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グローバル広報×戦略人材を採用!「正社員が9割」のゲームメガベンチャーが語る、副業人材の魅力とは?

副業活用ポジション:

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今回、「lotsful magazine」が取り上げるのは、オンラインゲーム事業を展開している株式会社ネクソンの広報ポジションの副業人材活用事例です。

ネクソンは韓国で創業後、日本に本社を移し、2011年には東証一部へ上場。現在は190以上の国と地域で、「メイプルストーリー」や「アラド戦記」に代表されるような人気ゲームを配信しています。

また同社は、米国人であるオーウェン・マホーニー氏が代表を務めており、その他にも外国籍のメンバーも多数。国際色豊かな環境で、日本にいながら米国や韓国にいる社員と英語を駆使しつつ、日常的にコミュニケーションをとる業務スタイルです。そのため、業務の経験・スキルはもちろん、英語力を備えた人材を求めていました。そこでlotsfulを活用し、大手企業や外資企業などで広報の豊富な経験を持つ副業人材・Sさんを採用。戦略立案からその実行まで、広報の上流部分からSさんが担っています。

グローバルカンパニーでありメガベンチャーでもあるネクソンにおいて、コーポレートの重要ポジションである広報をどのように副業人材に任せているのか?人事担当の寺澤氏と、実際にSさんと共に業務を行っている広報担当の竹市氏の2名にお話を伺いました。

会社情報

株式会社ネクソン PCオンラインゲームの開発及びサービスの提供/モバイルゲームの開発及びサービスの提供
設立年 2002年12月
社員数 連結6,288名/単体268名
副業活用ポジション 広報・PR(戦略の立案・実行)

株式会社ネクソン
管理本部 人材開発チーム
寺澤 麻衣子 氏

株式会社リクルートキャリア、エムスリーキャリア株式会社、インテリジェンスエグゼクティブサーチを経て、現在は株式会社ネクソンにて採用全般を担当。

株式会社ネクソン
広報担当
竹市 有紀 氏

イオンモール株式会社を経て、2018年より株式会社ネクソンの企業広報を担当。

広報の上流を担える人材の不足が課題

今回、広報ポジションで副業人材を活用されていますが、まずはそのきっかけや背景を教えてください。

寺澤氏

当社で働いている社員の9割以上が正社員で、今までは新規採用が発生した場合は、正社員を軸に採用活動を行っていました。しかし、最近では人材獲得競争の過熱やコロナ禍の影響もあり、求める人材を正社員で採用することが難しくなっていますそうした状況下において、即戦力として活躍できる優秀な人材をどのように獲得するのか?この問題の解決策のひとつとして、副業人材の活用を進めることにしたのです。

これまでにデザイナーなどのポジションでは、短期で外部人材に業務をお任せすることもありました。しかし、中長期的な活用かつ、コーポレート領域の業務を外部人材にお任せするのは、今回が初めてとなります。

募集にあたって、広報ではどのような課題を抱えていたのでしょうか?

寺澤氏

コアメンバーの一人が産休・育休を取得することに加え、広報の戦略立案から実行という、上流工程を担える人材が不足しているのが課題でした。当社はグローバル横断で業務を行っているため、英語力が必要となります。

ただし、今回求めていた人材は英語が話せるだけでなく、広報の業務背景はもちろん、米国と日本などの広報文化の違いを、すぐにキャッチアップできる方を求めていました。そういった条件を満たしていたのが、lotsful経由でご紹介いただいたSさんだったのです。

コーポレートの重要ポジションである広報で、副業人材を採用する。ネクソンさんでも初めての試みだったかと思いますが、社内からはネガティブな反応などありませんでしたか?

寺澤氏

正社員採用を進めてきた中で、年収に見合うスキルを持つ人材の獲得が難しいことなど、採用市場のリサーチ結果を経営層に随時報告していました。そこから、副業人材を活用するという提案につなげていきましたので、ネガティブな反応などは特に起こりませんでしたね。

多くの副業サービスがある中で、lotsfulを選んだ理由を教えてください。

寺澤氏

いくつか副業サービスを検討してみたのですが、特に営業担当が親身になってスピーディーに人材を探してくれたのがlotsfulでした。また、候補者とのコミュニケーションもしやすく、採用がスムーズに進んだのも決め手になりました。初めてこうしたサービスを活用しましたが、疑問点があっても丁寧に教えていただけたので、安心して導入することができましたね。

副業人材を受け入れるにあたり、⼈事として気をつけたポイントはありましたか。

寺澤氏

ジョインいただく前のコミュニケーションをしっかりとるため、面談は3回実施しました。スポット的な業務であれば、スキルマッチさえしていれば問題ないと思います。しかし、広報のポジションは、当社代表の考えや会社の方針などが、深く関わる業務になります。そのため、Sさんの考え方やスキルとマッチするかが非常に重要になりますので、お互いを理解するためにもしっかりと話し合いの場を持ちました。

グローバル広報の経験も豊富な副業人材

それでは次に、広報を担当している竹市さんにお伺いします。Sさんにはどのように業務に入っていただいたのでしょうか?

