knowhow

副業ノウハウ

副業ノウハウ

人事の副業とは?時給相場や案件例、注意点まとめ

Shareする!

人事の経験やスキルをいかして採用活動だけでなく、人材育成や研修制度・カルチャーづくりまで、さまざまな業務にチャレンジしたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、副業人事として幅広い種類の業務を行うために必要なスキルや注意点、時給相場、案件の探し方、具体的な案件例まで、副業に取り組みたいと考える方が、気になる情報を集めました。

人事担当の副業ニーズはある?

スタートアップやベンチャーなどは、常に人材を求めていますが、採用活動まで手が届いていないのが現状です。そこで、経験豊富な副業人材に裁量を与え、人事業務を任せるケースが多くあります。そのため、人事のスキルをいかせる副業案件も多くあります。

人事の副業の主な種類

採用支援

新卒や中途に関わらず、副業先のニーズに合わせて採用支援を行います。採用のノウハウを伝えたり、目標とする採用人数の達成に向けた計画の立案、説明会などのイベントの企画、面接など、さまざまな業務を支援していきます。これらの業務の一部だけをサポートする場合もありますので、どんな支援を求めているかは、企業側と擦り合わせが必要となります。

労務支援

社員の労働時間を削減したいといった勤怠における課題解決。働きやすい会社にするための環境整備。就業規則などのルールの再検討など、労務においても支援業務は多くあります。自身の経験・スキルと照らし合わせ、支援できる部分を明確にして副業にジョインするようにしましょう。

研修支援

新卒向けの基礎的なビジネス研修から、ベテラン社員のためのリスキリング。さらに、全社員に向けたリカレント教育の推進など。企業の研修制度については、現在さまざまな議論がされています。その中で、副業先にとってどんな研修が有効なのか。講師を招いた研修を開くのか、eラーニングのようにいつでも研修を受けられる環境を整えるのか。複合的に考えていく必要があります。

人事評価支援

終身雇用や年功序列がもはや過去の話となった日本でも、実績や能力に見合った評価を行う企業が増えてきています。しかし、どのようにすれば適正に社員を評価できるのか。経営層は頭を悩ませています。そうした評価制度の策定を支援できる、本業での成功体験を、再現性を持って行える人事であれば、市場価値の高い人材として企業から求められるでしょう。

人事の副業案件の例

カルチャー作りまで貢献する人事の案件例

事業拡大を目指すベンチャー企業にて、採用戦略の立案から入社したメンバーの育成まで一括で担当。
カルチャーを意識しながら、企業にマッチする人材育成を目指す。

稼働時間 月約25〜30時間
単価 10万円/月〜
条件

・人事の業務経験
・人材会社での業務経験
・マネジメント経験 など

D2C企業の人事の案件例

企業が目指すビジョンを理解した上で、その達成に向けて最適な組織を作り上げていく。
その中で必要となる人材を具体的にイメージしながら、採用活動を行う。

稼働時間 月約30〜40時間
単価 14万円/月〜
条件 ・スタートアップでの人事経験
・メンバーの評価を含めたマネジメント経験 など

シード期のスタートアップ人事の案件例

少数精鋭で急成長を遂げているスタートアップの人事を担当。
ダイレクトリクルーティング、リファラルなどを活用しながら、カルチャーマッチする人材を採用していく。

稼働時間 月約25〜30時間
単価 12万円/月〜
条件 ・人事の業務経験
・組織・カルチャーづくりの経験 など

人事の副業案件の時給相場

人事の時給相場は2,535円となります。最近では応募の母集団形成だけでなく、人材育成やカルチャーづくりといった幅広い役割を求められる案件が少なくありません。そうした採用以外の業務にも価値を発揮できれば、時給をさらにアップさせることができるでしょう。

人事の副業に必要なスキルや知見

採用媒体の知識

新卒・中途どちらも媒体の特性を理解して、求人を出稿しなければ求める人材を採用することは難しいでしょう。エンジニアに強い、営業に強い、バックオフィス系の職種に強いなど、媒体ごとの強みを理解した上で、採用活動を行なっていきます。

