2021.3.3

創業3年目のスタートアップが急加速!”年収1000万クラス”の副業人材3名が前倒しした未来とは?


「lotsful magazine」が今回取り上げるのは、WEB接客ツール「Flipdesk」を提供しているスタートアップ、株式会社フリップデスクの副業人材活用事例です。

創業から3年目を迎える同社は、事業の成長スピードを維持させながら、適切な予算の中で優れた人材を獲得することが課題となっていました。そうした課題の解決策として、lotsfulを経由して同時期に3名の副業人材がジョイン。有力スタートアップや大手IT企業で活躍する高い専門性を有した副業人材を複数名活用することで、実現できたこととは?そして、社内にもたらされた変化とは?――フリップデスクの代表、佐々木忍氏からお話を伺いました。

株式会社フリップデスク:WEB接客ツール「Flipdesk」の提供を通じた、マーケティング支援事業
設立年:2019年
社員数:25名
副業活用ポジション:PM(プロダクトマネージャー)、CS(カスタマーサクセス)、事業開発

■株式会社フリップデスク 代表取締役社長 佐々木忍氏
大学卒業後、楽天株式会社へ入社。楽天市場事業に所属し、営業部や事業開発部を経験。2017年2月より、SORABITO株式会社にて、レガシー産業のIT化を担当。2018年2月に株式会社DECEMの前身、株式会社ナディアへ入社。経営企画室などで業務を行い、2019年4月より株式会社フリップデスクの代表取締役社長に就任。

社内にはない知見を、一気に獲得

――まず初めに、副業人材を活用しようと思われた経緯についてお聞かせください。

佐々木氏 : 採用にコストや時間をかけすぎて、事業の成長を遅らせたくなかったのが最大の理由です。現在、lotsfulさん経由で3名の副業人材を活用しています。3名とも有力スタートアップや大手IT企業で活躍されている方で、そうした人材を正社員で採用しようと思うと年収1000万円ほどかかり、他に必要な部分に予算が割けなくなってしまいます。副業人材ならコストを抑えつつ、必要な時に必要な方を採用できると考えました。

――さまざまな副業サービスがありますが、その中でlotsfulを活用しようと思われた理由を教えてください。

佐々木氏 : 最適なコストで必要な人材が確保できれば、副業の方でもフリーランスの方でも問題なかったのですが、lotsfulさんに相談するとピンポイントで求めているスキル・経験をお持ちの方をマッチングしてくれたんです。3名とも本業でも重要なポジションに就いており、転職市場にもなかなか出てこない方ばかり。こんな人材にコンタクトを取れるのは、lotsfulさんならではだと思いましたね。他の人材サービスからも候補者のDMが定期的にきますが、時間をとって見るのはlotsfulさんだけです。

――副業人材を3名活用されていますが、社内にどんな課題がありジョインに至ったのでしょうか。

佐々木氏 : PM(プロダクトマネージャー)とCS(カスタマーサクセス)、事業開発の3つのポジションで活用しています。

まずPMに関しては、ビジネス部門とエンジニア部門の橋渡し的な役割を担っていただいています。ビジネスサイドはプロダクトをどのように開発しているか詳細が分からず、お客様からの要望による機能開発がエンジニアにどれほど負荷がかかるか理解していないという課題がありました。

そのため、エンジニア目線を持ちながら、ビジネスサイドと話ができる方が必要だったのです。副業人材・Aさんには、ビジネスサイドの要望を咀嚼してエンジニアに適切に伝え、円滑にコミュニケーションが取れるように対応いただいています。副業人材という第三者目線だけでなく、当社の課題を自分事としてとらえてアドバイスもいただけて、非常に助かっています。今では経営戦略に関する相談もするほど、信頼関係を構築していますね。

――それでは次に、CSと事業開発のポジションについても詳しくお聞かせください。

佐々木氏 : CSに関しては、もともと社内に詳しい人材がいなかったため、lotsfulさんに相談すると、すぐに経験者をマッチングしてくれました。そのスピード感に驚きましたが、さらに面談したBさんがスキルだけでなく人間性も素晴らしい方だったので、すぐにお任せすることにしたんです。

Bさんにはお客様が当社のサービスをしっかり使えるように、お客様のサポートを担うCSの組織整備などを担当していただいています。当社のサービス導入後は、「①追加料金でコンサルタントのアドバイスを受ける」または「②マニュアルやFAQを見ても分からない場合はメールで問い合わせる」の2種類のサポートがあります。