竹市氏

初めてお会いした際に、Sさんと私と米国に拠点を置く社員の3名で、自己紹介も兼ね、これまでの実績やスキルを共有し、どんなことがお互いできるのかをすり合わせました。その後、私とSさんで1on1などを行いながら、広報チームの具体的な業務、現状抱えている課題、今後挑戦していきたいことについて説明しました。

業務の進め方はどのようにしていますか。

竹市氏

プレスリリースの作成などの実務は私が担当しながら、Sさんには大きな視点から、広報のプランニングやメディアアプローチについてアドバイスしてもらっています。Sさんはグローバル広報などの経験が25年以上ある方ですので、広報戦略の立案から実行といった部分をメインに考えてもらっています。Sさんは海外のメディアコネクションを豊富にお持ちなので、説得力のある広報戦略を立てることができていますね。そうした経験・スキルを活かしつつ、当社のマネジメント層に広報戦略の提案を直接しながら、業務を進めてもらっています。

Sさんにジョインいただいたことで、広報業務における変化はありますか。

竹市氏

色々と相談できるのは心強いですね。例えば、起こりうるリスクへの対応策など的確なアドバイスをいただいています。他にも、既存の広報ルールに対して意見をもらい、改善するきっかけにもなりました。ディスカッションも活性化するようになり、同僚や経営陣もポジティブな印象を持ってくれています。

具体的な成果はいかがでしょうか。

竹市氏

11月に決算があったのですが、そのタイミングで「CFOに決算情報に関するメディアインタビューを設定してみるのはどうだろう?」とSさんから提案いただき、実現できました。今まではCFOにインタビューの打診をする機会もなかなか作れない状態だったのですが、Sさんと共に広報戦略を説明し、理解を得ることに成功したのです。このインタビューを実施することで、これからにつながるメディアリレーションを築くことができました。

副業人材を通し、様々な知見・ノウハウを得ることができた

Sさんとのコミュニケーションで、気をつけているポイントなどはありますか。

竹市氏

Sさんは広報に関しては経験豊富ですが、ゲーム業界は未経験でした。そのため、この業界における日本や諸外国における広報文化・ルールの違いやNGとされることなどを、理解いただきながら戦略を考えてもらっています。

Sさんと一緒に仕事をして、学びになったことは?

竹市氏

数多くありますが、特にメディアの特性を踏まえた考え方ですね。このネタならこの部署にリーチした方がいいといった、実践的なアドバイスも役に立っています。また、マネジメント層に対して、こうした提案だと納得してもらえるなど、社内説得のためのプレゼン術も近くで学ぶことができています。

副業人材を活用して、逆に難しいと思った部分はありますか。

竹市氏

正社員は業務に対して、フルコミットが当たり前です。一方で、副業人材はそれができないのが、難しい点だと考えていました。しかし、広報・PR戦略の立案から実行に関しては、Sさんにフルコミットいただけているので、現状ではそこまで難しいと感じる部分はありません。ただし、Sさんは多忙な方かつ副業は限られた時間なので、スケジュール上ここは絶対に連絡を取りたいといったタイミングがあれば、事前に知らせてスケジュールを押さえるように工夫しています

最後にlotsfulをご活⽤いただいたご感想を教えてください。

竹市氏

Sさんのように、当社が求めていた広報の豊富な経験とノウハウを持つ人材を正社員採用で見つけるのは、非常に難しい状況です。しかし、lotsfulならそのような優秀で希少な人材を、副業という働き方を通じて、企業とマッチングさせられるのだなと実感しています。

寺澤氏

求める人材のヒアリングから、マッチング・ジョインまで、丁寧にスムーズに進めてもらえました。多くの企業が、採用課題をどのように解決するべきか分からず、どこに頼るべきか見えない状況だと思います。そうした中で、副業がもっと当たり前のサービスになれば、それらの課題を解決し、働き方改革をはじめ、企業そして個人の成長など様々なことをサポートできるのではと感じましたね。

(編集・取材・文:眞田幸剛)

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