採用広報スキル

求職者に入社したときの具体的なイメージを持ってもらうため、自社のさまざまな情報を発信していきます。商品・サービスのこと、社内で働く社員のこと。そうした生の情報が採用活動に効いてくるのです。また、情報を自社のメディアで発信するのか、広告費を払って出稿するのか、PRとしてメディアに取り上げてもらうのか。そうした戦略も必要となります。

採用ブランディングスキル

自社の魅力を最大限伝えるためには、採用ブランディングは重要です。ただし、目的もなくブランディングにリソースを割いても結果は出ないでしょう。たとえば、採用サイトを変えるのであれば、何を目的にするのか。採用イベントでは何を伝え、どんな人材に刺さるコンテンツにしていくのか。ブランディングのコンセプトから、考えるスキルが必要です。

コミュニケーション力

経営層や現場とコミュニケーションを行い、今どんな人材を求めているのか。そうしたニーズをしっかりと聞き出し、理解して、採用活動に反映させていくコミュニケーション力が必要です。

評価制度に関する知見

近年では、適切な評価制度を求めて転職をする人も多くなっています。制度を変える際は、他の企業で成功した評価制度をそのまま流用しても、環境もカルチャーもちがうためマッチしない場合があります。その企業に合った評価制度にするため、今までの知見をいかしながら、カスタマイズしていくことが求められます。

人材育成に関する知見

一般社員の育成と同じくらい、マネジメント層の育成も重要です。部下をマネジメントするためのスキル、たとえば1on1といった面談の方法など、現代にマッチしたマネジメントスキルを伝え、育成していかなければなりません。

組織設計に関する知見

経営戦略をもとに、企業のさらなる成長に向けてどのような組織にするべきか。組織・人材マネジメントの仕組みから、制度の設計や導入など、広い視野から考える能力も求められています。コンサルティングのような業務内容になっていきますが、こうした領域まで力を発揮できれば報酬アップはもちろん、経営層と会話をしながら一段上のフェーズで業務を行うことができるでしょう。

人事が副業するメリット

収入が増える

本業だけでなく、副業によって複数の収入源を得ることで収入をアップさせることが可能です。長年副業に従事している方は、複数の副業案件を掛け持ちしていることも珍しくありません。ただし、案件数が増えれば増えるほど、スケジュール管理などが難しくなりますので注意が必要です。

人脈が増える

人事の中にも業界ごとにコミュニティがありますので、副業で他業界を経験することで人脈を広げることができます。例えばメーカー系の人事が人脈を広げるために、あえてIT業界などの今まで経験してこなかった業界で、副業を行うのは非常に有効です。

人事が副業する際の注意点

本業に支障が出ないようにする

先にも述べたように、副業を複数抱えるとそれだけ本業の業務時間が圧迫されてしまいます。本業が裁量労働制を採用しているなど、比較的自由に時間を使える場合は柔軟に対応できるかもしれません。しかし、業務時間が決まっている場合は、その時間内に副業をしてしまうのは、就業規則などに違反してしまいます。結果、土日に副業案件に対応し、休みが取れず体調を崩してしまうといったケースもあります。本業と副業のバランスは、しっかりと考えた上で活動するようにしましょう。

確定申告に注意する

副業の収入・所得が20万円以下であれば、確定申告の必要がありません。ただし、これは所得税だけの話になります。住民税に関しては、副業での収入があれば20万円以下であっても申告する必要がありますので、忘れずに対応するようにしましょう。

人事の副業案件の始め方・探し方

事業拡大にリソースを割いているスタートアップなどは、人事などのバックオフィスまで手が回らない場合が少なくありません。そうした企業の多くが、副業で人事を募集しています。大企業と異なり、組織も文化もこれから作っていくようなスタートアップが多いため、人事が関われる領域が多くあります。

lotsfulでは、そうしたスタートアップの人事案件が豊富にありますので、興味がある方はぜひ登録してみてください。

Shareする!

close close

lotsfulに興味をお持ちの方はこちら