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大手SNS企業の人材がジョイン!インタラクティブ動画で成長を続けるスタートアップの副業人材活用事例

副業活用ポジション:

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今回、「lotsful magazine」が取り上げるのは、インタラクティブ動画サービス「TouchSpot」の企画・開発・運営を中心としたマーケティング総合支援会社である、タッチスポット株式会社のマーケティングポジションの副業人材活用事例です。

タッチスポットが提供する「TouchSpot」は、動画内にユーザーが画面をタップできるボタンを設置することで、ユーザーが動画視聴時にリアルタイムでアクションを起こすことができる画期的な動画サービス。

ボタンの選択によるストーリーの変化や、気になるポイントの詳細表示などが可能となるため、ユーザーの動画視聴に双方向性を生みます。

ユーザーの興味関心に合わせた動画展開を可能とするため、直帰率の改善や、商品理解の促進を通して、商品宣伝であれば売り上げ増加など、より顧客の成功につなげることが可能な新たなマーケティング手法として注目されています。

今後さらなる事業展開を目指し、「TouchSpot」の認知向上を目指す同社では、マーケティングにも注力しており、大手SNS企業で働く副業人材・Kさんを採用しました。成長著しいスタートアップで、副業人材を活用するメリットとは?また、副業人材を活用する上で重要なポイントとは?――代表取締役社長の水嶋氏からお話を伺いました。

※本事例は、経済産業省が取り組む「スタートアップ向け経営人材支援事業」とlotsfulが連携して生まれた事例となります。(https://lotsful.jp/specials/shift-x

会社情報

タッチスポット株式会社 インタラクティブ動画広告サービスの企画・開発・運営を中心としたマーケティング総合支援会社
設立年 2015年9月28日
社員数 22名
副業活用ポジション マーケティング

タッチスポット株式会社 代表取締役社長 水嶋 泰一 氏

北海道札幌市出身。株式会社ミクシィに入社後、BAKE&Co.株式会社(現・タッチスポット株式会社)へ転職。2018年1月役員へ、同年9月に代表取締役社長に就任し、現在に至る。

接点のなかった新たな企業との出会いが生まれた

はじめに、副業人材を活用しようと思ったきっかけを教えてください。

水嶋氏

優秀な人材を採用する時に、副業としての募集をするほうが可能性が高まると思い活用することにしました。また、副業という働き方が広まってきた中で、新しい業界・分野に挑戦したいという人が増えています。そうした人たちとも、出会うことができると考えたこともきっかけの一つです。

今までは私の知人などリファラルでの副業人材採用はありましたが、副業サービスを活用した採用はしてきませんでした。人材マーケットにどんなスキルを持った副業人材がいるのかを見てみたいという側面もありましたね。

今回lotsfulを活用し、マーケティング担当としてKさんを採用されました。Kさんを採用した理由を教えてください。

水嶋氏

大手SNS企業で活躍していたこと。さらに、Kさんを通してその企業の広告配信サービスの知識を深め、マーケティング力をより強化していきたいと考えていたことも理由の一つですね。また、Kさんの業務スキルはもちろんのこと、前職では大手広告代理店に勤務されていたので、そうした経験も魅力に感じました。

Kさんは2ヶ月間、副業人材としてタッチスポットさんにジョインされました。マーケティング担当として、具体的にどのような役割をお任せしたのでしょうか?

水嶋氏

私たちが提供するインタラクティブ動画サービス「TouchSpot」を今まで以上に普及させるためには、より多くの人に体験してもらい、いいものだと認知される必要があります。ですので、今まで接点のなかった企業に提案できるよう、アポイントを獲得してもらいながら、インタラクティブ動画を絡めた企画をどんな形で、誰に提案していくかといった部分まで考えてもらいました。

成果としてはいかがでしょうか。

水嶋氏

新たな企業との新しい繋がりができました。また、Kさんの本業である大手SNSに関する知識やナレッジも得ることもできましたね。

副業人材活用のポイントは、課題を棚卸ししてタスクを明確にすること

Kさんとはどのような形で業務を進めていきましたか?

