産休・育休中におすすめの副業とは?給付金の注意点も解説
現在産休・育休中の方で「すきま時間で、少しでも子どものために使えるお金を稼いでみたいな…」と、副業を考える方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は育児休業給付金をもらいながらできるおすすめの副業から、副業で得た所得が一定額を超えた場合の確定申告について、知っておくべき情報を詳しく解説していきます。
産休・育休中に副業はできる?
産休・育休中に副業をして収入を得ること自体に違法性はありませんが、勤務先の企業が副業をOKとしているか確認する必要があります。
このため就業規則を必ずチェックし、就業規則に記載がない場合は直属の上司、あるいは人事などの部署にきちんと許可をとっておきましょう。
産休・育休中におすすめの副業例
産休・育休中の方におすすめの副業にはどのようなものがあるでしょうか。
趣味やスキル・すきま時間を有効に活かしながら、在宅でできる7つの仕事を紹介していきます。
ライティング・編集
Webサイトやブログ記事のライティングや編集は、納期さえ守れば時間と場所を選ばない仕事のため、おすすめの副業といえます。
コスメやグルメ、またネット記事のまとめから子育てに関するコンテンツまで、ジャンルは多岐にわたります。生活に身近な案件のライティングに関しては高いスキルが必要ない代わりに、1文字0.5円程度と単価が非常に低く、労力の割に収入にはつながりません。
編集に関しては記事の校正・校閲から見出し・キーワードの作成など、ある程度の知識や経験が必要とされるため、単価はライティングよりも高めの設定になっています。
一方、金融や医学などの専門性の高いコンテンツのライティングや編集は、業界の知識はもちろんSEO対策も必須となるため、経験やスキルのない方だと難しいかもしれません。
ライティング・編集ともに、まずは簡単な案件をこなして実績を積んでいけば継続的に案件を受注できるため、月数万円の収入UPも見込めます。
イラスト・デザイン
Webコンテンツや雑誌をはじめ、結婚式のウェルカムボードなどのイラストや、グッズ・ロゴのデザインもニーズがあり、趣味と実益を兼ねた副業としておすすめです。
イラストであれば1点数百~数千円程度、ロゴなどはお店や企業のものであれば、かなり高い報酬が見込めます。
手描きのほかに、パソコンやタブレットなどのツールを使えば多種多様なイラストやデザインの作成が可能です。
広告も兼ねてSNSにUPすればより注目度も高まり、人気が出た場合はオリジナルキャラクターの商品化や、絵本などの出版も夢ではありません。
ウェブ開発・プログラミング
Webアプリケーションのプログラミングやシステム・サービスなどの開発を行う副業はニーズもあり、高単価なためエンジニアの経験があれば取り組みやすい副業といえます。
実務経験はなくてもWeb関連に強い方であれば、まとまった時間が取れる休業中のメリットを活かして、プログラミング技術を習得することも可能です。
その場合、ホームページのデザインを行うHTML/CSSは比較的簡単なため、初心者にはおすすめといえます。
プログラミングスキルを身に付ければ、出産後にもフリーランスのプログラマーやWebデザイナーとして活躍することもできるでしょう。
在宅のカスタマーサポート業務
企業の製品や、サービスを利用する顧客からの問い合わせやトラブルなどを在宅で対応するカスタマーサポートも、産休・育休中の副業としておすすめといえるでしょう。
電話やメール、チャットなどのツールを使いながら、顧客が抱えるさまざまな問題や要望をスムーズに解決していくことで、顧客満足度や企業イメージの向上にもつながる重要なポジションです。
勤務も1日3h程度・週2~3日と無理なく働けるうえに、時給も1,200~1,800円程度と比較的高めに設定されているため、基本的なビジネスマナーやメールのやりとりなどがクリアできている方なら、未経験でもトライしやすい副業といえます。
アフィリエイト
自分のブログなどのWebサイト内に企業や商品の広告のリンクを貼り、サイトを訪れたユーザーがリンクをクリックして商品やサービスが売れた場合、手数料が支払われて報酬が得られるアフィリエイト。
パソコンとネット環境さえあれば初期費用もほぼかからないうえ、世間の注目度や話題性の高いジャンルであれば月の報酬は数万から、中には100万円に届く方もいます。
副業として収入につなげるためには、ブログのまめな更新と、運営を継続し続ける地道な努力が必要ですが、出産や子育てに関する話題などは人気も高いため、トライする価値のある副業です。
