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業務を型化し、成長を牽引!セキュリティ系SaaS企業が3ポジションで副業人材を活用した成果とは

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今回、「lotsful magazine」が取り上げるのは、次世代型のサイバーセキュリティサービスを提供する株式会社エーアイセキュリティラボの副業人材活用事例です。

同社は、SaaS型Webアプリケーション脆弱性診断ツール「AeyeScan」(エーアイスキャン)を展開。セキュリティエンジニア不足に悩む企業を、AIやRPAを活用してサポートしています。今回、エーアイセキュリティラボはlotsful経由で、マーケティング、CS、経営企画の3ポジションで副業人材を採用。マーケティングとCSは現在も継続して業務を依頼しつつ、経営企画の副業人材とはlotsfulの卒業制度を活用して、業務委託契約を締結しています。

複数ポジションを副業人材に任せ、さらに継続的に業務を任せている理由やメリットはどこにあるのでしょうか?エーアイセキュリティラボ取締役の角田氏に話を伺いました。

株式会社エーアイセキュリティラボ 取締役  角田茜氏

大手システムインテグレーターにてセキュリティサービスの立ち上げに従事しその後責任者として部門運営。その後、経営企画として事業変革を推進。2022年1月より現職。

3つの重要ポジションで副業人材を採用

貴社では、マーケティング、CS、経営企画と計3ポジションで副業人材を活用しています。その理由・背景についてお聞かせください。

角田氏

まず大前提として、当社が副業人材活用に親和性があることが挙げられます。サービス開発において優秀なエンジニアと関わることが多いのですが、そうした方々はフリーランスで活動していることも珍しくないため、外部人材の力を借りることに抵抗がありませんでした。

また、副業人材ではなくコンサルティング会社などに依頼するという選択肢もあります。しかし、外部の人材でも会社の中に入ってもらって情報を密に伝えると、スピード感を持って自律的に動いてくれることを知っていたので副業人材に任せることにしました。

フリーランスのエンジニアと関わってきたというお話でしたが、ビジネス職での副業人材の導入は初めてと聞いています。lotsfulを利用したきっかけは?

角田氏

人づてで紹介してもらい、lotsfulという副業サービスを知りました。実際に利用してみると、経験・スキルなどイメージしていた通りの人材が見つかり、面談後そのまま採用。それから継続してお世話になっています。ですので、他の副業サービスを利用したことはありません。lotsfulはタレントカルテに書いてあるプロフィールが、経験・スキルだけではなく人柄までわかるようになっているので、面談する際も人選をスムーズに進めることができています。

副業人材を活用するにあたって、どのような課題が社内にあったのでしょうか。

角田氏

それぞれ活用しているポジションは異なりますが、課題の根っこは一緒です。当社のボードメンバーたちは十分な経験があり、業務自体は支障なく進めていくことができます。しかし、経験があるからこそ、自分たちの成功体験に頼りがちになっている点が大きな課題でした。

当社はスタートアップとしてスピード感のある成長を目指しており、各ポジションの経験豊富な方に来てもらい、幅広く学んでいこうと考えました。そのため、これまでの知見をいかしながら、適切にアドバイスができる副業人材を採用しています。ボードメンバーや社員たちが手を動かしつつ業務を型化していくのはどうしても時間がかかるので、まずはそこを任せるようにしました。

副業人材が「業務の型化」を推進

マーケティング・CS・経営企画の3ポジションでどのような業務を任せているのでしょうか。まずは、マーケティング領域から教えてください。

角田氏

熟練のマーケターである副業人材のHさんには、セキュリティ領域に特化したものではなく、SaaSではどのようなマーケティングが必要か、基本的な部分からレクチャーしてもらいました。そこから優先順位をつけて取り組むことを考え、Hさんのコネクションを使ってマーケティング領域の実務を任せられるパートナー企業も紹介してもらっています。

リリース前なので具体的なお話はまだできませんが、近い内に目に見える形で成果を発表できる予定です。その他にも、直近の数字を追うのではなく、当社が大きく成長するために必要な施策なども、Hさんと話し合っている最中です。

CSに関してはいかがでしょうか。

角田氏

サービスを作り、テクニカルサポートを提供するところまでは出来ていましたが、CS観点でサービスを成長させるような取り組みは型化できていませんでした。そこで、当社のCS業務をブラッシュアップしながら、型化していくためのベースづくりを、AIスタートアップで働く副業人材・Aさんにお任せしました。

現在、CSメンバーが社内で一番多いのですが、ベースが整ったおかげで新しく入社した方も1ヵ月程度で自走できるようになりました。CSの第1フェーズは型化できたので、今後はAさんと相談しながらプロダクトを成長させていくためのCSを目指していきます。

経営企画のKさんについてはlotsfulの卒業制度(※)を利用されて、業務委託契約を締結したと聞いています。 ※副業人材がlotsfulとの契約を終え、企業と直接契約を締結する制度

角田氏

卒業制度を利用し、Kさんが独立されるタイミングでそのまま業務委託契約を結びました。監査法人やスタートアップなど豊富な経験をお持ちのKさんには副業で入っているときから、当社代表(代表取締役社長 青木歩氏)が経営に注力できるよう、サポートしてもらっています。

正直、Kさんは当社に入ってほしい人材なので、その期待も込めながらやり取りしていますね(笑)。Kさんのすごいところは、こちらの意図を汲み取りながら情報を整理し、スピード感を持って目に見える形にしてくれるところです。当社の成長をサポートしてくれる人材として、とても頼りにしています。

エーアイセキュリティラボが提供するサービス「AeyeScan」。SaaS型 Webアプリケーション脆弱性診断自動化ツールとして多くの企業に導入されている。

副業人材が、社員の伴走・牽引を担う

副業人材を3名活用して、社内からの反応はいかがですか。

角田氏

経営企画のKさんは、現状での接点は代表と私だけですので、今後メンバーとのやりとりも増やしていければと考えています。マーケティングのHさんについては、メンバーも頻繁にやり取りをしています。特にマーケティング領域で疑問点などがあれば、「Hさんに聞いてみよう」といった流れができていますね。

CSのAさんは当社のメンバーに伴走しつつ、時には発破をかけながら、業務を引っ張ってもらっています。業務に関わるだけでなく、社員たちとしっかりと信頼関係を構築してくれるので、そうした意味でも心強いですね。

副業人材を受け入れてみて、難しいと感じる部分はありましたか。

角田氏

今のところ、特にありません。あえて言うとするなら、正社員の採用が進まないと「副業人材を採ろう」という思考になりやすくなってしまったことですね(笑)。スタートアップとして成長していくために、正社員採用にも力を入れていかなければならいので、その部分は気をつけたいと思っています。それでも、求める優秀な人材を迅速に採用するなら、lotsfulの方がスムーズに進むのは確かですね。

今後、副業人材の活用に関して、改善したい点などあれば教えてください。

角田氏

先ほどもお伝えした通り、経営企画のKさんに関しては、代表と私とのやり取りだけになっています。これからは社員との接点を増やしながら、Kさんの知識などをインプットしてもらえる仕組みを作っていきたいですね。CSのAさんのように関わっていただき、社内のレベルアップに向けたサポートを進めてもらうイメージです。特に営業担当は、Kさんと関わりながら、ロジカルなKPI管理のノウハウを、学んでもらいたいなと思っています。

最後に、lotsfulを利用いただいた感想をお願いします。

角田氏

プロフィールと実物にギャップのない優秀な人材を集めるのは、できそうでなかなか難しいことだと思います。それができるlotsfulを信頼していますし、これからも末長く利用できればと考えています。

(編集・取材・文:眞田幸剛)

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