salesforceエンジニアの副業とは?時給相場や案件例まとめ
市場価値の高いエンジニアになるために、特定の領域で経験を積むことも一つの方法です。その中で、Salesforceの開発経験は多くのメリットがあるでしょう。
そこで本記事では、副業におけるSalesforceエンジニアに必要なスキルや注意点、時給の相場、案件の探し方、具体的な案件例まで、さまざまな情報を紹介していきます。
salesforceエンジニアは副業できる?
Salesforceの副業案件は、他の開発案件に比べ少ない傾向にあります。しかしながら、SalesforceはApexといった特定の開発言語を使用するため、対応できるエンジニアもまだ少ないといえるでしょう。そのため、Apexの知識や使用経験があれば、Salesforceの開発案件にチャレンジできる可能性があります。
本業でSalesforceの開発業務に関わっていないエンジニアの方は、まずはApexの基本知識を得ることから始めましょう。ただし、副業案件の中には機能追加だけといった比較的簡易な案件もありますので、Apexを学びながら副業で経験を積んでいくこともできます。
salesforceエンジニアの副業の主な種類
開発系案件
Salesforceが選ばれる理由の一つに、拡張性の高さが挙げられます。そのため、導入時に機能を追加したり、反対に不要な機能の削除を行うことがあります。大規模なカスタマイズを行う場合もあり、その際はApexというオブジェクト指向のプログラミング言語を使用します。その他にも、企業にある既存システムとSalesforceの連携なども開発業務で多く行われています。
コンサルティング系案件
Salesforceの導入を検討している企業に対して、どのような業務改革を行なっていくか、その計画から立案していきます。業務効率化を目指す場合であれば、タスクを洗い出し、どのような機能を持たせたSalesforceを実装していくのかなど、要件定義を進めていきます。それらが固まれば、システムの設計・開発に向けてエンジニアと連携していきます。こうした一連の業務を担っていきます。
salesforceエンジニアの副業案件の例
Salesforceの導入・運用の案件例
企業が導入するSalesforceの導入サポートを担当。導入後は円滑に使用するための運用業務も行なっていく。
一部、機能追加などの依頼を行う可能性もあり。
稼働時間 | 月約15時間 |
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単価 | 9万円/月〜 |
条件 | ・Salesforce 上級資格認定もしくは同等スキルをお持ちの方 など |
Salesforceの開発業務の案件例
Apexを使用して、Salesforceの画面UIの最適化やオブジェクト追加、ロジックの変更といった開発業務を担当。
稼働時間 | 月約20〜30時間 |
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単価 | 13万円/月〜 |
条件 | ・Apexでの開発経験 など |
Salesforceのコンサル業務の案件例
企業先の業務改善などに向けた、コンサル業務を担当。Salesforceを使ってどのような課題を解決していきたいのかをヒアリングし、開発業務に落とし込んでいく。
稼働時間 | 月約30時間 |
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単価 | 15万円/月〜 |
条件 | ・Salesforceの導入経験 ・コンサル業務の経験 など |
salesforceエンジニアの副業案件の時給相場
Salesforceエンジニアの時給相場は2,335円となります。
カスタマイズや機能拡張といった開発だけでなく、導入に向けたコンサルティングなどの上流から関われるスキルがあれば、時給をさらにアップさせることができます。さらに、Salesforceには25種類の認定資格があります。そうした資格を取得していけば、時給アップにもつながります。
salesforceエンジニアの副業に必要なスキルや知見
salesforceの知見
Salesforceには認定資格がありますので、それらを取得することで、市場価値の高い人材へと成長することができます。最もオーソドックスな資格として、認定アドミニストレーターが挙げられます。これは、Salesforceの基本的なカスタマイズなどの知識を認定する資格になります。他にもさまざまな資格があり、それぞれ取得のための難易度もちがいますので、自身のスキルに合わせて挑戦していきましょう。
APEXのスキル
ApexはSalesforceの機能拡張に使用する、オブジェクト指向のプログラミング言語です。主にSalesforceの独自のプラットフォームである、force.comでそれらの開発を行なっていきます。開発未経験で、これからSalesforceエンジニアとして活動を考えている人であれば、ApexのベースになっているJavaという開発言語の方が学習の選択肢などが豊富ですので、そちらから学ぶことをオススメします。
マーケティングの知見
Salesforce には、Salesforce Marketing Cloudという機能もあり、さまざまなマーケティング活動の支援から広告管理・分析、カスタマージャーニーの構築を行うことが可能です。マーケティングの基礎知識があれば、こうした機能拡張にいかすことができます。
シナリオ設計力
Salesforceを導入したとしても、効率的なリード獲得からコンバージョンまでを実現させる、精度の高いシナリオ設計がなければ、求める結果を得ることができません。シナリオを設計するためには、カスタマージャーニーなどを構築し、ターゲットの道筋を予測しながら、さまざまな仕掛けを行っていく必要があります。
顧客理解
営業活動などをSalesforceで支援する場合、導入を検討している企業のビジネスから業務内容、抱えている問題点などを理解していく必要があります。それらを理解するためにも、ヒアリング力がSalesforce導入に求められます。
salesforceエンジニアが副業するメリット
単価が高い
中小企業でもSalesforceの導入が増えているため、需要は拡大傾向にあります。そのため、単価の高い案件に関われるチャンスがあります。さらに、導入に向けた提案といったコンサル業務まで対応できれば、さらに単価アップを狙うことができます。
知見が増える
現在、Salesforceに関わったことがないエンジニアであっても、Javaでの開発経験があれば、Apexを学びやすいといえるでしょう。副業でSalesforceの機能追加といった簡単な案件を経験しながら、Apexを実務で使っていくことで、エンジニアとしての知見をさらに増やしていくことが可能です。
salesforceエンジニアが副業する際の注意点
顧客情報の扱いに注意する
副業案件であっても、業務で知り得た情報の扱いには注意しましょう。情報の流出が思わぬトラブルのもとになる可能性があります。Salesforceの開発案件においても、どんな企業に対応しているのか、どのような機能を追加したのかといった情報は、外部の人に漏らさないようにしましょう。
自社の副業規定を確認する
ITエンジニアの多くが副業を考えていわれるほど、エンジニアの中で副業が浸透しています。そうした背景から、エンジニアを抱える企業では、副業規定を設けているところが少なくありません。これから副業を始めたいと考えているのであれば、まずは本業の副業規定を確認してから活動するようにしましょう。
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Salesforceの案件含め、副業ではさまざまな開発案件の募集があります。自身に合う案件を見つけるために、副業マッチングサービスを利用するのも一つの方法です。
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