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副業ノウハウ

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塾講師の副業とは?時給相場や案件例、注意点まとめ

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塾講師としてはたらく人のなかには、昨今の副業解禁の流れを受けて副業してみたいと考える人がいるかもしれません。

この記事では、塾講師を本業に持つ人に相性の良い副業の種類や、副業する際の注意点について詳しく解説します。実際の案件例や時給の相場も紹介するので、最後までチェックしてくださいね。

塾講師は副業しても良い?

塾講師は、学校の先生とは違い、民間企業に勤めていることになります。そのため、国家公務員や地方公務員のように法律で副業に制限があるわけではなく、所属する塾や運営会社の就業規定で定められている副業可否によって副業できるかどうかが決まります。

労働基準法第89条では、常時10人以上の従業員を抱える雇用主は、就業規則を作成しなければならないことが定められています(※1)。就業規則で副業禁止の記載がある場合は、ルールに違反すると懲戒処分の対象となる場合もあります。

逆に副業可能であることが明記されていたり、事前申請により副業を一部認めていたりする場合には、本業以外の時間でほかの仕事をすることが認められます。

※1出典:e-Gov法令検索 『労働基準法』

塾講師の副業の主な種類

ここからは、本業で塾講師をしている人と相性の良い副業の種類を5つ紹介します。

家庭教師

本業の傍ら、家庭教師の副業をすることは十分に可能です。家庭教師は、子どもたちの学校や部活、習いごとが終わった平日夜の時間帯や休日に需要が多く、生徒との都合さえ合えば柔軟なスケジュールではたらけます。

ふだん塾講師としてはたらく人であれば、「子どもたちに得意教科を教える」という意味でも仕事内容に親和性が高く、即戦力として活躍できるでしょう。ただ複数の生徒ではなく、個別指導することがほとんどなので、生徒との一対一での関係構築力が求められます。

個別指導塾講師

家庭教師と仕事内容は似ていますが、個別指導の塾講師としてはたらくのも一つの方法です。個別指導の場合、一度の授業で1人から3人程度を同時に受け持ち、生徒一人ひとりの不明点を指導しながら授業を進めます。

生徒によりカリキュラムや理解度、得意・不得意が異なるため、個人の能力や進度に合った指導方法を編み出す必要があります。難しい仕事ですが、生徒の喜ぶ顔が間近で見られる、やりがいのある仕事内容といえるでしょう。

教育ライター

教育に関する記事を執筆する、教育ライターとしての副業も親和性の高い職種です。一括りに「教育ライター」といってもジャンルはさまざまで、幼児教育から義務教育、さらに大学受験や自己啓発系の教育、ビジネス教育まで多岐にわたります。もちろん、別分野に挑戦して経験と知識の幅を広げる機会にしても良いですし、塾講師の専門性を活かした内容の記事作成に携わることもできるでしょう。

現役塾講師として箔が付く場合もあり、経験を積めば記事の監修者としての依頼が舞い込む可能性もあります。

試験監督

融通がききやすく、休日に自分のペースでシフトを入れられるのが試験監督の副業です。試験監督の仕事内容は、受験者がスムーズに試験を受けられるよう進行したり、不正行為がないか都度チェックしたりするというものです。

資格の試験など、拘束時間が数時間のものもあれば、大学受験の模試監督のように丸一日教室に張り付く必要があるものもあります。教室前で読み上げる注意事項やto doリストは、あらかじめ冊子にして提供されることがほとんどで、とりわけ専門知識や経験を必要とせず、気軽に始められる副業といえるでしょう。

オンライン塾講師

新型コロナウイルス感染症拡大後から、オンライン塾講師へのニーズが急速に高まっています。時間に融通がききやすく、かつ自宅にいながら生徒を指導できるため、スキマ時間や休日をうまく活用しながらチャレンジできる職種です。

一方でスクリーン上でのやりとりとなるため、生徒の表情や進捗度合いが見えにくく、対面での指導と比べて理解度や集中度合いが確認しづらい側面があります。オンライン塾講師では、1人から3人の生徒を一度で指導するケースが多くなりますが、より積極的に声かけし、生徒たちが発言しやすい雰囲気をつくらなければならない難しさがあります。