データ入力
さまざまな商品データの登録をはじめ、顧客の氏名や住所をExcelなどのフォーマットにひたすら打ち込んでいく仕事です。パソコンの入力ができれば特別なスキルも不要なため、空いた時間で気軽に取り組めます。
副業案件として依頼も多く、人気も高いのが特徴ですが、単価相場は1文字0.1円~1円と非常に低いため、かなりの案件数をこなさなければ収入には結びつきません。
また、作業内容が効率よく進めやすい案件かどうかを見極めるのも、データ入力を副業としてうまく続けるコツといえるでしょう。
アンケートモニター
リサーチ会社や企業の依頼により、生活全般のアンケートに対する回答や商品モニターなどで、ポイントや現金などの報酬が得られるアンケートモニター。
スマホさえあれば好きな時・好きな場所で回答できるため、産休・育休中でも気軽にできる副業の代表格といえるでしょう。
専用アプリやサイトに登録すると、年齢やライフスタイルごとのアンケートに回答できるほか、商品モニターやお店への覆面調査など多種多様な案件を見つけることができます。
数分程度で回答できるアンケートは数円~高くても100円程度が相場です。副業としてより高い報酬を狙うなら、訪問インタビューや座談会形式のものを選べば、1回6,000円~2万円程度の報酬が見込めます。
育休中に副業したら育児休業給付金はどうなる?
育児休業中の生活を支えるために、雇用保険から支給される育児休業給付金(※1)。育休中に収入がないことが前提となる制度のため、就労日数や賃金額には以下の通り一定の制限が設けられています。
就労日数が10日(10日を超える場合は80時間)以内であること | 1ヶ月の就労日数が10日、および10日を超えた場合は80時間以内 ※上記のいずれも超えると、育児に専念する休業とみなされず、育児休業給付金は不支給 |
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給付額は育休開始前の賃金の80%未満であること | 育児休業給付金は育休開始前の賃金をもとに計算 ・育休開始~半年間/賃金の67% ・半年経過以降~50% ※育児休業を付与する会社から賃金が支払われる場合は給付金と賃金の合計額が80%を超えないように調整 |
また副業は、企業に雇われて労務を行う雇用型か雇用契約を結ばない非雇用型かによって、労働基準法の適応が異なります。
雇用型は労働基準法が適応され、休業中の副業は「労務」になるため、出産手当金のカットや産後一定期間の就業が禁止されています。
このため育休だけでなく休業中の副業は、働いても労務にならない非雇用型のものを選んでおくとよいでしょう。
雇用型副業 | ・出産手当金は労務に服さなかった期間のみ支給 ・産後8週間の就業は禁止(医師が支障がないと認めた場合6週間) |
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非雇用型副業 | 労務にあたらず労働基準法の適応外のため、出産手当金の減額はなし |
※1出典:厚生労働省HP 育児休業給付について
産休・育休中に副業したら確定申告にも注意
産休・育休中に支給される手当や給付金は所得とはみなされないため、確定申告は不要です。
ただし、副業で得た年間の合計所得金額(副業の収入から必要経費(※1)を差し引いたもの)が48万円を超えた場合、翌年の2月16日~3月15日の間に管轄の税務署へ確定申告をしなければなりません。
これは、納税者には原則として48万円の基礎控除(※2)があり、副業での所得が48万円を超え、扶養控除(所得総額が48万円以下なら配偶者控除、48~133万円以下なら配偶者特別控除)や生命保険料などの控除がない場合は所得税が発生することによります。
副業による所得が48万円以上あったにも関わらず確定申告を怠ると申告漏れとなり、脱税行為とみなされて「無申告加算税」や「延滞税」などのペナルティを受ける場合があるため、必ず申告しておきましょう。
副業での確定申告に関するより詳細な情報を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
※1出典:国税庁HP やさしい必要経費の知識
※2出典:国税庁HP 基礎控除
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今回は産休・育休中の副業について役立つさまざまな情報をお届けしました。
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