副業人材とは?採用と活用のコツを解説
副業人材とは本業の勤務時間外で別の仕事を請負い、収入を得ている人の総称です。
2019年4月の働き方改革導入以来、副業人材は増加しつつ、また企業でも副業人材を活用する事例が増えています。
本稿では副業人材の採用を検討中の皆さまに向け、他人材との違いから採用方法、副業人材をより効果的に活用するコツまで詳しく解説します。
副業人材とは
副業人材とは、専門的な知識やスキルとそれに特化したノウハウを持つスペシャリストとして、本業の活動時間外で別の仕事を請け負っている人材を指します。
また、司法書士などの士業を除く個人事業主やフリーランス、育児などの合間に働く在宅ワーカーも副業人材に含む場合もあります。
需要が高い職種はエンジニアやコンサルタント、マーケターを始め、HR・広報、デザイナーやライター・編集など幅広くあるため、スキルがあればさまざまな分野での活躍が可能です。
副業人材と他人材との違い
正社員との違い
副業人材は正社員と違い本業を持っているため、勤務時間は本業以外の空き時間での稼働になります。また無期雇用である正社員に対し、副業先である企業と有期で雇用契約を結ぶのが副業人材です。
自社に必要なスキルやノウハウを効率よく活用できるメリットはありますが、労働時間や場所の指定・専従業務の強制などはできません。
業務委託人材との違い
業務委託人材は個人事業主として企業と請負契約か委任(準委任)契約を結び、業務を委託されて仕事をする人を指します。報酬は請負契約の場合、委託された仕事の成果物の提供により得られ、該当するのはプログラマーやライターといった職種です。
一方、委任(準委任)契約は成果物の責任は問われず、業務そのものに対して報酬が発生します。弁護士など法律行為を行うのが委任で、それ以外の職種は準委任となり、コンサルタントなどが該当します。また、企業と業務委託人材の間に雇用関係は発生せず、労働法の保護はありません。
副業人材のメリット・デメリット
メリット
副業人材の採用における最大のメリットは “必要なときに即戦力となる人材を確保できる”点でしょう。スキルのある副業人材の採用は正社員を雇うより、育成コストなど金銭面から時間面まで大幅に削減できます。
またマンパワー不足が常態化している場合は副業人材をうまく活用し、業務分担をする事で正社員の負担が軽減され、モチベーションの向上にもつながります。
デメリット
まず自社の正社員と違い、勤務時間が限られているため依頼できる仕事が限定される点が一番のデメリットといえます。
また所属意識が低い事でコミュニケーション不全に陥りやすく、士気の低下に繋がりかねないため、企業側の人事的な管理やサポートの強化が必要です。
副業人材を採用する方法
働き方同様に副業人材を採用する方法も多様化する昨今、人材エージェントやクラウドソーシングサイトなど、さまざまなサービスが提供されています。
人材エージェントは採用に関する手間が大きく省け、高いスキルを持つ人材を確実に獲得できるものの、その分コストは高くなります。
クラウドソーシングサイトは手軽さや低コストが魅力であるものの、人材やスキルの見極めは難しいといえるでしょう。
それぞれ一長一短があり、自社業務の特性により適した採用方法は異なってきます。採用に関するさまざまな課題をスピーディに解決しつつ、転職市場では出会えないスキルの高い副業人材の獲得を考えるなら、まずはlotsfulにご相談ください。
副業人材の採用のコツ
やりがいのある依頼内容にする
本業以外にも仕事を請け負う副業人材は、転職市場でも中々見受けられないハイスキルかつ、専門的なノウハウを持つ人材が多いのが事実です。
このため依頼内容が報酬など待遇面だけでなく、自身のスキルUPにつながる魅力あるものでなければ優秀な人材の獲得は難しいといえます。
依頼内容を詳細に書く
稼働時間が短い副業人材に、限られた時間内で最大のパフォーマンスを発揮してもらうためにも依頼する側が内容をきちんと定義し、可能な限り詳細に示す必要があります。
採用後にミスマッチが起きやすいのは、この定義が曖昧なケースがほとんどといえるでしょう。
時給単価を上げる
事業の発展やプロジェクトの成功を目指すならスペシャリストである副業人材のスキルに見合った対価を支払う事で、より質の高い副業人材を獲得するベストな方法といえます。
業務ごとの報酬や時給単価の相場をよくリサーチし、より質の高い副業人材の獲得を目指しましょう。
副業人材の活用のコツ
依頼内容を明確にしておく
副業人材に求めるスキルはもとより、業務に関して「依頼する目的」・「担当する範囲」・「達成したい課題」・「成果」に関しては明確に決め、きちんとすり合わせておきましょう。
これらがしっかり定まっていれば、お互いが動きやすくなり、業務がスムーズに進めやすくなるためオススメです。
期待する事を明確にしておく
副業人材を活用するうえで一番のメリットは、保有するスキルを即戦力として活かしながら生産性を上げ、プロジェクトの達成や業績UPといった成果を出す事です。
このためにも副業人材に求めるスキルは具体的に提示する事が重要になってきます。例えばエンジニアであれば、単なる実績だけでなく自分の担当以外のコードも読み、業務についてキャッチアップできる事が大切です。
また、プロジェクトの課題について積極的に改善策などを提案できるアウトプット力も欠かせません。求める副業人材に合わせたモデルケースともいうべき、ペルソナを設定しておけば採用時のミスマッチも防げます。
副業人材が活躍しやすい環境を整える
まずは副業人材がそのスキルを最大限に発揮できるよう、社内のサポート体制を整える事が重要です。ファイルのやりとりやミーティングなどに必要なITツールの導入は、スムーズな業務進行に役立ちます。
また自社の社員と違い、どうしてもコミュニケーション不足に陥りやすくなる傾向があります。信頼関係を築くためにも進捗状況などの確認は、副業人材の負担にならない程度であらかじめ設定しておくとよいでしょう。
副業人材を活用して更なる成長を
本稿では副業人材を採用するにあたってのメリットからデメリット、副業人材のパフォーマンスをより発揮させる活用のコツなどを紹介しました。
テレワークも含めて働き方が多様化した現在は、副業人材の活用もよりしやすくなっています。この機会に優秀な副業人材を活用し、自社事業を更に成長させたいとお考えの経営者や管理職の皆さまは、“依頼後マッチング率88%” “最短決定日数5日” “初期コスト・成功報酬不要”のlotsfulをぜひご検討ください。
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