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専門人材の活躍で行動量が増える!―CFO経験者などを採用し、資金調達も加速するスタートアップの副業人材活用事例

副業活用ポジション:

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今回、「lotsful magazine」がお届けするのは、ネイチャーマテリアルの研究開発を通じてサステナブル社会の実現を目指すスタートアップ、NEXT NEW WORLDの副業人材活用事例です。

2021年6月に創業し、コスメブランド『WITH OR WITHOUT』やシルクアパレル、サプリメントなどの事業を展開する同社では資金調達や事業の拡大を目指し、「CFO」と「マーケティング」、「コミュニティマーケティング」という3つのポジションで副業人材を活用しました。

それぞれどのような課題があり、副業人材を活用するに至ったのか。また、そこから得られた成果やスタートアップが副業人材を活用するメリットなど、NEXT NEW WORLDの代表取締役CEO高嶋耕太郎氏にお話を伺いました。

株式会社NEXT NEW WORLD
代表取締役CEO

高嶋耕太郎氏

2010年に「Amazon Japan」入社。2014年にメンズアパレル部門の部長に就任。
その翌年からは、販売コンサルティング部長を務める。

2016年に同社を退社し、「TOKYOBASE」に入社。
商品・EC部長を務めた後、約半年後で取締役・事業本部長に就任する。

20215月に同社を退社し、6月に「NEXT NEW WORLD」を立ち上げる。

スピード感を持って成果を出すため、副業人材を活用

2021年に創業したNEXT NEW WORLDさんですが、どのような課題があり、副業人材を活用しようと意思決定されたのでしょうか?まずは、その背景についてお聞かせください。

高嶋氏

当社のようなスタートアップはリソースが限られていますので、人材採用に失敗できる余裕がありません。しかし、KPIを達成するためには、瞬間的に優秀な人材が必要になります。その対応策として、副業人材を活用することにしました。lotsfulから3名の副業人材を採用しましたが、特出した能力や経験をお持ちの方を即戦力としてすぐにアサインすることができました。

副業人材を活用するのではなく、必要な専門性を有した企業に外注するといった選択肢はなかったのでしょうか。

高嶋氏

スピード感を持って進めるなら、副業人材ですね。企業に外注する場合、ハンコが必要でネット上での契約ができなかったりすることもありますから。また、ビジネスパートナーとして、当社のビジネスに共感してくれる方を見極めて採用できるのも、副業人材を活用している理由の一つです。

数ある副業サービスの中から、lotsfulを選んだ理由を教えてください。

高嶋氏

いろいろな副業サービスがあることを知っていましたが、lotsfulを活用するきっかけはシンプルに営業を受けたからです(笑)。実際にlotsfulのサービスに触れてみると、UIが良くてサイトが見やすかったり、副業人材の情報がリッチだったりと、ポジティブな印象を受けました。そうしたことから、総合的に判断してlotsfulを利用することに決めました。また、lotsfulの担当者の対応が手厚く、スピード感を持って候補者を推薦してくれたり。このような対応力も決め手の一つになりましたね。

「CFO」と「マーケティング」、「コミュニティマーケティング」の3ポジションで副業人材を活用しています。それぞれ、どのような経験をお持ちの方を採用したのでしょうか。

高嶋氏

「CFO」に関しては、資金調達がある程度軌道に乗ったタイミングで、VCから事業計画書や資金繰りなど細かい数字の指摘がありまして。私自身が対応することも考えたのですが、他の業務にリソースを割こうと考え、国内外の投資家からの資金調達の経験をお持ちのMさんを採用することにしました。lotsfulに相談して2週間で3名と面談を行い、1ヵ月足らずでMさんをアサインすることができました。

「マーケティング」のポジションでは、D2CブランドマネージメントやPR/広報などを経験しているTさんを採用しています。さらに、「コミュニティマーケティング」のポジションでは、薬剤師の資格をお持ちでプロダクト開発やマーケティングの経験をお持ちのKさんを採用されていますね。

高嶋氏

そうですね。「マーケティング」に関しては、コスメブランドの成長に向けて経験者であるTさんを採用しています。また、「コミュニティマーケティング」は、新しいブランドであるサプリメント事業のローンチに向けてコミュニティを拡大すべく新たな人材を探していました。そこで、薬剤師の資格があり、コミュニティマネジメントの経験もある方に業務を任せることができました。

限られたリソースで、行動量を増やす

副業人材を活用する中で、実績や成果などは出てきているのでしょうか。

高嶋氏

「CFO」ポジションでは、限られた時間の中で資金調達に向けて必要な資料作成を一緒に行うことができたことは大きな成果だと感じています。Mさんと相談しながら、一気に対応してくれたのでこちらとしても非常に助かりましたね。

副業人材を活用する中で感じたメリットはありますか。

高嶋氏

優秀な専門人材を採用することができますので、単純に行動量が増えますよね。そのおかげで、私はほかの業務にリソースを割くことができます。「やらなければならないが、まだ手をつけられていない」、そうした課題点にKPIを設けて、瞬間的に動くことができるのは副業人材を活用する大きなメリットです。

一方で、副業人材を活用して「難しい」と感じた点はありますか?

高嶋氏

長期的なブランディングや商品戦略といった、時間がかかる業務は難しいのではと感じました。あとは、会社全体に影響を及ぼすようなプロジェクトですね。こうした業務に副業人材が対応するためには、キャッチアップに時間が必要ですし、プロジェクトも長期に渡るため、「アウトプットのどこが良くて、どこか悪いか」といった振り返りが曖昧になってしまうケースもあるでしょう。そうではなく、短期間で具体的なタスクを決めて、明確なアウトプットが出せる業務に副業人材は有効だと思います。

副業人材のパフォーマンスを上げるために、工夫した点などはありますか。

高嶋氏

副業人材に当社を好きになってもらえるよう、社内情報はしっかりと渡すようにしました。「CFO」ポジションで活躍しているMさんとは、リアルでも会っていますし、社内のメンバーともコミュニケーションを取ってもらいました。そうした中で、会社の方向性や課題を相談しています。副業人材も気持ちが入って業務に取り組めるようになり、自然とパフォーマンスが上がっていきますね。

意見を持ちつつ、柔軟に動ける人が活躍できる

3名の副業人材を活用してみて、副業で活躍できるのはどんな人だと感じていますか。

高嶋氏

適応力があって、情報を素早くキャッチアップできる人ではないでしょうか。また、できないことを「できない」としっかりと言える人も、結果が出やすいと思います。スキル面では、いろいろなことができるよりも何かコアな強みが一つある”専門性”も重要ですね。また、新しいことに挑戦したり、楽しんだりという、ポジティブな気持ちも持っていると、企業の担当者も付き合いやすいと感じるはずです。

スタートアップにとって、副業人材を活用する利点はどこにありますか。

高嶋氏

まず動いて、伸びる数値を見つけて、そこにリソースを投下するのがスタートアップです。だからこそ、スピード感を持って行動量を増やせるのが、副業人材を活用する最大の利点です。仮に副業人材をアサインしてみて、結果が出なければ契約を解除することもできます。人件費をなるべく抑えたいスタートアップにとっては、コスト面でのメリットもありますね。

最後にlotsfulを活用した感想をお願いします。

高嶋氏

タイミング良くlotsfulと出会えましたし、必要な副業人材のデータベースがあり、営業担当もスピーディーに対応してくれました。今後も継続してサービスを利用していきたいと考えています。

(編集・取材・文:眞田幸剛)

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