水嶋氏

基本的には私とのやり取りが中心です。必要に応じて、当社のマーケティング担当が入る場合もありました。コミュニケーションはチャットが中心で、適宜Web会議も行っていましたね。コミュニケーション量に関しては、不便を感じることはありませんでした。

Kさんがジョインしたことで、何か変化はありましたか。

水嶋氏

Kさんが本業としている企業で得た知見を手に入れられたのは大きいですね。また、Kさんから外部の企業文化を学べるというメリットもあります。例えば、資料の作成ひとつ取っても、見るべきところがありますから。

副業人材を受け入れて、社員から反応はありましたか。

水嶋氏

特にありませんでした。当社は、働き方や時間、社員のポジションといったことを全く気にしないカルチャーです。本人の責任のもと、目標を達成できれば過程は問いません。そのため、どんな人が入っても、フラットに受け入れる環境があるんです。

副業人材を活用する中で、難しいと感じることはありましたか。

水嶋氏

難しいところは、目標設定において副業人材が何をすれば、当社にとってメリットになるのか。それらを明確にし、すり合わせを行っていくことですね。目標を明確にしようとすればするほど、時間がかかります。しかし、そこが曖昧だと、限られた時間の中で副業人材が、自発的に動くことができなくなってしまいます

また、抽象的な課題に取り組んでもらい、達成してもらうにも時間が必要だと感じました。ジョインしてすぐ当社のことを好きになってもらうのも難しいですし、最初からモチベーションがMAXで来ていただくのが理想ですが、ある程度の関係性を作らなければなりません。さらに、副業人材がすぐに成果を上げるかも未知数です。成果を出せる人材かどうかいつまでに判断するか、見極めが難しいですよね。

急成長のスタートアップにとって、副業人材を活用するポイントを教えてください。

水嶋氏

有効に活用していくためには、明確に細分化されたタスクに対して、スキルマッチした副業人材をアサインすることです。自社の課題の棚卸しができていて、タスクを明確にできているかがポイントですね。

抽象度の高い仕事を任せたいのであれば、コミットを確約することも時には必要です。いつまでに、どうやって実現させるか、期限と目標設定をしっかりと進めていかなくてはなりません。どちらの場合もお互いに齟齬がなく、どうなれば成果が出たといえるのか、共通認識を持つことが重要と言えるでしょう。

lotsfulは、優秀な人材と出会うチャンスがあるサービス

今回の副業人材の活用で、上手くいった点とそうでなかった点を教えてください。

水嶋氏

今まで繋がることのできなかった、クライアントやパートナーと関われるようになったのは大きな収穫ですね。ただし、インタラクティブ動画を使って、どんな企画を立てるのか。アイデア出しに関しては、スピード感を持って取り組めなかったという反省点はあります。

どのような人材が、副業で活躍できると考えていますか。

水嶋氏

副業を、稼ぐ手段としか考えていない人は難しいのではないでしょうか。お金欲しさにやるとなると、企業側との温度差が出てきてしまいますから。「新しい知識を得たい」「自分のスキルをもとに、さらに経験を積んでいきたい」といった思いの延長線上に、正当な報酬があると考えられる人だといいですね。また、副業人材の心構えとして、案件に関わる中で、企業が自分を正社員として雇いたくなるか。そうした視点で業務に関わる姿勢も、大切なのではないでしょうか。

それでは最後にlotsfulを活用したご感想をお願いします。

水嶋氏

今回ジョインしたKさんは、グローバルに事業を展開する大手SNS企業に在籍し、第一線で活躍している人材です。このように、今までの採用活動では出会えない、優秀な人材を採用できるポテンシャルを有する、価値のあるサービスだと思います。

(編集・取材・文:眞田幸剛)

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