当初は①も②も、運用チームが兼任で行っていました。それらを専任で行えるように組織を編成し、マニュアルやFAQをリッチにさせるための取り組みに着手してもらっています。

最後に、事業開発では、当社に集まってくる希少価値の高いデータを使って「世の中にないサービスをどのように生み出していくか」といった新たな事業創出のサポートを行っていただいています。副業人材・Cさんは事業開発などの経験が豊富で、大手IT企業などで、ビッグデータを使った購買促進の企画・設計などを担当していました。現状はまだ検討段階ですが、彼の知見を活かしながら1年後にはデータを駆使した新規事業を生み出したいと考えています。

▲「Flipdesk」は、サイトに訪問したユーザーの属性・状態に合わせて最適なタイミングで最適な情報を訴求することで離脱を防ぎ、サイトの成果を引き上げるWEB接客ツール。

副業人材から刺激を得ることで社員が自立的に

――経験豊富な副業人材がジョインして、どのような成果がありましたか?

佐々木氏 : PMであるAさんがジョインしてから、サービスの改修や機能追加などの開発プロセスが改善されましたね。以前は営業からお客様の要望を伝えるだけで、どういった仕様で設計するかといったドキュメントにおとしていませんでした。そのため、エンジニアがデモを見せるまで、どんなものが出来上がるか分からなかったんです。

今ではドキュメントをしっかりと制作し、あいまいな部分があると「エンジニアが困るからもう少しブレイクダウンしよう」といったアドバイスまでAさんが対応してくれています。何を目的にした機能なのかが明確になったため、エンジニアも手探りで開発するといった工数が省けました。

CSでは、Bさんのジョインによって組織整備が進んだおかげで、社員がサービスに関する質問をどのチームに相談すればいいのか、窓口に迷うことがなくなりました。BさんにはCS部門のミッションまで明確にしていただいたので、新たに人材を採用する場合でもそのミッションに共感できるかといった指標で、採用を進められるようになりましたね。また、お客様の問い合わせを全てメールフォームに窓口を切り替えたことで、集計を行いながら事実ベースで傾向分析ができるようにもなりました。

――社員へのプラスの影響はありましたでしょうか。

佐々木氏 : どんな機能を開発するべきかの基準が明確になったおかげで、エンジニアが迷った時でも、「目的がこうだから、こっちだな」と社員が自分自身で判断しながら、自発的に動けるようになりました。

CSに関しては、当社の社員がBさんの仕事を間近で学びながら、大きく成長していると実感しています。私とCS担当の社員が仕事を行う場合はどうしても上下関係が発生してしまいますが、副業人材となら気兼ねなくコミュニケーションできるようで、社員も主体的に動けるようになりました。そのおかげで、CSに関する業務が当初の計画よりも、1~2カ月ほど前倒しで進行できています。

また、私自身も経営的判断を相談した際に、コンサル的な視野で意思決定のプロセスを解説いただけるので、決断に間違いがなかったなと裏付けができるようになりましたね。

副業人材の力を得ることで、目指すべき未来にはやく辿り着ける

――副業人材を受け入れて、大変だと感じた部分は?

佐々木氏 : 副業人材に対して何か大変だと思ったことはありません。しかしながら、今まで着手できなかった大きな課題に対して3つ同時に対応しているので、会社の未来に必要な大きなタスクが3つ並行して進んでいる状況です。そのため、近い将来やってくる苦労を、同時に3つ抱えていることが私的には大変ですね…(笑)。

ただ、副業人材3名がジョインしてくれたおかげで、未来でするべき苦労を前倒しでできているため、会社の目指すべき場所にそれだけ早く辿り着けると考えています。

――副業人材を活用する上で気を付けているポイントはありますか。

佐々木氏 : お三方それぞれ、想定の稼働を超えていないかは聞くようにしています。「直接言いにくければ、lotsfulさんの担当者にお伝えください」とも話していますね。もう一つは、発注側と受注側という立場に関係なく、その道のプロと仕事をしているという気持ちを忘れず、常に尊敬の念を持って対応することでしょうか。

――最後にlotsfulを活用しての感想をお願いします。

佐々木氏 : 素敵な方を3名も紹介してもらえて、lotsfulさんには感謝の気持ちでいっぱいです。また、lotsfulさんはバックオフィスのサポートもしっかりしているので、副業人材から契約に関する質問などが、私たちには一切来ないのも素晴らしい部分です。企業と副業人材が業務に集中できる体制を作っていただき、とても助かっています。

(編集・取材・文:眞田幸剛)

 

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