、ある程度の在庫を確保すると、注文が重なった際にも安心して対応できます。

最初の頃は、在庫管理が難しく感じるかもしれませんが、数ヶ月ほどで月間販売数のデータが出力できるようになります。傾向を掴んだうえで適切な在庫数がキープできる運用を徐々に取り入れましょう。

商品を出品する

商品が完成したら、いよいよ出品・販売のフェーズに入ります。フリマサイトやハンドメイド通販サイト、ECサイトなど、オンラインで販売する場合は、特に魅力的な商品写真が欠かせません。写真に自信がない場合は、プロのカメラマンに依頼しても良いでしょう。

オンライン販売では、商品を実際に見ることができないため、着用時のイメージ写真や寄り・引きの写真など、さまざまな角度で撮影し、掲載しておくと、購入時の安心感につながります。

さらに、商品説明の欄にサイズ感や仕様などの情報を、テキストベースで掲載しておくこともおすすめします。特に、アクセサリーに使用される貴金属は、皮膚に触れると金属アレルギーによる炎症を引き起こすことがあります。製造物責任法(PL法)(※1)にのっとり、素材に関する注意書きは忘れずに記載しましょう。

※1:一般社団法人日本ジュエリー協会『消費者を守るPL法』

アクセサリーの出品方法

ここからは、アクセサリーの販売場所、出品方法を詳しく見てみましょう。それぞれのメリット・デメリットも解説するので、チェックしてくださいね。

フリマアプリ

アクセサリー販売の副業を始める際、最も気軽に始められるのは、フリマアプリといって良いでしょう。初期コストや月額費用をほとんどかけることなく始められるコスト面のメリットのほか、有名・無名問わず作品の上位表示が狙え、すでに一定数のユーザーが存在することから集客面でも優れています。

ただし、販売手数料、売上振込手数料や有料サービスなどがアプリにより異なるため、事前に比較して、自分に合ったプラットフォームかどうかを見極める必要があります。

ライブコマース

ライブ配信サービスを活用し、ライブ配信しながら商品をPRするライブコマースは、比較的新しい販売方法です。商品の説明をしたり、実際に着用している様子を配信したりすることで購買を促進します。最大のメリットは、配信者と視聴者がリアルタイムにコミュニケーションをとれる点にあります。「ほかの色もありますか?」「もう少し近くで見せてください」といった質問や要望に都度応えながら進めましょう。

ライブコマースは、もともとSNSのフォロワー数やライブ配信の視聴者数など、一定数のファンを抱える人にとっては絶好の販売方法です。一方で日ごろSNSを活用していない人にとっては、ライブ配信自体への集客が難しく、現実的な方法とはいえません。

委託販売

委託販売という手段もあります。委託販売とは、自分の作った商品をほかの人や店舗に代理販売してもらう方法です。

委託販売のなかにも、実店舗のスペースの一部を借りてその店で商品を販売してもらう方法と、ECサイトに販売を依頼し、管理者に商品登録から発送までを丸ごと委託する方法があります。いずれにしてもフリマアプリやECサイトの販売手数料が3%~10%程度なのに対し、委託販売の場合は20%~30%、有名百貨店や商業施設では50%程度と高額なケースが多くあります。ただ、集客や販売を委託することで制作活動に集中できる点では、メリットともいえるでしょう。

ECサイト

ECサイトを作成して、自分だけの販売ページを構築するのも一つの方法です。ECサイトの場合、販売ページのデザインから自分で作れるため、世界観やデザインの自由度が高いのが最大のメリットです。

一方で集客力には欠けるため、自身のSNSやブログなどを活用し、ネットショップへの動線を作るなど、販売戦略には工夫が必要です。

副業アクセサリー販売の注意点

最後に、副業でアクセサリーを販売する際の注意点を2つ紹介します。

最初から利益を出すのは難しい

アクセサリー制作・販売を始めたばかりの時期は、思うように利益が出ないことがあるかもしれません。最初のうちは特に、SNSを活用して自分の作品をアピールすることに長く時間を費やしましょう。

トライアンドエラーを繰り返し、作品の質やデザインを改良するほか、一度買ってくれた人とのコミュニケーションも大切にしましょう。一人ひとりに真摯に向き合う姿勢が徐々に信頼を厚くしてくれます。最初のうちは、趣味の延長のような心持ちで、気長に販売を始めてみましょう。

本業とのバランスを考える

副業でアクセサリー販売をする場合、本業のない休日や終業後を制作や出品の時間にあてる必要があります。自分の作品が売れるとうれしくなり、ついつい期待に応えようと多めに制作時間を設けてしまい、体調不良や睡眠不足に陥っては本末転倒です。

アクセサリー販売の仕事が軌道に乗り、販売個数に対して手が足りないと感じる場合は、制作をサポートしてくれる人に一部業務を任せるなど、チーム化するのも一つの方法でしょう。

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この記事では、アクセサリー販売の副業の始め方や出品方法、そして注意点を詳しく解説しました。

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