塾講師の副業案件の例

ここからは、塾講師の本業を持つ人に相性の良い副業案件を2つ見てみましょう。

海外教育をテーマにしたWebメディアのライター募集

業務内容 海外教育をテーマにしたWebメディアの記事を執筆する
・教育熱心な親世代をターゲットに記事作成
・1記事あたり1,800〜2,000文字程度の記事作成
稼働時間 1記事あたりの稼働時間:4時間
1ヶ月に4記事納品(16時間/月)
単価 1記事あたり1万円
条件 ・【必須】納期を守れる人
・応募時に過去の執筆記事を提出する必要あり

子ども向けオンラインスクール講師の募集

業務内容 私立中学校の合格を目指す小学生に、受験指導を行う
稼働時間 授業1コマ:50分
1ヶ月に16回授業(13.3時間/月)
単価 1コマ1,400円〜3,000円
(これまでの経験や指導内容により最終決定)
条件 ・塾や家庭教師での指導経験2年以上
・有名難関校合格者の指導実績が1年以上ある人歓迎
・24時間365日いつでもレッスン可

塾講師の副業案件の時給相場

塾講師の本業を持つ人がチャレンジできる副業案件は、専門性が高く、比較的時給相場が高い傾向にあります。とりわけ塾講師の経験をそのまま活かせる講師の仕事は、即戦力として活躍でき、効率的に報酬が得られるでしょう。

例えば、家庭教師や個別指導塾講師は、オンライン・オフライン問わず時給2,000円から6,000円前後の案件が多く見られます。難関校や医学部を目指す生徒への指導案件など、経験と知識、スキルが求められる案件であれば、なかには時給4,000円から1万円前後のものもあります。

教育系の記事執筆案件も、軽めの内容をテーマにした案件と比較すると、1本あたりの単価が高めに設定されていることが多い傾向です。1記事あたり8,000円前後から監修者として関わる場合には数万円が設定されている案件も見られます。

塾講師が副業する際の注意点

最後に、塾講師を本業に持つ人が、休日やスキマ時間を活用して副業を始める際の注意点を2つ紹介します。

シフトや時間の融通が利くものを選ぶ

塾講師は、通常稼働の時期はある程度一定のリズムで仕事をすることが多いと思いますが、春・夏・冬になると、短期間で集中的に学習する夏期講習や冬期講習が入るケースもあります。それだけでなく、日によっては、生徒の補講やテスト対策特別授業など、イレギュラーな仕事がスポットで入る可能性もあるのではないでしょうか。そのため、シフト希望や時間の融通が利くかどうかを事前に確認のうえ、副業に応募すると安心です。

また、塾講師は、授業時間外にも見えない仕事がたくさんあり、事務処理や授業の準備、テストの採点など、さまざまな業務をこなさなければなりません。本業で忙しくする傍ら、休日や終業後にさらに副業をする場合、一気に詰めすぎてしまうと睡眠が不足したり本業に集中できなくなったりするかもしれません。自分のキャパシティーを確認しながら、少しずつ副業にかける時間を増やしていきましょう。

生徒との関係性を良好に保つ

本業で塾講師をする際と同様ですが、副業で講師業をする場合にも生徒との良好な関係を築けるよう工夫しましょう。生徒は十人十色です。はっきりと不明点を「わからない」と質問できる子どももいれば、そうでない子どもも存在します。対面授業ではもちろん、進捗が分かりづらいオンライン授業では特に、講師側からより意識してコミュニケーションをとり、授業の雰囲気づくりを工夫しましょう。

場合によっては、授業や勉強以外でのコミュニケーションで心を開いてくれることがあるかもしれません。生徒一人ひとりに関心があることを伝える意味でも、部活や習いごとの話など、プライバシーに踏み込みすぎない範囲での会話も、良い役割を果たすことがあります。

企業案件の副業探しならlotsful

この記事では、塾講師を本業に持つ人に相性の良い副業の種類や、副業する際の注意点について詳しく解説し、実際の案件事例や時給相場にも触れてきました。

現役塾講師であれば、これまでの経験やスキルを存分に活かして、即戦力として活躍できるような副業がたくさんあることを分かってもらえたのではないでしょうか。

『lotsful』でも、現職での経験をベースに、さらに活躍の場が広げられる副業案件を多数紹介しています。週に1回から始められる案件など、柔軟なはたらき方も可能です。ぜひ『lotsful』で副業探しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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